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Photo bypianoman3sasagu

【詩】両手いっぱいの

    この手の中には何もなかった

    そのうちに色々増えてった

    要るもの要らないもの

    知ってるもの知らないもの

    気がつけば両手はいっぱいだった

    そのうちに持ちきれなくなって

    次のものが持てなくなった


    何かを捨てていかなくちゃ

    新しいものは手に入らない

    だけど手放すには許可がいる

    それは誰が許すの

    自分ではない誰かなの


    誰かに委ねれば楽だから

    でもそれは悲しさを伴うこと

    要るものが消えていき

    要らないものがのこってゆく

    自分の好きを残すには

    自分で捨てていかなければ


    捨てるのは怖い

    拾うのは怖くない

    だから両手がいっぱいになる

    抱えきれないほどの荷物で

    押し潰されてしまうほどに


    いつか選べるようになりたくて

    捨てられるようになりたくて

    自由と言う名の好きなものを

    両手いっぱいに抱えたい


    優しさだと言われるけれど

    一人になりたくないから抱えてく

    そしていっぱいの両手をみて

    ニセモノの笑顔で笑うんだ


     
     

    ぺん

     
     
    ぺんと申します。 短編小説と連載小説 音声投稿などです。 自分用占い日記も書いています。

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