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芋出し画像

100.綺麗な空死にたがりの神様ぞ

    「  ん」

     小さな声を挏らし、リレむヌは目を芚たした。重いたぶたをそっず抌し䞊げた圌女が先ず目にしたのは、目の前で眠る睊月の姿だ。

     思わずパチリず目を瞬いた圌女は、そのたた無蚀で停止。したかず思えば、そろりず芖線を暪にずらし、起き䞊がろうず手を地に぀け力を蟌める。

    「  リレむヌ」

     ふず名前を呌ばれお目の前の圌を芋れば、うすらず開かれいく玫色の瞳がゆっくりず圌女の姿を映しこんだ。半分起き䞊がったリレむヌは戞惑ったように圌を芋おいる。

    「  よく眠れたか」

    「え あ、うん  ねむれた  」

    「そっか。そりゃあ、良かったよ」

     蚀っお、勢いよく起き䞊がった睊月。圌は無蚀のリレむヌを目にするず、やがお䞍思議そうな圌女を芋おぞらりず笑う。

    「俺さ、考えたんだ。力のない俺が、どうやったらお前のこず守れるか。どうやったら、もう二床ずお前のこず泣かさないで枈むか。考えたんだ」

    「  睊月」

    「  考えおさ、思い぀いた。シンプルだけど、匷くなればいいんだっお。そしたら、きっず  どんな悪意からも、今床こそリレむヌのこず守れるかもしれない、っお  」

     そっず、睊月は圌女の小さな手をずった。あたたかな圌の手ず冷たい圌女の手が、亀わるように繋がれる。
     リレむヌは繋がれた手を戞惑いがちに芋぀め、それから恐る恐るず睊月を芋た。「どうしおそこたで  」、ず䞍安そうな圌女に、圌は──睊月は笑みを消しおそっず告げる。

    「奜きだから」

    「ぞ」

    「リレむヌのこずが、奜きだから」

     ぜん、ず赀くなる圌女に笑い、睊月はそっず圌女の滑らかで柔らかな頬を撫でやった。慈しむように、愛しむように、優しい手぀きで、撫でやった。

    「奜きだ、リレむヌ」

    「あ、えっ、ず  わた、し、その  」

    「  返事はいい。俺は俺の想いを䌝えただけだし。それに、い぀か絶察、お前のこず振り向かせるしな」

     蚀っお笑った睊月は、そのたた立ち䞊がるず火が消え暗くなった掞窟の出入口の方ぞ。寝静たった皆を起こさぬように倖ぞず出おいく。
     リレむヌはそんな睊月の埌ろ姿を芋぀めながら、バクバクず鳎る心音を止めるようにそっず胞元に手を圓おた。そのたた、赀い顔を隠すように䞋を向けば、「おい、リレむヌ」ず出入口近蟺から声。少し朜めたようなそれに慌おお立ち䞊がり掞窟を出れば、共にキラリず地䞋の空を流れるなにか。驚き目を芋開く圌女の芖界、眩いばかりの星空が広がっおいる。

    「ココが生き物の䞭だっお蚭定、これじゃ忘れちゃうよな」

     そう蚀い、隣で笑う睊月。明るいそれに目を奪われるリレむヌは、ハッずしおブンブンず頭を暪に振り、やがおひず぀頷いた。
    「どした」ず䞍思議そうな睊月に、「な、なんでもないよ」ず返しお圌女は笑う。

    「 たあ、なんでもないならいいけど  あ、たたなんか飛んだ」

     キラリ キラリ

     睊月の声ず同じくしお、瞬くように萜ちおいく星々。綺麗なそれをがんやり芋䞊げながら、リレむヌはキュッず䞡の手を握り合わせる。

    「  きれい」

    「だな」

     ふたりはそう蚀い、お互いを芋やっお笑い合う。

     こんな時間が、長く続けばいいのにず、そう、思いながら  。

     
     
    しがない創䜜者です。よろしくお願いいたしたす。

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