メインコンテンツへスキップ
見出し画像

【雑感】 会えないこと、それもまた

    これはもはや恋文といえるだろうか。一つ前の書評のスピンオフ(?)を綴らせてほしい。
    そして予め夫には謝っておきたい(?)


    相変わらず筆者はロバのクサツネ&太郎丸氏の旅路をSNS上で見守っている。いわば推し活と化していた。

    そして、今年の4月下旬。太郎丸氏のSNSに見覚えのある地名や場所が投稿されていた。
    ついに、日本を歩いて旅する彼らが筆者の住むエリアに来たのだ!!!

    以前、太郎丸氏は、旅を平穏なものとするため、SNS上では少し前のことしか発信しないと言っていた。

    そんなわけで、今この瞬間の現在地はわからない。

    しかし、彼の投稿を見るかぎり、ものすご〜く近くにいる予感がした。

    「ああ、会いたい・・・!!!」

    旅とともに行商もする太郎丸氏。自家製の塩と著書を売り歩いていた。残念ながら塩は完売していた。せめて、彼の著書(モロッコ旅編の方)を直接買いたい!

    すぐさま彼らが通りそうな道に目星をつけ、数日間、あちこちを車でウロウロ走った。ある日は夫も捜索の旅に付き合わせた。(笑)

    「ねえ、この道ならロバが通りそうじゃない?」
    「雨が降ってるし寒いけど、大丈夫かな。もし出会えたら我が家に泊まってもらおうよ」

    期待に膨らむ会話も虚しく、彼らに出会うことはできなかった。そんな簡単に出会えないとはわかっていたものの、まあまあショックを受ける筆者(笑)

    近くにいるはずなのに、会えない。それはもはや恋心に近い。

    しかし、ふと思う。こんな感情を味わえるのはかなり稀有ではないだろうか。

    通信手段が豊富にあり、タイムラグなく誰かと簡単に繋がれる現代。そんな時代にも関わらず、いや、こんな時代だからだろうか。

    いつどこで会えるかわからない未知へのトキメキ、偶然性がもたらすロマンを味わうことは、なかなかに新鮮だ。

    会えないこと、それもまた、人生の一部。

    そして、いつか会える日を願い、誰かへの想いをあたためる時間。

    心を豊かにするのは、きっとこんな失恋みたいな経験に違いない。


     
     
     
    —東北の森、南の島で言葉を編む +藝術復興 ——オルタナティヴ・スペース運営(IG @casanel_iwate) ———art / 旅 / music / 本 / culture / 食 【SHOP】https://kiokuya.square.site

    あなたへのおすすめ