
「行動する」とは「挑戦する」ということ(『荘子』庚桑楚篇)
今回取り上げるのは『荘子』庚桑楚篇からの言葉。
行う者は、其の行う能わざる所を行う
(読み:オコナうモノは、ソのオコナうアタわざるトコロをオコナう)
行動するというのは、これまで行うことができなかったことを行うということである、という意味。
「行動する」とはどういうことかを述べた文です。
つまり、今までできなかった物事に挑戦することこそが「行動する」ということなのだ、というお話ですね。
人間には動物としての生存本能が備わっており、無意識に危険を避けるようにできています。
少しでも生存確率を上げて、後世に子孫を残すためです。
例えば、私たちは集まってコミュニティを形成したり、未知の物事に不安を感じたりしますが、これも生存本能が理由です。
孤立すると外的に襲われやすくなりますし、未知の場所に行くと危険に遭遇する可能性が高くなります。
そのため、人間は無意識に危険を避ける動きをするわけです。
それはこの文明が発達した時代でも変わりません。
私たちは未知の危険を避けるため、無意識に危険の少ない行動(習慣)を繰り返します。
いつも同じ道を通る
いつも同じお店に入る
いつも同じ作業をする
などなど、私たちの日常は習慣によって形成されていると言っても過言ではありません。
習慣化による「いつもと同じ安心感」を、人間の本能が求めているんですね。
しかし、いつもと同じことをしていては結果は変わりません。
同じ道を通っていては景色は変わり映えしませんし、同じお店だけだと新しいお店に出会える機会がなくなってしまいます。
現状を変えるためには、何かきっかけが必要です。
運や偶然に任せるとコントロールすることができませんが、自分の行動であれば意識して変えることができます。
今までとは違うことに挑戦してみたり、新しいことを学んでみたり。
そういった小さな変化を起こして自分を変えていけるような、「行動できる人」になりたいなと思います。
行う者は、其の行う能わざる所を行う
(読み:オコナうモノは、ソのオコナうアタわざるトコロをオコナう)
行動するというのは、いつもとは違うことに挑戦するということ。
無意識の習慣を繰り返すだけでは行動したとは言えません。
意識して自分の日常に変化を起こしていきましょう。
どんな小さなことでも大丈夫。
その積み重ねが、「行動する人」に繋がっているのですから。
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