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会ってハグして笑いあって。

    横山小寿々

    生きている間にどれだけ人と出会うことが出来るんだろう。と、
    最近よく考えている。
    若いときは全然意識したことがなかったのに、そんなことを考えるようになったのは歳を重ねたからかもしれない。

    病気の身体になって、もう六年になる。はやいなぁっと思うし、まだ六年なんだって思う。最初の数年はどうにかして治したい! なんとかするんだって思いが強くて、でも思いとは反対に病状は悪化するばかり。
    一生寝たきりか……と絶望し、落ち込んで痛くてだるくて、本当に苦しい毎日だった。
    けれど、夫や娘の熱い愛情のおかげでちょっとずつ気持ちが起き上がり、身体はしんどくても、気持ちはぐんぐん健やかになっていきました。今もこうして文章を書いたりできて、読んでくださる方もいる! 
    とっても有難いです。

    今も身体が良くなるために効きそうなことを試しながら、1日1日を丁寧に大切に過ごせることが、とても幸せだと思う。
    病気になり、必然的に一人でいる時間のほうが多くなった。
    でもそれは、孤独ではなくて、世界にたった一人しかいない自分とゆっくり向き合うための時間なのだと感じている。
    以前より心が軽やかなのは、出会ってくださった方々のあたたかい気持ちをいただいているからだと思っています。
    本当にありがとうございます!

    もともとセラピストを生業としていたので、人と会ったり、誰かとお話することが大好き! いろいろなところへお出かけすることも好きで、よく一人でカフェや温泉に行きまったりと癒しを味わうこともありました。
    しかし病気になり、生活は一変。行きたいところへ「すぐに」行けない悲しさ、やりたいことを「すぐに」できないもどかしさで、嫌だー! つらい……と拗ねたり、メソメソどんよりすることもありました。

    ずっと痛いし、だるいし、脳がぼやぼや苦しい。のが日常なので同病の方達も本当にしんどいだろうな、といつも思っています。なんて言うか当たり前に出来ることができなくなり置いてきぼりになった様な感じ。
    (いつか同病の方たちと寝ながらワイワイしたい! 寝ながらフォーって騒げるカフェとかそんな施設があったら嬉しいなぁ)

    しんどいからって
    悶々としていても仕方がない!
    去年から病院以外の外出をもっと楽しみたい! そんな欲がもりもりと育ち始め、
    育った気持ちを刈り取るのは嫌だなぁ、と思い「出かけたい」という思いを家族に伝えてみました。
    出かけた後、体調がどんな風になるかわからないけれど、「行ってみたい」思いを無視したくない。
    それからは、ライブに行って、「いつか観てみたい」を叶えたり、少しずつですが外の空気に触れたり、やっぱり外出っていいな! ワクワクする! イエーイ! と冒険を満喫しています。
    でもそんな楽しい気分の後には、発熱、嘔吐、めまい、身体中の痛みが増す……といったオマケがついてくる。
    最初は、楽しんだ後に病状が悪化したり動けなくなるなら、どこにも行かない! 何もしない! と思ってしまうこともありました。
    友人から「会いたい」と連絡がくることが、嬉しくてとても有難いことなのに、以前の自分と違うことが少し怖くて、そして悲しい。みんなが「体調が悪くなったら会う日は変更すればいいよ」と言ってくれる優しさに「うん」と頷けるようになったのもつい最近のこと。それまでは、申し訳ない気持ちでいっぱいだったけれど、たくさんの人の優しい気持ちに感謝しようって素直に思えるようになりました。

    そんなとき
    「静岡に行くので少しでも会えませんか?」と、くーや。さんが声をかけてくださった。


    ちょっと前の私だったら
    家族に迷惑かけちゃうし、途中で
    体調が悪くなって心配かけちゃったらどうしよう。などと思っていたと思う。
    だけどその連絡をいただいた時、
    「嬉しい! 会いたい!」
    わくわくする気持ちで胸がいっぱいになり不安なんて吹っ飛んでしまった。
    くーや。さんも
    「体調のことがあるので、無理しないでください!」
    と気にしてくださり、ぎゅっと固くなっていた気持ちが和らぎました。
    静岡に行くことになったくーや。さんが、「静岡って小寿々さんがいるよね」って思い出してくださって。そんな風に自分のことを思い出してくれたことがとっても嬉しかったのです。
    何度か連絡をし、時間の調整をして、
    お会いする当日になり、ドキドキワクワクしっぱなし!
    私は一人で出かけることが難しいので出かけるときには、もれなく夫か娘が一緒に付き添ってくれるのですが、くーや。さんとは家族みんなでお会いしたい! っと、横山家メンバー(夫、私、娘)でお会いすることにしていただきました。
    駅のすぐ近くのお気に入りのカフェで待ち合わせをし、新作のラテを飲みながら待っていました。夫が外にいたので、くーや。さんがすぐに気がついてくださり、私も事前にくーや。さんから当日、デニムの着物を着ていきますと聞いていたので、すぐにわかりました。(デニムの着物姿が素敵だった!)
    「わ~会えた! 会えましたねー!」とみんなでにっこにこでした。
    くーや。さんが描かれているイラストの優しい雰囲気を、くーや。さんも持っていて、やっぱり文章とか、作られる作品に、その方の性格や雰囲気が出てくるんだなぁ~と思ったりしました。
    くーや。さんがこの後行かれる旅行の話や、ここのカフェのことや
    とりとめのない話をして、こういう時間とっても幸せだなぁ~と思いながら
    横山家メンバーとくーや。さんとでにこにこ穏やかな時間を過ごしました。
    初めてお会いするのに、
    初めてな気がしなくて。
    何度もハグしちゃって!
    くーや。さんのお話を聞いてたくさん笑って元気をいただいたり、
    私の口から飲み物バビュっとこぼれたり(夫が拭いてくださったよ)
    夢を語り合ったり、住んでいる地域の話をしたり、少しの時間でしたが心満たされる時間でした。

    くーや。さんとはnoteで出会いました。
    SNSの出会いだと、何かを買わされるとか、ビジネスの勧誘とか、そういった目的で人に会いたい人もたくさんいると思いますが、損得勘定なしに、
    私は私に会いたいって純粋に思ってくれて、
    お会いした時にお互いに
    「会えてよかったね」って元気をもらえる
    そんな時間が好ましく思うし、
    会いたいって思っていただけることも嬉しい! です。
    実際に会えなくても、会いたいなぁって思ってもらえることも嬉しい。
    そしてタイミングよくお会いできることも凄く嬉しいです。
    どんなに会いたくても会えない時もあるので、タイミングが合わないとか、体調の急変とか、距離とか。だからお会いできることが本当に嬉しいです。
    会いたい! と素直に声をかけてくださったくーや。さんに心から感謝しております。
    本当にありがとうございました。
    また会いましょうね! とお見送りした時のくーや。さんの笑顔を今も大切に思い出しています。

    noteをはじめて4年。
    アクティブな性格だけれど、病気になってからアクティブになれない体と折り合いをつけて暮らしていくことを学んで、今できることをたくさん楽しもうと思っています。
    今年は去年よりたくさんの人とお会いする機会があって、いろんな刺激を受けました。
    身体の調子があるので、やりたいことや会いたい人に100%、やれている、会えているわけではないのですが、それでも一歩ずつ進んでいると思っています。
    まだまだ会いたい方もいて、一度会ってもまた会いたい方もいて。そんな風に思えることに有難く感謝の気持ちいっぱいになっています。
    歳を重ねてきただけではなく、病気になったことで、虚勢を張ったり、カッコつけることもできなくなり、そのまんまの自分でエッセイを書いているので、会ってくださった方々に、そのまんまですね! とか、家族めっちゃ仲いいですね! と褒めて? いだだきます。本当に有難いです。(でもいつもより変なことは言わないように気をつけているし、変なこと言わないか、家族に見張ってもらっている)
    来年もいろんな人とお会いしたいし、
    お話をしたい!
    たったそれだけのことですが、
    私にとっても大きな目標というか、生きていく楽しみなのです。
    そのためにも、日々精進しながら
    上手に身体と付き合って元気でいたいと思っています。
    今年も残り少なくなってきましたが
    出会ってくださった方々に
    感謝の気持ちいっぱいです!

    毎日寒いので心も身体も
    あたたかくしてお過ごしくださいね。

    最後まで読んでくださり
    ありがとうございます。
    心から感謝の気持ちを込めて。

    横山小寿々

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    作家|「奇跡を、生きている」青春出版社|ME/CFS|ぐらすらんどわーるど名で娘と童話やイラストを制作しています|『陽向晃央』名で夫と書いた 恋愛偏差値迷走中恋のマッスルパンケーキがコミカライズ化☆https://www.amazon.co.jp/dp/4413232763

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