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Photo byhukugyouotaku

負け確定ゲーム

    二ノ宮金三郎

    モノポリーが好きで、世間にモノポリーをちょっとだけ広めたいなと思っているおじさんです。


    モノポリーは交渉のある珍しいゲームです。今やボードゲームが溢れている世の中になったので、交渉ができるからって珍しいわけでもありませんが、ひと昔ふた昔前までは交渉をするゲームは少なくて私個人にとっては刺激的でした。


    将棋なども好きでしたが、モノポリーの方が商業的で、しかも人間性に溢れている感じがなんとも頼もしかったのです。



    もちろんそこからモノポリーのプレイヤーの少なさに悩み続けるわけですが、どうやら「交渉」と聞くと騙されるんじゃないかと思う人はモノポリーをすごく嫌うみたいです。


    確かに、学校のテストでも難しそうなテストだと嫌な感じがしますよね。わかります。中学生の頃テスト勉強はおろか、ノーマルな勉強という名のつくものは全てやらなかった自分なので(しかし謎に美術だけは点が良かった、美術部でもないくせに)テストというとあまりいい響きではない気持ちがします。どうにも「自分が負かされるような気がしてならない」のですね。



    でもそこはゲームなんですから。

    負けてもいいんですよ。

    本番で負けるよりも、ゲームで負けるほうがよっぽどいい経験だと思います。




    しかし、モノポリーにも負けパターンがあります。

    最初の出だしからいい雰囲気ではなくて、そのままその雰囲気は好転しないまま中盤を迎える場合もありますが、そうなるともう負けを認めざるを得ません。それでも最後まで希望を捨てたくはありませんけど、無情なゲームであるモノポリーはそんなやすやすと勝ち上がれるゲームではありません。どんでん返しがあるものなら、それこそゲーム性としてあまり成り立たないのかなとも思います。

    (税金がフリーパーキングでキャッシュバックされるルールは、どんでん返しまで至らないまでもチャンスが生じるのがまたおもしろいのです)



    ではその、「負けパターン」とはいったい何なのか?という話ですが、モノポリーは購入された土地に入ると支出になり、新たに土地は得られないという基本ルールがあります。つまり、手番が遅いプレイヤーは、すでに購入されてしまっている土地に入りやすいという難点があります。


    つまり、それが重なり、運悪く土地が買えないまま駒を進めていると、お金の減りは他のプレイヤーよりは少ないわけですが、土地を持っていないと他のプレイヤーからは相手にされません。

    なぜなら「土地が交渉の材料」だからです。


    モノポリーで"負ける"ただひとつ確実な方法は「交渉をしないこと」です。

    自分からも、はたまた他のプレイヤーから持ちかけられた話も全て断っていると確実に負けです。

    勝つ方法としては、自分でひとつのカラーグループを揃えることのひとつになります。

    しかし、そんなの他のプレイヤーに揃えているカラーを買われてしまったら終わりです。それに、自分だけのチカラでカラーグループを揃えられる可能性はグンと低いです。


    その可能性に賭けて勝とうと努力しても、ただただ運次第なだけで、ほぼほぼ負けの可能性しか見えない人生ゲームをしているのと同じになります。



    そんなのやっていたって"おもしろくない"のですが、でも1周したら給料は出るんですよね。


    これってもしかして、ですけど。


    給料だけもらって満足している人がそれなんじゃないかって思うんですよね。

    そう思うと怖くないでしょうか。


    自分から動いて交渉してお店を開かないとモノポリーでは負けです。

    でも現実には給料だけで満足している人ってたくさんいますからね。それって負けなんでしょうか…?

     
     
     
    毎日作文継続約10年、note記事1500以上、年間1000本のバナナを食べる目標3回達成。 考えた事、思った事、気になった事を調べたりして書く。 「すぐ行く、すぐ会う、すぐ食べる」をモットーにオススメされたら即行動。 ミニマリストで旅人で水泳の先生 緑茶とボードゲー厶が好き。

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