
「家屋調査はやりません」そう言われたとき、どう判断しますか?
隣の工事が始まる前。
施工業者に家屋調査をお願いしたところ、
こう返されることがあります。
「うちはやっていません」
――不安になりますよね。
でもまず、知っておいてください。
家屋調査は、
施工業者に法的な義務はありません。
やらないからといって、
手抜きでも違法でもないのです。
ここを勘違いすると、
話はこじれます。
――
では、そのまま受け入れていいのか。
結論から言うと、
何もせずに受け入れるのは危険です。
――
なぜか。
隣地工事による不具合は、
・ヒビ
・建具の不良
・わずかな傾き
といった形で現れます。
ですが、
「それが工事の影響だ」と
証明できなければ、補償はされません。
そして現実には、
《 証明できずに終わるケースが多い 》のです。
――
では、どうするか。
ポイントはシンプルです。
“記録を残す”こと。
これに尽きます。
――
施工業者に対しては、
こう確認しておきましょう。
・設計者も同じ見解か
・工事監理者も了承しているか
・工事保険の内容はどうなっているか
ここで重要なのは、
“答えの中身”よりも、
《 やり取りを記録する 》ことです。
「言いましたよね」は、
記録がなければ通じません。
――
その上で。
もし気になるのであれば、
やるべきことは2つです。
・自分で現状を記録する
・簡易インスペクションを検討する
これだけで、
状況は大きく変わります。
――
ただし、
ひとつだけ、忘れないでください。
あなたが家を建てたとき、
同じように周囲へ影響を与えていた可能性があります。
ご近所さんは、気付きながらも「お互い様」として
黙っていたのかもしれないということです。
これは、
「あきらめろ」と言っているのではありません。
だからこそ、
怒鳴り込む必要はありません。
過剰に疑う必要もありません。
目指すべきは、
【口うるさい隣人】ではなく、
【きちんと準備している人】です。
――
家屋調査がないこと自体は、問題ではありません。
本当に問題なのは、
何も記録が残っていないこと。
――
トラブルは、起きてからでは遅い。
静かに、備えておくことです。
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