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合いカギ

    本棚から足に何かが落ちた
    鈍い痛み
    カギだった

    朝顔が枯れた
    つぶやきながら背中を向けている
    だれへの言葉でもないのは
    僕が
    まだ起きていないと思っているから

    シーソーは傾いたまま
    あやすように
    ただ抱きしめる
    肩の震えが止まるまでずっと

    降りたシーソーは同じ傾き

    カギが合うドアはもうない
    なにをすべきかわからずに
    受け取ったときのまま
    光らない銀色は黙っていた

    だれのものでもない朝顔は
    だれかの手で捨てられた

     

    「スワローズ観察日記R別館」&「紘野涼のフリーハンド」の紹介


     

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