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SS【ばっかねー】ひと色展

    ikue.m

    縁側で鬱々としてうとうとと夢をみていたらなにかの気配がしたから目を開けて見たらちいさな人が洗濯物を畳んでいた。
    鬱々としていたので夢か幻のつづきだろうと思ってじっと見ていたがちいさな人は気にする風もなく黙々と洗濯物を畳み続けている。
    眠っているうちに仕事をしてくれる小人の話を聞いたことがあるが目の前にいるのがそれ?

    「と思うでしょ」

    突然ちいさな人が言葉を発したが私は鬱々としていたからすぐに反応できずにだまっているとちいさな人はにやりと笑って畳み終えかけていた洗濯物を全部ひっくり返してしまった。

    「あ」

    なんてことをと思ったけれどそもそも私が畳むべき洗濯物を畳んでくれていたのだからそれをどうしようとちいさな人の勝手である。

    「ものわかりがよすぎ」

    くしゃくしゃに戻った洗濯物の山のてっぺんに仁王立ちになっているちいさな人は金色に光輝いていて鬱々とした私の心にはまぶしすぎる。

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    「なんで陰でこっそり仕事したり泣いたりしなくちゃいけないのよ」

    ばっかねーと言ってちいさな人はぴょーんぴょーんと飛んで光が溢れる庭に消えて行った。

    なんだったのだろう…と思ったけれど、ばっかねーという声がとてもかわいらしかったので、私は何度も頭の中でリピートした。

    ばっかねー
    ばっかねー
    ばっかねー

    ほんとだわ。
    鬱々とした気分がいつの間にか晴れて、読点も付けられるようになった私は、あらためて洗濯物を畳み始めた。


    おわり

    (2023/5/18 作)

    大好きなnoterさんたちが参加されていたのでつい…。まねっこ…。
    イシノアサミさんのひと色展のコラボに参加させていただきました。
    ありがとうございます(*´ω`*)
    ぱっと目についた『パーマネントイエローライト』ちゃんが可愛くて☆
    他のいろの子ちゃんたちもかわゆぃです~



     
     
     

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    ごく短いお話や、詩のようなものを書いています。 お題に沿って書く時、1つの単語から何が生まれてくるのかは自分でもわかりません。 自分で作った宝箱を自分で開けて楽しんでる感じです。 週イチくらいでこつこつ更新中ですので、読んでいただければうれしいです☆

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