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Photo bynon_file

坂の途中で

    夢を叶えた瞬間が
    転がり落ちるスタート
    あとで気付く

    勢いよく登って
    有頂天になっていたら
    足場はほんの少し
    急な下り坂を
    転がり落ちていく

    頭から

    肩から

    横なのか

    縦なのか

    わからない

    自分ではどうしようもない

    勢い

    そのとき見たものは
    死の瞬間に見るといわれている
    走馬灯

    過去を振り返り
    想い出に浸っているうちは
    まだ転がり落ちている途中

    生きていれば
    歩く道は
    上りにしろ
    下りにしろ
    坂ばかり

    誰もが皆、
    同じように歩んでいる

    真っ直ぐなアスファルトの道は
    人が夢見た幻想
    歩く道は
    足跡が作る

    もし
    まだ想い出に浸っているなら
    転がり落ちている途中

    目指すものを見つけたとき
    止める力が湧く

    前を向いて
    夢を語り始める

    傷は恥じるものではない
    それは経験だから
    痛みを忘れる必要はない
    それは生きているということだから

    痛みが和らいだら
    目の前の坂に
    足をかける

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    紘野涼のフリーハンド紹介

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    観察型コラムニスト/エッセイスト| 試合と日常の「流れ」を書く 「スワローズ観察日記R」 「紘野涼のフリーハンド」

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