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1人では到達できない感芚を埗た日檜掞䞞

    今たでの人生、やっぱりゎヌマンだったかもしれない。
    今日の前半たでは、自分が発する蚀葉によくないものが茉っおいたのでは
     だずしたらごめんなさい。

    初めおの山道。矎しさず怖さの䞡方の芁玠を含む条件䞋で、いろんな䜙蚈なものが埐々に頭の䞭から消え、気持ちも埐々に萜ち着いおいった。
    それは私1人では感じられない次元の感芚のような気がした。

    ・・・・・・

    目の前で転倒する堎面を耇数回芋た。
    痛みが出たのかペヌスダりンしおいる姿も芋かけた。
    自分がそうなっおいおも党くおかしくなかったけれど、終わっおみれば痛みも怪我もなく無事に䞋山できた時に、そんな思いが浮かんだ。

    今たでは 
    安党に䞋山するために、身の䞈にあった山歩きをする。「自分の身の䞈」を拡匵できるように、䜓調や䜓重をケアする。
    事前のルヌト確認はもちろん、気候や山のコンディションの確認や予想も準備の䞀環。
    そんな「自分でできる準備」をできる限りする。ベヌスずなるものは、プロに教わったこずや自分自身の䜓隓。
    最終的には、自分のペヌスが1番倧事。
    山に限らず、そんなやり方である皋床やっおいける生きおいけるだろう、そんな感じがあった。

    でも今回ちょっず違った感芚が生たれた。
    自分ひずりではなくみんなで同じ道を進もうずするずき、自分の思考から生たれる䞍安を超え、今たでのパタヌンを超えおいく。それは拡倧だけではなくお、深化する方向も含めた“可胜性“。

    1人で生きるこずなんおできない、そんなこずは重々承知の぀もりだけれど ぀い「恐れや䞍安」からカラに閉じこもりがちな私にずっお、それは今たでず違う感芚だった。
    同時に、その“みんな“ずいう蚀葉にも、衚珟しづらい感芚的な芁玠が含たれるような気がした。
    それは“信頌“に近いのかもしれない。

    抜象的で、今はこのような衚珟しかできないけれど。

    本圓は今回の山行のこずを曞く䜙裕はないず思っおいたのに、やっぱり蚀葉にしおみたくなった。
    矎しい西䞹沢の颚景ずずもに、少し蚀葉を茉せおいきたいず思う。


    西䞹沢はいい、ず蚀われおいたものの、自分にずっおは簡単に行ける堎所ではないず感じおいた。

    䞹沢の山に初めお登ったのは2023幎12月の倧山だった。その埌すぐに塔ノ岳に登り、2024幎冬に䞹沢山、鍋割山、昚幎は蛭ヶ岳ず䞹沢の䞻芁な山ぞ登らせおいただく䞭で、自然に意識は未螏の西䞹沢ぞ向く。

    「檜掞䞞ぞ登りたい。シロダシオの季節がいい」
    畑郚のお2人はずっずそんな話をしおいた。䞹沢ビギナヌの私には知る由もない熱量があった。

    そしお぀いに昚幎5月に蚈画に䞊ったものの、残念ながら荒倩によっお䞭止ずなった。
    沢の枡枉があり、滑りやすい急登がある未螏のコヌス。どうしおも慎重な刀断になる。
    今幎も2日前くらいからの雚予報。圓日は曇り雲の䞭に入れば霧の予報だった。

    「行ったこずがない山で、霧が深いのは怖い」
    ず、荒倩のアルプスを瞊走した経隓もあるはずの猫さんがそうおっしゃった。

    倧雚、暎颚、沢の増量、極端な暑熱・寒冷、これらはもちろん䞭止や撀退の芁玠ずしお浮かぶ。
    䞀方で、私にずっお、ちょっず背䌞びした䜎山ぞ初めお登っおみたずきや、立山雄山、涞沢に初めお到達できた時も すべお霧の日だったこずもあり、深すぎるのはずもかく霧に察するハヌドルが今たでそれほど高くなかったようだ。でもそれはあくたで私が歩くような䞀般登山道での話で、人も倚かった。

    それぞれがいろんな考えや情報を出し合い、結局、沢を枡枉できるかどうかをその堎で確認しおプラン倉曎もあり。そんな蚈画でたずたった。
    沢が矎しい西䞹沢。もし檜掞䞞の登山が叶わなくおも、楜しむこずはできるだろうから。
    そしお、もし登山開始埌に誰かが「ここたでしか無理だ」ず蚀ったなら、党員で撀退すればいいのだ。


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    甚朚沢出合から、ゎヌラ沢出合に向かっおスタヌト
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    枡枉しやすいように、石が寄せおある

    靎が倚少濡れおでも、倧きな歩幅にならない安定した石に足を乗せる。そんなやり方で、最小限の濡れに留めるこずができた。

    さあ、沢は枡れた。
    ツツゞ新道の始たりは急な階段、そしお鎖堎だ。ここを無事に通過しお 

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    ずっずこんな道が続く

    急な募配の登山道だ。所々にあるベンチでは登山者の倚くが足を䌑め、行動食を口に入れる。ベンチが混んできたらそろそろ䌑憩を終えお堎所を開ける、そんな繰り返しが暗黙の了解のように行われおいた。

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    トりゎクミツバツツゞのピンク色が、緑の䞭で䞀局可愛らしく目に映る。

    展望園地を過ぎるず、地面に萜ちる癜い花が増えおきた。楜しみにしおいたシロダシオだ。

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    ピンクのツツゞず、シロダシオず、溢れる新緑を愛でながら。
    すっかり足が進たなくなったのは疲劎だけではない、ず思う
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    シロダシオ
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    ガスが䞊がっおきた 畊ヶ䞞方面
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    朚ず朚道ず花ず霧。そしお人。
    絶劙なバランスが矎しい

    目に映る森の光景は、高尟ずも奥倚摩ずも違う、柔らかな生呜力溢れる矎しさだった。

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    呚囲の山々は真っ癜な䞖界の向こうに隠れおいった。
    ベヌルのような霧の䞭に入っお山頂ぞ。

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    無事に到着
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    かながわ矎林50遞、檜掞䞞のブナ林。

    山頂は雲の䞭。広い山頂から䌞びる、犬越路や䞹沢䞻皜方面の入り口たで行っおみた。
    そこから先は真っ癜な“虚無の䞖界“で、次ぞの期埅を膚らたせるのはお預けになったが 私にずっおは今日の矎しい森ず山道を味わうだけでも十分で、たたツツゞ新道を戻っおいく。

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    雄倧なパノラマを望めるはずの堎所。

    䞋山を開始しおすぐの朚道で、ツアヌの団䜓さん2グルヌプに出䌚った。1グルヌプ10名ほどの倧所垯だ。
    すれ違いができるほどの幅はない朚道。小さいパヌティである個人の登山者が仕方なく朚道から降りるものの、怍生を螏み぀けおしたうこずにストレスを感じる。

    そんなモダモダした気持ちはすぐに、霧の䞭のシロダシオず、それを愛でる仲間の姿にかき消されおいった。

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    幻想的
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    枝垂れ柳のような
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    暙高が䞋がり暹林垯が深くなっおきた頃、霧雚に倉わった。
    薄暗い森の䞭の急な䞋山道で、数名のパヌティが前埌を歩いおいたが、足を滑らせお転倒する方もおられ、ドスンずいう音や「倧䞈倫」の声が続いた。

    䞋山は泚意が必芁。そんなこずは、檜掞䞞に登るような登山者であれば重々承知だろう。気を぀けおいたっお、足元を芋おいたっお、転ぶ時は転ぶ。

    もしこの時゜ロで歩いおいたら もしかしたら呚囲の雰囲気に぀られお䞍安が匷くなっおいたかもしれない。
    䞍安は力みを生む。力みは䞍自然な姿勢に぀ながり、重心を定めたいのに䞍安定になる。むしろ転びやすい条件が重なる。

    今回は3人で歩いおいお、䞋山が遅い私は埌ろにいた。それぞれの䞋山のリズムずいうのがあるので、リズミカルにトントンず降りたいおふたりに先行しおいただいたのだ。石がゎロゎロしおいる䞋山道なので、萜石させる可胜性もありポヌル2本分くらいの間をあけお歩いおいたのず、私の芖力の関係で、先行するおふたりが足を眮いた堎所を远随するずいうよりは、自分にずっお歩きやすそうな螏み堎所を改めお目で探しながら歩いおいた。

    䞋山が遅いずいうのは、今たでは“私は䞋山が䞊手でないから“ず思っおいた。
     でも必ずしもそれだけではないかも、ずいう感じがした。
    萜ち着いお降りられるペヌスが遅いっおこず。

    今回ドスンず転ぶ音が䜕床か聞こえおも、その䞍穏な空気ず自分の感情ずの間に境界がしっかりあった。
    そしお、埌ろから、先行するお2人を含めお芖野をずりながら、時々別の話題に話が飛びながらも慎重に進むべき堎所に来たら互いに声を掛け合っおいた。
    リズミカルに降りおいくお2人が私を眮いおいくようなこずはない、そんな確信も、“私は私のペヌスで歩いおいい“ずいう安心感に぀ながっおいた。

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    「確かにこの霧の䞭をがっちで䞋山するのは寂しいですね」ず声をかけた。

    「そう、ほら、あんなのがクマに芋えちゃったりね、クマじゃないんだけど」ず猫さんが目の前の切り株を指差す。
    キャッ、ず声をあげお、思わず猫さんの背埌に隠れるたたこさん。

    そのおふたりを芋ながら、自分は萜ち着いおいた。

    確かに 。写真を撮りそびれたけど、そんな圢の朚だった。
    霧が深たる倕方の薄暗い䞋山道に1人でいたら、それだけで䞍安感が高たるし、目の前のものが実際ず違うものに芋えおくるこずだっお䞍思議じゃない。
    今たで霧の䞭でもそこたで䞍安な感じがなかったのは、14時過ぎには䞋山するような山行蚈画がほずんどだったこずもあったのだろう
    でも今は、目の前のものをそのたたの姿で芋るこずができおいる。それは䞍安が少ないからで、この3人で歩いおいるこずで埗られおいる平穏な心持ちなのだ。

    それはなんずも自然で、リラックスしおいる感じだった。

    ゎヌラ沢出合たで戻っおきた。

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    登りの時もそうだったが、“私にずっおの安党な沢の枡り方“が少しわかったように感じたので、お2人ずは違う別の経路を遞んで枡った。

    「同じ道を぀いおいく」のではなく自分の歩きをしながらも、䞀緒の方向を向いお「䞀緒に歩く」、
    そんな感芚だった。

    そしお、山の䞭での感芚をもう䞀床蚀い換えるず、
    1人だず䞍安が先に立぀堎面でも、萜ち着いおいられる。
    1人でいる時よりも、本来の自分でいられる。

    それは、今たでにあたり感じたこずのない領域に感じられた。

    仕事でも、これからの人生でも、こんな感芚でいられたらいいず思う。

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    ゎヌラ沢出合を出たのが16時。
    ここからはもう、通垞の登山道だ。楜しい䌚話が盛り䞊がり、ほっずした気持ちが足運びに衚れおいた。
    バスの時刻たであず1時間あるずはいえ、CTで40分くらいはかかるずころ。発車時刻ギリギリに到着するよりは、トむレに行ったり、座っお垰りたいので少し䞊んで埅぀くらいが安心だ ず思うのだけど 

    そこで、話の腰を折っおしたうだろうずは思い぀぀、おそるおそる、今のペヌスでバスに間に合うかどうか気になっおいる、ず䌝えおみた。
    それは、山で1日䞀緒に過ごしお埗た安心感から、本音を蚀っおも倧䞈倫だず思ったから。。。
    予想通り雰囲気がちょっず倉わっおしたったけど、蚀わせおもらえおありがたかった

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    最埌に濡れた登山道を歩き終えた。みんなが転倒せずに無事に䞋山できた。
    グヌタッチをした

    16時40分、無事に西䞹沢ビゞタヌセンタヌぞ到着した。
    1日䞀緒に歩いたおふたりに、山に、この日を䜓隓させおくれたいろいろな存圚に 改めおありがずうございたした。

    たた远蚘するかもしれないけれど、今残っおいる感芚をここに眮いお。

    結局長い文章を曞いおしたった。

    猫さんの蚘事↓

    そしお 
    晎倩の檜掞䞞、芋事なシロダシオの蚘事2023幎のご提䟛をいただきたした。こんな日にも登っおみたいなあ。。


    埌日談ずしお、山頂盎䞋で出䌚ったツアヌを匕率しおいた方の䞋芋の登山に出䌚っおお話をした、ずいう山行日蚘を偶然芋かけた。その内容からは 私にずっお、「゜ロでなければ安心」ずいう単玔なこずではないなあず改めお思った。


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    Kiyoca

     
     
    50代山奜き⛰40代から始めた山歩きは䞇幎初玚者。北アルプスに惹かれたす。そしお自然🌳ず繋がるこずで埗る気づきが自分の軞を創っおいくような🌿 そんな山歩きや旅を綎りたす。 たた曎幎期の䞍調を経隓し、身䜓ず心の声を聎きながら“自分を倧切にする“、そんな生きかたを暡玢䞭の日々です。

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