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Photo bytama3ro

壁を目の前に嘆くより…

    順調に歩いていたはずが、
    目の前に障害が現れ、
    それがまるで壁のように立ちはだかったとき、
    自分の力のなさに失望し、
    これまでの歩みを後悔することがあるかもしれない。
    だからといって壁を恨めしく眺めていてもなにも変わりはしない。

    それに壁はなにも道を塞ぐためにだけあるものではない。
    座り込み右手を伸ばしたときに壁があれば、
    きっとそれは支えになってくれるだろう。
    転んで突いた左手の痛みを壁が癒してくれることもあるだろう。
    もう歩けないと、倒れそうなとき壁が後ろを支えてくれるかもしれない。

    見つめているだけの壁は、
    より高く感じるだけだ。
    少し視線を変えてみれば、
    ほんの少し体の向きを変えてみれば、
    もたれれば体を休ませてくれるかもしれない。
    一服してためた力をつけたとき、
    壁はもう振り返った場所にあるかもしれない。

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    観察型コラムニスト/エッセイスト| 試合と日常の「流れ」を書く 「スワローズ観察日記R」 「紘野涼のフリーハンド」

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