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【朗読】 官能小説 「夜の滴り」 (ゆりゆりこ作)

ゆりゆりこさんの官能小説「夜の滴り」を朗読した。

帰宅して湯加減を知らせる合図を聞いた僕は、緊張しているのか固くなっている彼女の体をそっと包むように持ち上げた。

寂しかった?早く温めてあげないとね。
そう話しかけながら、温かいお湯で彼女の肌が染まっていく様子を眺め、その上を向いて固くなっている突起を摘むとまるで小さく鳴る鈴のような控えめな声と、隙間から漏れる熱い湯気のような湿気に
これから僕が味わうであろう快感に湧き上がる期待を止められなかった。

本音を言うともう、帰宅する前から興奮している。
毎晩彼女にしていることを想像すると、いつものコンビニになんて寄る気にはならなかった。

自らもゆっくり風呂に入り
いつものベッドに、紐で繋がれて身動きできない彼女を乗せ、その光景だけでも自分の息が荒くなるのを感じた。

──今日はこれを使おうか。
これまで何度も彼女のために……というよりも、僕自身の好みで買い揃えた「例のもの」を並べ、その中でも僕のお気に入りである、茶色くねじれた「それ」を手に取った。

彼女の固い突起を摘んだまま、小さな入り口に「それ」を少しだけ入れると、何か言いたげな目で僕を見た。
その目が、これじゃ足りないと言っているのは僕には手に取るようにわかる。

しょうがない子だな……
僕はもう理性など忘れて思いっきり彼女の中に「それ」を詰め込み、上から覗き込むように見ると、苦しさと快感に身動きが取れないまま、もうこれ以上は入らないと言っているような潤んだ目で僕を見ている。

苦しめたいわけじゃないんだ……けど、もう僕の理性はどこかに飛びかけている。
本当はもっと……と思うところだが、小さめな君の中を「それ」だけでいっぱいにしてしまうのは僕が嫌なんだ。

しばらく放置して眺めていると、先程から苦しそうにしている彼女にも限界が来たようだ。

……いいよ、全部出して見せて。

宙に浮くような姿勢で思いっきりお尻を持ち上げると、彼女は勢いよく液体を噴出した。

熱いくらいに熱を帯びている彼女の体を優しく包むように撫で、
沢山出たね……でも、ここからが本番だから……
そう声をかけながら先程よりも固く色が変わっても見える突起を再び摘み上げると、彼女の声はさっきとはまた違った、湿り気を帯びた鈴の音に変わっていた。

僕は彼女の目だけじゃなくて、そんなところも可愛くて仕方ない。毎晩好きなように可愛がって僕好みに育てると決めたんだ。
彼女は僕だけのものだ……誰にも渡さない。

そんなことを考えていたら、もう僕自身が我慢できなくなっていた。

……そろそろいいかな……
彼女もまた、興奮してじっとしていられない僕を、何かを期待しているような目で見ている。

今度は、動けずに取っ手のようになっている腕を後ろから掴み、彼女の熱くなったお尻をさっきよりも勢いよく持ち上げた。

静かな夜の部屋に響く卑猥な水音と、彼女の中から溢れるにおいは僕の理性を失くさせるにはもう十分だった。

ポタポタと滴り落ちるその最後の一滴までも愛おしい……
鼻を近づけて深呼吸すると、じっくりと時間をかけて彼女の中から抽出したその液体はまるで麻薬のように僕を夢中にさせる。

僕はその液体を何度も啜り、その度に強い幸福感と共に絶頂に達した。

ふと正気に戻ると、僕の気が済むまで何度も繰り返されたその営みに彼女はもうぐったりしてしまった。
──今夜はこのくらいにして、僕も寝ようか。

温かいお湯で彼女の中を優しく丁寧に洗い、そっとベッドに寝かせた。

さて……明日はどんな茶葉にしてやろうか……

台本: ゆりゆりこさん「夜の滴り」

きっかけは、えむのマイトンさんが今朝、家族に隠れてこっそり朗読しており、なぜか私まで熱烈オファーを受けてしまったからだ。これだからチ部は本当に恐ろしい。

こちらがマイトンさんの〝ねっとり〟バージョンである。

私は人生で初めての朗読をしたが、まさかそれが官能小説とは思わなかった。繰り返しになるが、これだからチ部は本当に恐ろしい。

マイトンさんは一発撮りだったそうだが、私は何度も噛んだし、その度に撮り直してしまった。

最初やった時は滑舌の問題なのか、とにかく聴きにくかった。理由を考えると色々出てきた。まず、母音より子音が聞きにくい。官能小説ということを意識すると、ウィスパーな方がいいかと思うが、それをやるとどうしても籠る。だがアナウンサーのような発声もまた趣きが異なると思い、結果として口をちょっと大きく開けながら、子音を少し意識するようにした。

また、口語ではない文語の発音に慣れていないため、そこもかなり難しかった。他にも難所は色々あったが、一番は「コンビニに」の発音で、「に」の二連打が本当に難しい。撮る前に何度やってもうまくいかず、結局そこは誤魔化さざるを得なかった。

また、文字であればすんなり入る言葉も音声にすると意味が多義的になる。今回でいえば「水音」。文字で見れば何の迷いもないが、声にすると漢字という補助線が消える。幸い「水音」はそのまま「みずおと」と読めるので意味は伝わるが、こうした同音異義語が出てきたら朗読ではどう処理するのだろう、と考えさせられた。

改めて、朗読というのは非常に奥が深い。普段から朗読配信などされている方はいて、私も聞かせていただくが、常日頃から並々ならぬ努力をされているに違いない。

今回の体験はいつも文章の世界で生きているからこそ気づけることもあり、今後の創作においても非常に勉強になった。

なお、まさか、ここまでで勘違いされている方はいないと思うが、これはまごうことなき中国茶の話である。

朗読していて喉が渇いた。
以前福州で買ってきた中国茶がまだあるので、少ししっとりとした気持ちで淹れたいと思う。

最後に、本作の朗読はゆりゆりこさん主催の「夜の滴り選手権」エントリー作品である。
我こそはという方はぜひチャレンジして欲しい。


そしてゆりゆりこ全裸監督による渾身の続編はこちらから!


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