
愚者でいい
自分を賢者という人は
耳障りのいい言葉を使って
道の正しさを解く
考える必要などない
言うとおりにすればいい
歩かされる道の下には
何があったのかを教えずに
賢者の言いなりに、
なりたくないから僕は
考える愚者でいたい
馬鹿だと言われても
自分で道を選ぶ愚者でいたい
自分を勇者という人は
大きな声で力を誇示し
戦うことを正義という
怖がる必要などない
危ない時は助けてやる
振り向くのを許さずに
逃げ道を用意して言う。
そんな勇者のために
戦いたくないから
愛する人のために戦う
愚者でいたい
貧しくても
自分の大切な人を守る愚者でいたい
自分を聖者という人を
どうして信じることが出来るだろう
自慢話は空虚な誇り
見知らぬ人のために
汗や涙を流す人は
いつも黙っている
賢者に聞くことなく
正しい道を自分で選び
勇者の力を借りず
大切なものを守るために立ち向かう
聖者よりも、
沈黙する無名な人の声に耳を澄ます
愚者でいい
例え馬鹿だといわれたとしても
心を獲られるより
歩む道を決められる愚者でいたい