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無理は続かないし、あなたが休んでも会社は回る(『老子』二十四章)

    今回取り上げるのは『老子』二十四章からの言葉。

    跂つ者は立たず
    (読み:ツマダつモノはタたず)

    『老子』二十四章

    つま先立ちしている人は長くは立っていられない、という意味。

    つまり、無理は長く続かない、ということです。

    人は無理しがちです。

    特に繊細で責任感の強い方は、周囲の目を強く気にしてなかなか休もうとしません。

    残業や休日出勤が続いていても、

    ・先輩も仕事だから。
    ・上司の命令だから
    ・他の人は休んでないから。

    などの理由で仕事を続けてしまいます。

    すると体と心に徐々に悪影響が出てきてしまいます。

    ・夜なかなか寝付けない
    ・朝いつもより早く目が覚めてしまう
    ・楽しかったことが最近楽しくない

    こういった症状が出ても放っておくと、ある日突然、心が壊れてしまうのです。

    涙が止まらなくなり、外にも出れません。

    やる気は起きず、食欲も湧きません。

    スマホの通知が怖い。

    朝が怖い。

    音が怖い。

    ・・・

    実際、私がそうでした。

    残業や休日労働、上司との人間関係が原因で疲れていたのに、

    めまいや立ちくらみがして、さらには睡眠障害も出ていたのに、

    「仕事だから」と言って無理をした結果、心を壊してしまいました。

    そうなると、休職をして心療内科やメンタルクリニックに通いながら休むことになるのですが、治るまでにすごく時間がかかってしまいます。

    もっと早い段階で休んでいればここまで事態は悪化しなかったのに、と今でも後悔しています。

    跂つ者は立たず
    (読み:ツマダつモノはタたず)

    『老子』二十四章

    繊細な方はいつも人並み以上に頑張っています。

    ですが、自分を犠牲にしてまで頑張る必要はありません。

    ずっとつま先で立っていると疲れてしまいます。

    長く立っているためには、時々休憩を挟んで無理をしないことが大切です。

    仕事が心配になるかもしれませんが、実際のところ、人が一人休んでも会社は回るので全く問題ありません。

    私のときも、いつのまにか他の人が担当になって仕事は勝手に進んでいました。

    辛い仕事を、わざわざあなたが心身を壊してまでやる必要はないのです。

    最近辛いな、無理をしているな、と思う場合は休みましょう。

    無理は続きません。

    今のご時世、働き方は無限大です。

    健康であればなんだってできます。

    まずはしっかり足を地面につけて、自分のペースで前に進んでいきましょう。


    中国古典が初めてという方には、分かりやすい現代語訳・原文・解説で楽しく読める「ビギナーズ・クラシックス」シリーズがおすすめです。


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