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3・11 特別編 あの日に想いを寄せて

あの日、私は出張で大分にいました。

午後の用件を終え、街のアーケードを歩いていたときです。
携帯電話が鳴りました。

妻からの電話でした。

その一言で、ただならぬことが起きていると知りました。

ホテルに戻り、テレビをつける。
そこからは、しばらく目を離すことができませんでした。

流されていく家。
押し寄せる津波。

地震大国日本の家が、
あんなにも容易く押し流されるのか――。

その映像は、建築に関わる者として
深く心に残りました。

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《あほう老士》は別のnoteで
こうに語っています
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これから家づくりを目指すあなたは、
《何を第一優先事項》として検討しているのでしょうか。

建築基準法で想定されている外力は、
地震力(慣性力)と強風です。

しかし現実の自然は、それだけではありません。

津波。
土石流。
堤防の決壊。
竜巻。

あるいは、
ゴルフ練習場のポールや電柱の倒壊。
ハンドル操作を誤った車の突進。

自然や事故は、
法律の想定など簡単に超えてきます。

だからといって、
「鉄筋コンクリートが良い」と言うつもりはありません。

ですが、もし家づくりを考えているなら、
土地選びには少し慎重になってみてはいかがでしょうか。

各市町村が公開しているハザードマップを見れば、
津波の想定区域かどうかは確認できます。

堤防が決壊したらどうなるのか。

等高線を見れば、
土砂崩れが起きそうな場所かどうかも
ある程度は想像できます。

道路状況を見れば、
事故の危険性もある程度は感じ取れるでしょう。

これらはすべて、
建築基準法の外側にある想定です。

そして、この想定には
法律の縛りはほとんどありません。

つまり、
建築主自身が考えるしかない部分なのです。

もちろん、
あなたにとっての第一優先順位を
《家族の安全》に縛るつもりはありません。

家づくりには、
それぞれの事情や想いがあります。

景色を大切にする人。
通勤を優先する人。
思い出の土地に住みたい人。

それぞれの価値観があって当然です。

ただ、
3月11日という日に、
建築士として一つだけ願うことがあります。

古来、住居とは
雨風をしのぎ、
外敵から身を守るためのものでした。

現代の家づくりでは、
それは当たり前の前提として、

デザイン

快適性

使いやすさ

といった「満足」が求められます。

もちろん、それはとても大切なことです。

ですが、
意匠やデザインに強くこだわるあまり、
構造の優先順位が後ろに回ってしまうことも、
残念ながらゼロではありません。

「えッ?」と思われるかもしれませんね。

この話は、
また改めて書いてみたいと思います。

3月11日にあたり、
家づくりに関わる者として
少しだけ想いを記しました。

                                            合掌

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《あほう老士》は別のnoteでこのように語っています
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