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英語で読む『赤毛のアン』 Chapter1-2

    こんにちは。
    こばちです。

    『赤毛のアン』
    Anne of Green Gablesの朗読、
    第2弾です。

    チャプター1の2段落目部分、
    いってみます!

    【朗読】

    YouTube (朗読のみ)


    【本文】

    There are plenty of people in Avonlea and out of it, who can attend closely to their neighbor’s business by dint of* neglecting their own; but Mrs. Rachel Lynde was one of those capable creatures* who can manage their own concerns and those of other folks into the bargain*. She was a notable* housewife; her work was always done and well done; she “ran” the Sewing Circle**, helped run the Sunday-school, and was the strongest prop* of the Church Aid Society and Foreign Missions Auxiliary*. Yet with all this Mrs. Rachel found abundant time* to sit for hours at her kitchen window, knitting “cotton warp” quilts*—she had knitted sixteen of them, as Avonlea housekeepers were wont* to tell in awed* voices—and keeping a sharp eye on the main road that crossed the hollow and wound up the steep red hill beyond. Since Avonlea occupied a little triangular peninsula* jutting out* into the Gulf of St. Lawrence** with water on two sides of it, anybody who went out of it or into it had to pass over that hill road and so run the unseen gauntlet** of Mrs. Rachel’s all-seeing eye.

    The Project Gutenberg eBook of Anne of Green Gables

    【語彙】

    by dint of: ~によって
    creatures: (「生き物」の意味で使うことが多いですがここでは)人
    into the bargain: そのうえ、おまけに
    notable: 有名な
    prop: 支えとなる人
    Auxiliary: 補助
    abundant time: 空いた時間
    “cotton warp” quilts: 綿縦糸のキルト
    wont: よく~する
    awed: 畏怖の念
    triangular peninsula: 三角形の半島
    jutting out: 突き出た
    run the gauntlet: 厳しい攻撃に遭う

    〇 she “ran” the Sewing Circle: 
    手元にある村岡花子さんの訳だと「裁縫の集いの中心」となってます。
    でもなぜここのranが ””で囲われてるんだろう。。
    ソーイングサークルをそのまま文字通り受け取って良いものか考えました。
    調べてみるとソーイングサークルは時々「女性たちのお喋り会」とも揶揄されるそうです。
    まぁ、そうですよね。
    女性が数人集まればお裁縫そっちのけでお話に夢中になるなんて容易に想像できます。
    世話焼きのレイチェルさんはこのお喋り会をも"ran(運営した)"という、作者のユーモアがここに表れているのかなと、私は解釈しました。

    〇 the Gulf of St. Lawrence:
    作中のアボンリーは架空の地名です。
    モデルとなっているのはモンゴメリーさんが住んでいたCavendishという場所。

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    プリンスエドワード島はカナダのここで
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    島はこんな感じで (Googleマップより引用)
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    島の北側にCavendishがあります (Googleマップより引用)

    そしてこの島はセント・ローレンス湾に浮かんでいるのです。

    〇 run the unseen gauntlet: 
    ガントレットは西洋の籠手こてのこと。
    上に記したように、run the gauntletで「厳しい攻撃に遭う」です。
    この表現も面白いですよね。
    籠手を世話しなく動かすのは身を守るためで、だから「厳しい攻撃に遭」ってるんでしょうね。
    何でも見通すレイチェルさんの見えない攻撃が向かう先は、hill roadを通るanybody、全ての人間なワケです。
    なんたって全部見てますから!

    【こばち的要約】


    世の中には自分のことそっちのけで人のこと構いたがる人はたくさんいますが、レイチェル夫人はもう、なんつーか、完☆璧。
    主婦業はおろか、あっちこっちの世話役もお喋り会の主催まで何でもこいです。
    更に更に、空いた時間には窓辺からアボンリーに出入りする人をじっと見張ってますからね!

    【あとがき】

    原文を読んでいると、
    モンゴメリーさんの表現の豊かさに
    幾度となく驚かされます。

    うわーこれどう訳すの?!
    と、手元にある村岡花子さんの訳本に
    また目を通します。

    (実は先週、
    初めて『赤毛のアン』を
    読み終えました)

    翻訳ってただ日本語に直せば良いワケじゃなく、
    正しい英語の理解の上に、
    物語世界の背景や文化の知識・理解、
    英文学を解し、
    更に日本語の文学的センスも要します。

    難しい技術です。
    だから私は翻訳しません(キッパリ)

    原文のその豊かさにワクトキし、
    村岡花子さんの訳になるほどーと唸ります。

    面白い作業です。
    少しずつゆっくり続けていきます。

    良かったら今後もお付合いくださいませ。

     
     
    青空文庫作品と英語作品(『赤毛のアン』)を、それぞれほぼ週一ペースで少しずつ朗読しています。 他、心惹かれるnoterさんの作品も時々朗読させていただいてます。 読書・映画・ドラマ記録も。 カナダ、プリンスエドワード島在住。

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