小学生になった長女に、まじでキレられた話
長い夏休みが明けて、2学期が始まって少し経った頃。
あれだけ怒涛だった夏休みが嘘みたいに、朝の風景がいつものリズムに戻ってくる。
1番最初に起きるのは我が家の次男。次男だけは特に予定もないのになぜか毎朝いちばん早起きで、起きた瞬間から笑顔で布団の上をハイハイしている。最近覚えた喃語で「あー」とか「ぱっぱー」とか喋っている。
その声で目を覚ました僕が抱き上げてリビングに連れていくと、少し遅れて、後から上の子2人が眠そうな顔でリビングに入ってくる。そしてみんなで食卓を囲む、あの慌ただしい朝が帰ってきた。
その日の朝ごはんは、おにぎりとウインナー、それから大根と小松菜と油揚げのお味噌汁。いつも通りの朝。事件は、そんな何気ない朝に起きた。
きっかけは、長男の食べ方
食卓を囲んでいると、長女が急に声を上げた。
「そうすけ、ご飯手で食べてるー!」
見ると、5歳の長男が、ウインナーをそのまま手づかみで食べていた。まあ、もう5歳児なので手づかみ食べはしないで欲しいところ。指摘されてから、慌ててお箸を持ち直し、そして長女に向かって、ちょっと怒った顔をした。
「きりちゃんに言われたくない!」
なるほど、姉弟げんかの火種としては、最近よくあるやつだ。僕は0歳の次男に離乳食をあげながら、特に深く考えず、長女に軽く声をかけた。
「手で食べるのは良くないけど、それをきりのが指摘しなくていいよ」
すると、長女がムッとした顔でこちらを見た。
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