
『孤独のトイレ』
タイトルを見てニヤリとした貴方は、さては深夜テレビ通ですね。
おっさんが独り飯を堪能する名番組の、お題パクリで失礼します。 「ふぅ、一息つきたい……」。そんな時、現代社会で唯一、誰にも邪魔されず「個」に戻れる癒しの聖域――それがトイレタイム(食事中の方、失礼!)。 今回は、この数分間の至福を彩る、さっと読めて深く刺さるおススメ3冊のご紹介です。
(1)『心の処方箋』(河合隼雄著) 「自立とは依存の上に成立する。感謝がなければただの孤立である」。 ふと人付き合いに疲れた時、こんな言葉が処方されます。狭い空間で自分自身と静かに対話するひととき、こんがらがった心が見事に治っていくんです。
(2)『ポケットに名言を』(寺山修司著) 芸人の小沢さん曰く「ぱっと開くと探していた言葉が見つかる」一冊。 「今の自分とは、過去の自分の記録である」。……深い。数秒で意識を日常の外へと飛ばせる短文の妙は、まさにトイレ読書の理想形といえます。
(3)『プチ哲学』(佐藤雅彦著) 「ピタゴラスイッチ」監修の佐藤さんによる、見開き2ページの思考の旅。 鋭い感性であぶりだされる世の中の本質は、孤独な時間にこそよく響く。思わぬ仕事や生き方のヒントが、便座の上で見つかるかも?!
以上です。 「たかがトイレ、されどトイレ」。ユルイ時間だからこそ、普段は見落としがちな深い学びが舞い降りる。皆さんも、自分だけの「孤独のトイレ」を彩ってみてはいかがでしょうか?