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真夏のホラー劇場…改め「ホラ劇場」〜丸亀市猪熊源一郎現代美術館にて

    きのころ

    約25年振りに、香川・うどん県の「MIMOCA 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館」にやってきました。

    いのくまさんは、三越の包装紙『華ひらく』のデザインが有名ですが……

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    この「mitsukoshi」の筆記体を書いたのは、当時、三越宣伝部の社員だったやなせたかし氏だったというのも、今となってはすごい話です。


    さて、美術館の正面にある、大きな貝のオブジェに再会。

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    チョココロネみたいな造形がお気に入り。
    これは、『シェルの歌 Song of the Shell』という作品です。

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    前回来たときは、この作品で、
    こんな「デジカメ6コマ漫画」(?)を作ってました。
    (約25年前のデジカメ画質です……。解像度が低いので、
     脳内で補完していただけますと幸いです)


    <なんちゃってホラー劇場>
    「人を襲う貝の町」

    【1】眠る貝。「ZZZ…」

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    【2】目覚める貝。「ぱちっ」

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    【3】活動開始。「のそのそ」

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    【4】方向転換。「こっちだ」

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    【5】町に繰り出す。「めし…」

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    【6】ごちそう発見!「ぎろっ」
    貝に襲われる善良な市民の図。
    「あ~れ~!」

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    おしまい。


    今回の主役『シェルの歌』君は、見ての通りのオブジェで、
    もちろん、動いたりはしません(笑)。

    しかし、オブジェの写真を眺め、並べ替えているうちに、
    単なるオブジェが、まるで生きているかのように思えてきたのです。

    たとえば、「モスラ」のような生き物…。

    私の頭の中に、ストーリーがどんどん膨らんでいきました。
    “妄想”といわれてしまえば、それまでなんですが……

    「これ、ホラー劇場じゃなくて、“ホラ劇場”やん?」

    ――おっしゃるとおりです。

    ちなみに、この奇怪な物語が生まれたのは、
    「【1】眠る貝」で使用した、夜にライトアップされたオブジェの写真があったからだと思います。

    何が“妄想”のトリガーになるかわからないですね。


    さて、それから約25年の時を経て……

    今(2025年8月)の『シェルの歌』の姿です。

    果たして、どれくらい成長しているのでしょうか!?(笑)

    同じように、四方から撮ってみました。

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    貝自体は成長していないようですが(成長してたら、ほんとのホラー)、
    いやー、改めて、デジカメの進化を感じますね。

    今回は、貝の友達(一緒に展示されているオブジェ)も
    同じように撮影してみました。

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    さて、この作品。
    タイトルは何でしょうか?
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    「さわってもいいですし
     すわってもいいですよ」……

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    いや、違いました。

    正解は、『星座 Constellation』でした!

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    動きのある、ダイナミックな作品です。
    実は、たいてい子どもたちが上に乗って遊んでいます。

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    横目で、ライバルをチラッと確認している構図。

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    「よっしゃ!
     飲みに行こうぜ!!」

    ……私には、そう聞こえました。

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    そして、町に繰り出す――

    ……デジカメの解像度は上がっても、
    「妄想の解像度」は変わらないようですね(笑)。

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    全体が収まるように、めいっぱい引いて撮影しました。

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    ん?
    まだ仲間がいました!

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    さて、この作品のタイトルは?
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    「4匹の赤いニョロニョロ」?

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    惜しい!
    『四つの生命 Four Lives』でした。


    さて、最後に、壁画の全体像を。

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    壁画のタイトルは『創造の広場』です。

    「人々がこの広場に立ったとき、空間の広さと美しさを感じて、それぞれの人に新たな創造の意欲が湧き出るような場所にしたかった。」

    という思いが込められているそうです。

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    貝のオブジェで隠れていた部分です。


    さて、今回こちらを訪れたメインの目的は、
    この展覧会でした。

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    入口だけで、けっこうな分量になってしまったので、
    続きは、また改めて書きたいと思います。


    今回は、真夏の「なんちゃってホラー劇場」と題して、怪談ならぬ「貝談」をお届けしました(笑)。

    一つのオブジェをいろんな方向からじっくり見てみるのも面白いですよ!

    そこからまた、新たなアートが生まれるかもしれません。

    きのころ流「アートの楽しみ方」でした!


    <おすすめの絵本>
    『いのくまさん』
    猪熊 弦一郎 (イラスト)、谷川 俊太郎 (イラスト, 著)、杉浦 範茂 (著)

    三越の包装紙のデザインや、上野駅の壁画などで知られる猪熊弦一郎さんの絵で構成した楽しい絵本。「こどものころから えがすきだった いのくまさん。おもしろいえを いっぱいかいた」「いのくまさんは じぶんで じぶんの かおをかく」「ほかのひとの かおをかく」「いのくまさんは とりがすき」「いのくまさんは かたちがすき」「かたちは のびる。かたちは つながる」……谷川俊太郎さんのシンプルな文章と、猪熊さんの自由奔放な絵が素敵なハーモニーを奏でるアートブック。ぬり絵のページもある親しみやすい内容で、子どもたちに絵を描く楽しさを感じてもらえる絵本です。さあ、いのくまさんの絵と遊ぼう! いのくまさんと友だちになろう!


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    関西在住。1級FP、独立系司書。50代でFIREを達成し、 何があっても「この先、生きのころー!」をテーマに 自称「マルチ・ポテンシャライター」(多趣味ライター 的な造語)として活動。今まで読んだ5000冊以上の本 から生まれたアイデアをもとに、童心で楽しむ日常 や創作を発信中。

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