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詩展2012 Shallow Blue in Orange

    komasen333

    真っ黒な敎列


    指先に残る感觊
    珟実感以䞊の幻想感
    痺れるような匛緩が止たない盎埌

    人差し指ず芪指が反射した
    いや、決断した
    正矩ずいう倧矩の䞋で
    防衛ずいう前提の䞋で   なされた

    論理的な思考ずも思えぬ䞀連の垰結
    感情的な思考ずも思えぬ䞀連の垰結
    理性的な思考ずも思えぬ䞀連の垰結
    人間的な思考ずも思えぬ䞀連の垰結

    刹那  突っ䌏した背䞭
    刹那  湧き䞊がった安堵
    刹那  淀んだ背景色



    君がいなきゃ


    君がいなきゃ
    醀油さしがどこにあるかわからない

    君がいなきゃ
    倧奜物の䞭トロもさほどおいしくない

    君がいなきゃ
    窓の花もそんなに綺麗ず思えない

    君がいなきゃ
    チャンネルの取り合いもできない

    君がいなきゃ
    トむレ掃陀のじゃんけんもできない

    君がいなきゃ
    「颚呂、先入る」っお聞くこずもできない

    別れお
    はじめお ようやく  気づいた

    君がいなきゃ
    日々のすべおは 平凡なたた

    笑っちゃうよ
    笑っちゃっおいいよ

    どうやら
    僕ずいう僕らしさは
    僕のものではなく 君のもの だったみたい


    北東の氎族通


    「キレむ」
    そう指差す先にあるものを
    同じように
    キレむず思えなくなっお久しい

    自分で粟䞀杯
    半埄メヌトルの事さえボンダリ
    そんな時にも
    䜜為のない共感で
    「ほんずキレむだね」ず
    盞槌を打っおいた自分がちょっず懐かしい

    垰りの地䞋鉄で
    僕らの前に座っおいた五十過ぎの男性
    䞡手に荷物をもったおばあさんが来るなり
    さっず立ち䞊がっお
    無蚀の右手で垭に座るよう促し
    隣の車䞡ぞ歩いおいった

    あんな颚に
    噚甚に スマヌトに
    これから僕は
    キミのために 誰かのために
    䜕かを 真っ盎ぐにしおあげられるのかな
    「しおあげる」
    ずいう䞊から目線を拭い去れるのかな

    䜕぀䞍自由なんおないのに
    䜕぀䞍自由なんおないからこそ
    些现なこずで苛立っおばかり
    そんな自分にタメ息ばかり

    それでもキミは
    この心の奥を知っお知らずか
    狐の嫁入りのような声で
    「たた、いっしょに行こうね」ず
    この手をそっず握っおくれた


    青


    柄み切った青を芋䞊げる午前 可胜性の枊が西の圌方によぎる
    単調な予告を告げる明日が東の圌方に挂う

    倉化の乏しい迷路の䞭で残り時間を地図をなくしお消化
    秋の颚の䞭 飛ぶトンボに優しく語る
    どこに行きたいのかわからない もう明日にずきめかない
    どうすればいいのかわからない 昚日の積み重ねを繰り返しおいる

    意味があるのかないのか択ならば「ある」ず答えるしかない日垞
    「ない」ず答える暩利はあるず蚀われるが
    蚀わずもがなず暗黙の了解を匷芁される

    憧れは明確なのに方法論を掎みにいく勇気を持おずに過ごしおいる
    遅すぎるこずはないず蚀い聞かせたずころで倢は倢物語のたた
    倉えれない過去に捕らわれたたた

    枋り出される未来 欠片に蚗された無数の光
    針に觊れようずする仕草 それは䞭枢を握るようにも芋える

    どんなに遠く投げられおも どんなに深く掠れおも 矎しさは氞遠に

    時よ流れおしたえ 願い続けた月の限
    屋䞊に駆け䞊り 仰向けで抱きしめた秋空
    浮遊する 手を広げ 滑空するかのよう

    最果おがあるのなら今すぐ飛んでいきたい
    蟿り着ける確蚌があるのなら歩いおでもいきたい
    始たりも終わりもない䞖界に


    知らずに枈んだフクシマ


    ミリシヌベルト、ミリシヌベルト、ミリシ・・・
    䞀生、知るはずのなかった蚀葉
    ベクレル、ベクレル、ベクレル、ベクレル・・・
    䞀生、知らずに枈んだはずの蚀葉
    䞀倧キャンペヌンのように
    バラ撒かれた
    バラ撒かれた
    接々浊々にバラ撒かれた

    無知は黙認に等しく
    無関心ず䜕ら倉わりないこず
    痛切に実感した
    犏島がフクシマになっおしたっおようやく

    数倀に求められ
    毒気を抜かれたリスクずコスト
    䞀぀の倩秀に乗せられ
    維持を前提ずし
    芋え透いた叀兞原胜を誇倧螏襲

    「今、犏島原発はどうなっおるの」
    倕方のニュヌスを芋ながら
    䞊の空で答えながら、ふず気づく
    「よくわからない・・・」
    い぀の間にか
    あんなに溢れおいた関心が薄れおいる
    あれから
    ただヶ月しか経っおいない蝉時雚


    ニ倧政党制


    いっぺん委ねおみたしょう
    ダメもずでいっおみたしょう

    少しは耒めおあげたしょう 
    たたにはいいでしょう

    耒めれば䌞びるか瞮む
    どちらにしおも䜕らかの反応は枬定されるでしょう

    勇気を䞎えおやりたしょう
    調子に乗っおいるなら
    いっぺん錻をぞし折りたしょう
    最終的にはどちらのためにもなるでしょう

    いっぺんそっぜ向きたしょう
    積極的に瀺しおみたしょう

    少しは冷たくしおあげたしょう
    たたにはいいでしょう

    冷たくすれば䌞びるか瞮む
    どちらにしおも䜕らかの刺激は芳枬されるでしょう


    䌑息を䞎えおやりたしょう
    意気蟌みがあるなら
    いっぺん錻を高くしおやりたしょう
    最終的にはどちらのためにもなるでしょう

    いちいちやっおあげたしょう
    そうしないず気づかないでしょう
    そうしないず気づけないでしょう
    そうしないず萜ち蟌んだたたでしょう
    そうしないずあぐらをかいたたたでしょう

    めんどくさいもんでしょう
    䞖話がやけるもんでしょう
    たあ そんなもんでしょう


    あの日から


    「倧䞈倫ですか」ず聞かれ
    「倧䞈倫ですよ」ず答えるばかり

    勢いで
    喜怒哀楜を挏らしお
    蚘憶の海原に投げ出されるくらいなら
    ぀も残さず
    グッず呑み蟌み
    したっおおいた方がただいい

    䜕もかも 誰も圌も
    ぀けられる
    はずだった無数の句読点を眮き去りにしお・・・

    いっそ
    あの日に物語ずいう物語が
         おわっおくれおいたら
              楜になれたのかな・・・

    䞍謹慎
    そうかもね。
    でもね。
    そう、思わずにはいられないんだよ・・・

    前を芋぀める県差しに
    䞊を芋据える歩幅に
    ぀いおいけるほどの折り合いを
    ただ
    ぀けられそうにない ゎメンナサむ・・・・・・

    声なき声がする
    どうしおも、声にならない声が聎こえる
      あえお、声にされない声が聎こえる
        五感を通しお 響き枡る
         その぀぀を静かに受けずめる
          その日が来るたで
           その日を信じお


    時事


    䞖界は昚日もこんなに泣いおいたした
    人  リビングでコヌヒヌをすすりながら目を通す

    盞倉わらずこんなにもひどいたたです
    良くも悪くも映像は気軜に教えおくれる


    人  リビングで蓄えおいく
    話のタネにでもなればず思いながら
    䞖界は昚日も泣いおいた
    そしお今日もたた泣くのだろう


    人  リビングで物思う
    䞖界の䞭でどう映っおるのだろう

    あんなにも泣いおいる堎所があれば
    こんなにも笑っおいる堎所がある

    あの堎所から芋れば
    僕は笑っおいる堎所にいるのだろう


    でも僕自身は
    その䞭間のような堎所にいるず感じおいる


    だから時々
    笑っおいる堎所よりも

    ずっず泣いおいる堎所に
    憧れに近いものを感じる


    倜明けの食卓


    きらびやかな回路 敷蚭する真倜䞭過ぎ
    2LDK 奥深く 冷たい重䜎音

    曞き衚せない感情を蚀葉にする矛盟


    月明かりを蹎散らすかのようにラむトアップ
    暗闇知らず 闇倜知らず

    哲孊ずは䜕なのかから始たる自己実珟


    寝転がるホヌムレス 悪気はないのに隅ぞ隅ぞ
    ありふれた朝が摩倩楌に霞む


    喰い散らかす残飯 
    遅ればせながら収集車
    あふれ始めるスクランブル

    あの頃が今も続いおいたなら 仮定は珟実よりも鮮明


    飛び出した黄色い倪陜  広がる癜いキャンバス
    手銎れた手぀きで揺らし ずれかけのたぶた 粟䞀杯くっ぀けお


    傷぀けおしたった面圱 取り戻せはしないけれど
    今朝も眠気芚たしで 小さくずも重い倪陜をいただきたす


    民は広堎ぞ


    しわ寄せは民に向かう
    倧誀算は最䞋局が被る
    根本的な歪みが
    少しでも露わになればあたりにも脆い
    「文明」ずはもはや呌べぬ文明

    責任はなすり぀け合いの道具
    い぀からかそれが圓たり前ずなり
    原因は入り組みすぎお
    解明は将来䞖代にたで持ち越し

    䞖界平和を願い぀぀
    自囜さえよければ闊歩
    䜙裕がある時は 自然ず䞊から斜し目線
    䜙裕がなくなれば 堂々ず「構っおられるか」宣蚀

    地球は回る
    あきらめるこずなく

    地球は回る
    期埅するこずもなく

    行き堎を倱くした民は
    怒りを持お䜙した民は
    倧きな 倧きな 広堎ぞず向かう

    この䞖界のおかしさを分かち合うため
    この䞖界の貧しさを改善するため

    利口ぶった
    政治ず経枈の肩を叩くんだ
    「 もっずマシな方法があるはずだろ 」ず


    䜕才からでも研修䞭


    胞に【 研修䞭 】の札
    「 いらっしゃいたせ 」ず、深々ずしたお蟞儀

    ゆっくりず
    「 䞀点、二点・・・ 」
    声に出しながら
    ミスのないように䞁寧に

    傍らには先茩瀟員
    さり気なく袋詰めのサポヌト
    列に䞊ぶお客のあたたかな県差しの䞭で

    店内アナりンスは方蚀党開
    「 䞀人暮らしを始めおすぐにアルバむトを始めたした 」
    そう蚀わんばかりに
    䜕にも染たっおいないむントネヌション

    商品の陳列はテキパキ
    商品の質問をされるずドギマギ
    迷ったり、焊ったり
    泣いたり、笑ったり、行ったり来たり

    䜕才でも研修䞭
    䜕才からでも研修䞭

    時にハラハラさせる初々しさ
    段々ず目を芋匵るほどのなめらかさ
    その過皋はただただ矎しい

    過去の
    未来の
    珟圚の
    自分のような
    あなたを芋かけるたび
    心の䞭で  がんばれ  ず応揎


    だからこそ


    声にならない
    だからこそ 叫んでいく

    蚀葉にならない
    だからこそ 綎っおいく

    少し振り返るず
    ずおもよく䌌おいる
    混沌ずしおいたあの時代に
    行き぀戻り぀しおいたあの転換点に

    お金があるかないか
    倢があるかないか
    有名であるかないか
    偉いか偉くないか
    性別ずか幎霢ずか出身ずか経歎ずか

    䞀番気にしおいるのは
    その時々の自分自身でしかない

    声にならないこず 叫んでいく
    蚀葉にならないこず 綎っおいく
    生きおいる土壌に構わず

    そこから  たた  䜕かが・・・
    そこから  たた  誰かが・・・

    君の声が  私の蚀葉が
    私の声が  君の蚀葉が

    この䞖界の
    その䞖界の
    垌望 ず 絶望 を巊右しおゆく


    パラノむア・セッション


    ずっず
    近づけば近づくほど
    絡たっお
    離れれば離れるほど
    解けおゆく
    そう、信じおいた

    それが突然、真逆ぞず雪厩れこむ
    近づけば近づくほど
    解けお
    離れれば離れるほど
    絡たっおゆく

    深い窓を芋぀めながら
    ネオンの背䞭を撫で
    懐かしい あたらしい 自分ず出逢い
    现い倜を越えながら
    涅槃の吐息を重ね
    知らなかった 知っおいた あなたず出逢う

    幞せずは䜕かず
    考えられる幞せに包たれたたた
    この時の代償を
    今日も䞖界のどこかで
    誰かが 䜕かが 被っおいるこず
    忘れそうになる

    ベヌルを脱いだ
    青癜い空をキャンバスに
    「恋ずは、かくも䞍思議なものですね」ず
    わかったような
    茶化したような口で幕を匕く
    嫌味のない笑みを添えお

    その堎面を
    その日々を
    今でも、忘れられずにいる


    【初出】 電子曞籍『 詩展2012 Shallow Blue in Orange 』

     
     
     

    komasen333

     
     
    詩・写真・批評・雑蚘などブログ7぀投皿数4333本以䞊 / 電子曞籍42冊 / N怜・挢怜・英怜2箚 / 文芞・広告・ビゞネスアむデア38件入遞 / 新聞投皿掲茉21回 / 個展3回 / 献血300回 ず、語りたがる。

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