
Nano Banana🍌の紹介~仕事のための画像生成~
1.概要
Googleが2025年11月に公開した「Gemini 3.0」と「Nanobanana Pro」により、画像生成でできることが格段に増えました。
本書では、”JTC×製造業”の方でも使えそうな視点を取り入れつつ、様々な事例を紹介します。
1-1.Gemini3.0
Googleから2025年 11月 19日にGemini3.0が公開されました。
詳細は省きますが、日本語の画像生成が改善されたり、画像の認識力が格段に上がっています。
1-2.Nanobanana Pro
Googleから2025年 11月 20日にNano Banana Pro(Gemini 3 Pro Image)を公開しました。
Nano Banana Pro はあらゆるアイデアを視覚化し、デザインする作業を支援します。
プロトタイプの作成
データからのインフォグラフィック
事実や文脈に基づいたインフォグラフィックや図表
手描きのスケッチの図表化
新しい科目について学ぶ際に役立つ図解
簡単なレシピ
天気やスポーツなどリアルタイム情報の可視化
テキスト入り画像




2.環境構築
Geminiのアカウントがあれば簡単に実行できます。
Google Gemini (gemini.google.com) にアクセス
右上のアイコンから設定を開き、モデル設定で 「Gemini 3.0」 を選択
ツールで 「🍌画像生成」を選択

3.Nano Banana Flash
2025年8月26日にGemini 2.5Flashで公開された軽量モデルです。
詳細は下記参照。
4.Nano Banana Proで遊ぼう
Nano Bananaの使用法は簡単であり、プロンプトを投げ、必要に応じて入力データを入れたら終わりです。
とにかく色々やってみてOUTPUTを確認しました。なお一部の入力データは自分がDeepresearchを使った結果を使用しています。
ポンチ絵
ベースのポンチ絵から、詳細な絵を作成することもできます
Prompt:
添付資料を参照し、JIS10K25Aフランジに配管を溶接したフランジ配管をアイソメ図で作成して

プロンプトがいまいちのためフランジがRFだったりしますが、それっぽく記載はできました。

ポスター/Deck
お役所でよく見るギシギシに情報が詰まったスライドや、学会風ポスターも作成できます。
まずはDeckを作ってみます。頑張ればいけるかもしれませんが、簡単なプロンプトだとうまく通りません。そこでまじん式v4を使って下記手順で実行しました。
まじん式 v4にデータを入れ、JSON出力を出す
Input:第1章:水素とは何か のPDFを使用
新しくGeminiを開き、ツールでNanoBananaを設定
プロンプトに「1枚のスライドとして画像で出力して」と書き、その下にJSON出力をコピペして実行
出力結果は以下の通りです。2回実行しましたがテイストは変わります。


教科書
事例は以下の通り。
本当にわかりやすい説明をしてくれてるし、インフォグラフィックが優れてる
— そら (@firmament_VR) November 20, 2025
マジでプレゼンはこれでいいかもな https://t.co/r1U9tqAKtG pic.twitter.com/1L1mWlrORT
説明書/図解
画像に説明文やアノテーション(指示/注釈/書込)を付けて1枚の画像内で説明を簡潔させます。
サンプル例として下記記事のデモ画面+説明文を1枚の画像にします。記事内にある画像をInput、説明文を下記プロンプトの下に加えて実行しました。

Prompt:
あなたはデザイナーのプロフェッショナルです。
入力は、”画像”と”入力用文章”。
出力は、4Kの画像
プロフェッショナルとして下記指示をやりきってください。遠慮せず全力を尽くして。
# 指示
渡した入力用文章を徹底的に解析してください。
次に渡した画像と文章を照らし合わせ、画像中にアノテーションや説明文を加えることで、一枚の画像内で説明を完結させてください。
そのためにテキストの位置やサイズ、領域の囲い枠、指示のバランスを調整して
# 入力用文章
結果として、1枚の画像内に説明を盛り込むことが出来ました。

別の方の事例として論文PDFから画像を取り説明文を加えてます。

板書:(ホワイトボード/黒板)
大量の情報をホワイトボードへの板書風にもまとめることが出来ます。
Input:第1章:水素とは何か のPDF
Prompt(本家):
Take this paper and transform in the image of a professor whiteboard image: diagrams, arrows, boxes, and captions explaining the core idea visually. Use colors as well

英語はめんどくさいので、日本語+ちょい足ししました。
Prompt(日本語版):
日本の大学教授が、講義で複雑な論文の核心を解説している「ホワイトボード」のクローズアップ写真。
【必須要件:言語設定】
画像内の全ての文字は「日本語」であること。
英語は使用せず、漢字、ひらがな、カタカナのみを使用して詳細が書き込まれている。
【視覚的構造と図解】
中央の図: ホワイトボードの中央に、論文の概念を示すメインの図解がある。
フローチャート: 「問題点」「仮説」「実験手法」「結果」「結論」と書かれた四角いボックスが配置され、太い矢印で繋がれている。
手書きの解説: ボックスの周囲には、日本語の手書き文字で詳細なキャプション、数式、箇条書きのメモがびっしりと書かれている。
【色の使用 (カラーマーカー)】
黒: 基本的なテキストと枠線。
赤: 「重要!」「核心」などの強調部分や、決定的な数式に使用。
青: データの流れや補足説明の矢印。
緑: 肯定的な結果やメリットの強調。
【雰囲気】
場所は日本の大学の研究室。
ホワイトボードには消し跡や汚れがあり、熱心な議論の跡が見える。
手書き文字は達筆だが少し崩れており、教授の情熱を感じさせる。

【中田のあっちゃん風の黒板】
チャンネル登録者数 550万人の中田敦彦のYouTube大学 - NAKATA UNIVERSITY風の黒板を出すプロンプトが公開されていました。
Ver3.5からちょっとアレンジしてGem化してみました。本家の綺麗な物が欲しい人は下記記事から検討お願いします。
Input:第1章:水素とは何か のPDF
Prompt:(無し)

Input:海外ベンチャーとの協業について.md (自作のデータ)
Prompt:画像として出力して

Input:大量生産によるコスト低減の論理と実現手法.md.md (自作のデータ)
Prompt:上:(無し)、下:画像として出力して


マンガ
漫画も描けます。
1分で漫画できました。
— ぬこー様ちゃん@ロードバイク狂 (@nukosama) November 20, 2025
プロンプトは立ち絵わたして適当に指示するだけ。
nano banana proこわすぎ。 pic.twitter.com/gEHgyY6BV3
nanobananapro
— だろめおん🖋 (@daromeon) November 23, 2025
一発でこれ出してきた。 pic.twitter.com/yorsIl3aI8
自分でも4コマ漫画作ってみました。
ネタ部分に「普段から怒りっぽい上司。研修でアンガーマネジメントを学び「怒りを感じてから6秒の間に行動すると、言葉や行動が感情的になり、相手に過度な怒りをぶつけてしまうことがあります。一方で、怒りが発生しても6秒間だけ我慢できれば、より冷静な対処ができる」 ことを知った。部下がミスをしたので6秒我慢してからブちぎれた」と、ネタを追加して出力を出してみました。
Input:無し
Prompt:
あなたは構成力と作画力に優れたプロの漫画家です。
私がアップロードした画像を「キャラクター設定画」、以下に提供するテキストを「漫画のネタ」として、面白い4コマ漫画の画像を1枚作成してください。
## あなたのタスク
提供された「大きなネタの構成」を分析し、あなたが**「フリ」と「オチ」が最も効果的になるように4コマの起承転結(1〜4コマ目)を構成**してください。
そして、その構成に基づき、キャラクターの表情、具体的な構図、セリフを決定し、最終的な漫画画像を出力してください。
## 前提条件(最重要)
* **キャラクターの統一:** 漫画に登場するキャラクターは、アップロードした画像のデザイン、特徴を維持して描いてください。
* **出力形式:** 縦に4つのコマ(パネル)が並んだ、標準的な日本の4コマ漫画スタイルの画像1枚。
* **スタイル:** モノクロの漫画スタイル(スクリーントーンなどの効果も含む)。
* **要素:** 各コマにはイラスト、吹き出し、セリフ(日本語)を含めてください。
## 画像生成への指示
上記のネタを元に、読者が思わずクスッと笑ってしまうような、キレのある4コマ漫画画像を生成してください。
## 大きなネタの構成
[ここにネタの全体像やテーマを自由に書く]

5.🍌応用編
プロンプトのコツや他の人の事例を紹介します。
参考としてGoogleが公開したAntigravityではGemini3.0やNanoBananaをIDEからシームレスに使用することが出来ます。
プロンプトのコツ
プロンプトに以下の要素を含めるのが良い。
被写体 (Subject): 誰が、または何が画像に写っていますか?具体的に。(例:青く光る目を持つストイックなロボットバリスタ、小さな魔法使いの帽子をかぶったふわふわの三毛猫)。
構図 (Composition): ショットの枠組みはどうなっていますか?(例:極端なクローズアップ、ワイドショット、ローアングル、ポートレート)。
アクション (Action): 何が起きていますか?(例:コーヒーを淹れている、魔法の呪文を唱えている、野原を走っている最中)。
場所 (Location): どこでそのシーンは起きていますか?(例:火星の未来的なカフェ、散らかった錬金術師の書斎、ゴールデンアワーの陽が降り注ぐ牧草地)。
スタイル (Style): 全体的な美学はどのようなものですか?(例:3Dアニメーション、フィルム・ノワール、水彩画、写実的、90年代の製品写真)。
編集指示 (Editing Instructions): 既存の画像を修正する場合は、直接的かつ具体的に。(例:男性のネクタイを緑に変える、背景の車を消す)。
より品質を高めるには以下の高度な要素を考慮してください。
構図とアスペクト比: キャンバスを定義します。(例:「9:16の垂直ポスター」、「シネマティックな21:9のワイドショット」)。
カメラと照明の詳細: 撮影監督のようにショットを指示します。(例:「被写界深度が浅い(f/1.8)ローアングルショット」、「長い影を作るゴールデンアワーの逆光」、「落ち着いたティール(青緑)トーンのシネマティックなカラーグレーディング」)。
特定のテキスト統合: どのテキストを表示し、どのように見せるかを明確に指定します。(例:「トップに太字の白いサンセリフフォントで『URBAN EXPLORER』という見出し」)。
事実に基づく制約(図解用): 正確さの必要性を指定し、入力自体が事実であることを確認します。(例:「科学的に正確な断面図」、「ビクトリア朝時代の歴史的正確性を確保する」)。
参照入力: アップロードされた画像を使用する場合、それぞれの画像の役割を明確に定義します。(例:「画像Aはキャラクターのポーズに、画像Bは画風に、画像Cは背景環境に使用」)。
事例集
Maki氏
歴史的進化
{
"meta": {
"model": "nano-banana-pro",
"mode": "standard",
"language": "en"
},
"userInputs": {
"objectName": "[OBJECT_NAME]"
},
"imageParameters": {
"aspectRatio": "9:16",
"orientation": "vertical"
},
"prompt": "Create a 9:16 vertical timeline image showing the design evolution of {{objectName}} from the first model to the latest one. First, identify the main official generations and the most iconic models of {{objectName}} with their release years. Arrange them in a single vertical image, with the oldest model at the top and the newest at the bottom. Use a consistent camera angle and similar size for all models, centered on a clean vertical axis. Add a short label for each model with the model name and year. Style: clean, photorealistic product render, simple neutral background, soft studio lighting. Do not add people, busy backgrounds, or long text paragraphs."
}Ürün ya da nesnenin tarihsel evrimi OBJECT_NAME değiştirilecek.
— stiva (@s_tiva) November 25, 2025
{
"meta": {
"model": "nano-banana-pro",
"mode": "standard",
"language": "en"
},
"userInputs": {
"objectName": "[OBJECT_NAME]"
},
"imageParameters": {
"aspectRatio": "9:16",… pic.twitter.com/VpKJXN0pN3
参考結果は以下の通り。




A Massive Prompt Gallery for Your Nano Banana Pro
コラム:著作権について
文化庁・令和5年度著作権セミナー「AIと著作権」より、生成AIの著作権に関する資料がありましたのでご参考までに

あとがき
久しぶりに触ってて楽しいAIきた☺
参考資料
NanoBanana事例集
Google公式ドキュメント
改正履歴
2025年11月23日:初版発行