
真っ白なキャンバス
真っ白だと思っていたキャンバスは、
近くで見ると傷だらけだった。
あなたはそれを見せない為に、
いつも遠くから僕にいろいろなことを伝えようとしたんですね。
でも今はわかります。
白くいることは、決して楽に生きてきたわけではないことを。
触れてみると、なんども傷跡を隠そうとしたことがわかるから。
真っ白だと思っていたキャンバスは、
近くで見ると少し汚れていた。
あなたはいつもそれを見せないために、いつも僕を突き離し自分の足で歩くことを伝えようとしたんですね。
でも今はわかります。
純粋でいることは、決して逃げることではないということを。
だってほら、触れてみると、なんども汚れの後を塗り直したのがわかるから。
白いキャンバスを持ち続けることは、
逃げることではなく、傷つくことを恐れることではなく、
それに負けない強さを持つことだと。
あなたが僕に伝えたかったのは、きっとそのことだったんでしょう。
傷ついても、汚れても、なんども塗り直して。
今はわかります。
白いキャンバスを持ち続けるには、
本当の強さを持っていなければならないってことを。