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【10月28日】お誕生日くらい王様の椅子に座って1日をすごしてほしい

2026年10月28日、26歳になった庄司浩平さんへのお祝いnoteです。

お誕生日という特別な日

お誕生日はいくつになっても嬉しい。わたしはもう十分に大人と呼べる年齢だが、今でも自分の誕生日は特別な日だ。
1年は365日あって、そのいずれかの日がどこかの誰かの誕生日だなんて、いかれ帽子屋に言われなくたって分かっていることだというのに、やっぱり生きる事に慣れてしまうと忘れてしまう。

なにげない日に色づく瞬間がある。
何もなければただの平日だったはずの今日も、つい2ヶ月前くらいに落ちた沼の主のおかげで意味を持つ日となった。

永遠に終わることはないのではと思っていた夏をすっかり隠して、陽が落ちてしまえばさらに冷えた空気をまとっていた。
わたしは残業を許さずケーキ屋に走った。お気に入りのケーキ屋さんは昔テレビ番組に出たことがあるらしく、入り口にその時の何かの切り抜きが貼ってある。すっかり色あせたそれを見て、美味しいもんね、とそう思う。

でも今日はその扉は閉まっていて、すでに電気も消えていた。ホールではないケーキを買うだけだから予約はしなかった。今までカットケーキを1人の夜のために買いに来ないから知らなかったけれど、もしかすると平日は閉まるのが早いのかもしれない。

もう少し先に行ったことがないけど気になっているケーキ屋さんがあったはず。そう思ってさらに走る。
お誕生日配信まであと40分くらい。別にスマホで観るだけだから家まで間に合わなくてもいいんだけど。
そう思ったけれどやっぱり座って落ち着いて観たい。帰り道で観るのはなんだか片手間な気がして、何がなのかは分からないが失礼な気がした。

ケーキを買って、ビールを買って。
同僚の実家で育てたといういただきもののカボスを絞ったら普通のビールが高級クラフトビールみたいな味になった。美味しい。
閉店間際に飛び込んだケーキ屋の店主は優しそうなおじさんで、わたしが悲しい顔をしていたからなのか、看板をしまう手を止めて「あるやつでよければ」と招き入れてくれた。
選ぶほどには残っていなかったが、ケースの中はどれも可愛くて、チョコレート派のわたしが普段だったら選ばないラインナップになった。


わたしが1番感動したのは

ボランティアをやっている、というだけではそこまで思うことはない。
むしろ本が好き、子どもが好き、と公言しているから、やってるよね!なるほど!となるくらい意外性はないともいえる。
このタイミングでのSNS発信に唸ってしまっただけだ。

庄司浩平沼にはまっているみなさまは、今必死に情報を追いかけて、グッズを枯らし、雑誌を複数買いする。それが推しの収入源になるのだから、課金させてくれてありがとうなのである。
それはもう素敵なファン心理であり、沼の底にいるわたしとしては、自分がどこまでやるかは置いておいても、ともに歩もうぞの精神でもし町で会えたらがっつり握手の同志なのである。

その『推しのためならば』と緩めた財布の中身を完璧に近い形でコントロール下に置いてしまったことへの感動である。

ブックサンタのことは何年か前から知っていた。だってわたしは大人だから。SNSを長く漂っていると、何やら良いものを知る機会も多い。もちろん雑味のある情報も多いが。
わたしは大人だからアンテナの方向を、世界の優しさや、きれいでピカピカとしたものにも立てることができる。
子どもが生まれたとき、何もかもが透明で濁りがなくて、純度の高さに驚いた。子どもの黒目の黒、白目の白、コントラストが美しくて、ぴんと張った皮膚はまだ傷ひとつなくて本当にきれいだった。

そうやって世界の解像度があがった。大人と子どもを本当の意味で認識することができて、そしてわたしは大人なんだとそう思った。

実際に子どもを持ってみないとそこに気づけないのだから、わたしは未熟で想像力がないのだと思う。
そんなわたしはお勧めの本も、絵本も持ち合わせていない。活字は嫌いではないけれど、思い入れのある物語を語れない。


王様の椅子に座って

これはわたしが20年近く気に入って使っている祝いの言葉である。
『今日、誕生日なんですよね』と聞けば、ほとんどの人が「おめでとう」と言うだろう。祝われるのが嫌いという人ももちろんいるだろうが、自分から誕生日を申告する人であれば、おめでとうが正解であることが多い。

普段どんな生活をしているのか。何か大変なことがあるのか、楽しいことがあるのか、つらいことがあるのか、仕事が忙しいのか、ちょうど落ち着いたところなのか。みんなそれぞれ生きていれば色んなことがある。
だからお誕生日くらい誰からも大切にされることが当然であるかのようにすごしてほしい。そんな願いを込めて。

26歳のお誕生日おめでとうございます。
こちらは沼の底で勝手に楽しみますので、どうか健康第一で良い1年になりますよう。
残り少ないですが今日は王様の椅子に座っておすごしください。



ブックサンタについて

どんな本がいいのかな?と考えて、一冊だけ高校生の時に本屋さんで見つけて友達と爆笑しながら読んだ絵本を思い出した。
オンラインショップにはないので、リアル書店に行ったら売ってるかな?


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