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Photo byjoyoripe

ジグソーパズル

    ジグソーパズルにはいろんな絵が描かれている。
    ひとつでも欠けてしまえば完成はしない。
    例えそれが背景の部分であったり、端の部分であったとしても、無駄のものはない。

    背景の場合同じ色をしていても、形が微妙に違っている。
    無理やり押し込めば、折れ曲がってしまう。
    それぞれ役割がある。

    人にもそれぞれ役割がある。
    我慢をして無理にそこへはまろうとしても、折れ曲がり歪む。
    全体のバランスが崩れる。

    自分がはまるパズルがある。
    完成を待っているパズルがある。
    ひとつでも欠けていては完成しない。
    無駄な命などひとつもない。
    無駄な人などひとりもいない。

    抜け出すことを怖がらないことだ。
    自分の場所を探すことを諦めないことだ。

    ひとつのピースでいることは、孤独かもしれない。
    てに取ってもらうまで、寂しい思いをするだろう。
    絵が合っていても、違う場所にはめられそうになり、傷つき折れてしまうことがあるかもしれない。
    でも待っている場所がある。
    つながろうと待っている人がいる。
    絵は、ひとつでも欠けたら完成しないのだから。

    それが、金や地位や名誉ではなく、幸福ということなのではないだろうか。
    そういえばピースの意味は平和という意味だ。

     
     
     
    観察型コラムニスト/エッセイスト| 試合と日常の「流れ」を書く 「スワローズ観察日記R」 「紘野涼のフリーハンド」

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