
連載小説 ここに僕はいたんだ #1
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#1
ひとりになりたいとき、私は必ず行く場所がある。
天満橋の駅から、地上に出た私はスタバでほうじ茶ラテを買った。
そして、そのまま橋の方へ歩いた。
私はこの橋から眺める大川の景色が好きだ。
春は両岸が桜で埋め尽くされ、水上バスが観光客を乗せていく。
橋の上から、緑が多いこの川岸の公園で過ごす人を眺めていると、心が落ち着く。
橋を渡り切ると、小さな交番がある。
いつもは行かないのに、私は吸い込まれるようにその手前の階段を川沿いの公園に向かって降りた。
すると、川辺の方から男性の声が聞こえる。
驚いて視線を声の方に向けると、そこには小柄な老人が両手を振り上げながら、ひとりで何かを言っていた。