
英語で読む『赤毛のアン』1-8
赤毛のアンの原文を少しずつ、週一ペースで読んでいます。
【前回までのおさらい】
引きこもりマシューの不審な外出のワケを探るためグリーンゲイブルズにやって来たレイチェル夫人。
引くくらい清潔に保たれたキッチンで、何もかもキチッとしてないと気が済まないマリラが編み物をしています。
マリラの向こうに夕食の準備がしてあるテーブルが見えて。。
今回は8回目。
チャプター1の11~13段落目部分です。
YouTube (2025年5月UP)
【本文】
Mrs. Rachel, before she had fairly* closed the door, had taken a mental note of everything that was on that table. There were three plates laid*, so that Marilla must be expecting some one home with Matthew to tea**; but the dishes were everyday dishes and there was only crab-apple preserves* and one kind of cake, so that the expected company could not be any particular company. Yet what of Matthew’s white collar and the sorrel mare? Mrs. Rachel was getting fairly dizzy* with this unusual mystery about quiet, unmysterious Green Gables.
“Good evening, Rachel,” Marilla said briskly*. “This is a real fine evening, isn’t it? Won’t you sit down? How are all your folks*?”
Something that for lack of* any other name might be called friendship existed and always had existed between Marilla Cuthbert and Mrs. Rachel, in spite of*—or perhaps because of—their dissimilarity*.
【語彙】
fairly: きちんと
laid: lay-laid-laid(他動詞)置く、横にする
(※lie-lay-lain(自動詞/置かれる・横になる)と混同しないように!)
crab-apple preserves: クラブアップル(小さいりんご、りんご飴(小)のあれ)の砂糖漬け

fairly dizzy: かなりのめまい
briskly: きびきびと
folks: みなさん
for lack of: ~が無いので
in spite of: にもかかわらず
dissimilarity: 相違点
〇 tea:
言わずと知れた「お茶(紅茶)」、
と言いたいところですが、ここでは時間的に夕食ですよね。
そうなんです、teaは場所によって、家庭によって、「夕食」を指すこともあるんです。
私もニュージーランドに暮らしていた時にteaをよく耳にしました。
「tea準備してあるから」
とパーティーに呼ばれたので「tea」に「軽食」もあるかなと思って出かけたら、ガッツリした食事が用意されていました。
調べてみればteaは元々【お茶(紅茶)】ですがそこに【軽食】も加わることも多く、現代では軽くもなんともない単なる【食事】を指すこともあるそうです。
「teaが【軽食】なのか【食事】なのかは誘われる時間で判断する」
と、キウイ(NZ人)の友人が話していました。
基本的にイギリス、オーストラリア、ニュージーランドで用いられる言い方ですが、カナダもイギリスからの移民が多く住む土地ですからね。
アメリカではあまり見られない用法のようですが。
作中のここでのteaは恐らく【軽い夕食】を指すのだと思います。
グリーンゲイブルズの夕食は普段から軽めなのでしょう。
マリラもマシューも朝早く起きて働くでしょうから、朝はサッと、昼にしっかり食べて、15時のtea(紅茶+スウィーツ)、そして夕食もtea(軽食)になるのかなと想像します。
健康的!
【こばち的要約】
グリーンゲイブルズに入ってドアを閉めながら、レイチェル夫人はしっかりテーブルの上をチェックしました。
普段使いのお皿3つ、簡単な夕食、これは大した客じゃない!
じゃあマシューのおめかしは一体なに?
何にも起こらないはずのグリーンゲイブルズに何が起きてるの?!
マリラはいつも通りキビキビと夫人に挨拶しました。
まるっきり異なる性格のこの二人には昔から奇妙な友人関係があるのです。
【あとがき】
ついに、マリラと夫人の会話が始まりました。
恐ろしいほどに掃除が行き届いた庭、キッチン、そしてキビキビしたマリラ。
お喋り・世話焼き大好きなレイチェル夫人と、一体どうしたら相容れるのか!
このまま乱闘騒ぎになりそうなものですが、不思議なことに長年お友達なんですって。
ということで、続きはまた来週。
最後まで読んでくださってありがとうございます。