
【第3章】悔しさが、僕を強くした。
中学入学直後、身体の成長が遅くて出遅れた。
3年生の試合に同級生が出ているのを見て、
正直、悔しくて悔しくてたまらなかった。
毎日ボールを蹴り続けて、
ようやく夏過ぎに試合に絡めるようになった。
3年では県選抜にも選ばれたけど、
それでも中学では中心選手にはなれなかった。
そして、忘れられない出来事がある。
海外遠征での試合前、
友達がユニフォームを忘れてしまった。
コーチに「おい、お前取りに行ってやれ」と言われ、
泣きながら1人で走って取りに戻った。
その試合には出られなかった。
あの時の悔しさ、今でも鮮明に覚えている。
でもあの出来事があったから、
「もう誰にも負けたくない」と思えた。
中学最後の大会では、
チーム史上最高の結果を残せた。
試合会場で負けたあと帰り支度をしている時の出来事、僕たちの近くを通りかかった1人の男の人に何気なく交わした「こんにちは」が
僕の未来を変えることになる。
のちに知る、強豪校の監督だったその人に、
その何気なく交わした挨拶がきっかけで僕のプレーを見てくれるようになり、スカウトされた。
努力は、ちゃんと誰かが見てくれている。
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予告
次回、第4章
強豪校での挑戦、そして新たな壁。
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