9月、56歳へのカウントダウン。今日も私は、ゆっくり歩く。
楽しかった夏休みが終わり、9月がやってきました。

私は今、ロングバケーションの真っ只中にいるので、毎日が夏休みのようなものです。
それでも、朝の空気が少しひんやりしてくると、
「ああ、夏が終わるんだな」
と、季節の移ろいを感じます。
今月末、私はまた一つ年を重ねます。
そして、noteを書き始めてから、ちょうど一年。
振り返ってみると、あっという間でした。
家族を送り出し、ひと通りの家事を終える。
そのあとの静かなティータイム。

読みかけの小説を開いて、温かい飲み物をひと口。
誰にも急かされない時間が、こんなにも贅沢だったなんて。
今の私にとっては、何物にも代えがたい愛おしいひとときです。
これまでの私は、ずっと全力疾走でした。
仕事も、子育てや家のことも、人付き合いも。
「もっと頑張らなきゃ」
「私がやらなきゃ」
そう思いながら、ずいぶん長いこと走ってきた気がします。
だからでしょうか。
最近ようやく、のんびり過ごしている自分に、罪悪感を持たなくなりました。
もっとゆっくり歩いてくればよかったな、と思うこともあります。
けれど、今はそれも含めて、
「あれはあれで、私の人生だったんだな」
と思えるようになりました。
あの慌ただしい日々があったからこそ、今の私がいる。
そう思えるようになっただけでも、少しは歳を重ねたということなのかもしれません。
今日は涼しい風が吹いていたので、家中の窓を全開にしました。

夏の終わりを惜しむようなセミの最後の大合唱。
その合間に聞こえる、鳥たちのおしゃべり。
自然が奏でる音が、今の私には最高のBGMです。
先のことを考えれば、不安はいくらでもあります。
早期退職をして、失ったものもありました。
けれど、この一年で手に入れたものもあります。
それは、以前より少しだけ、自分の心の声を聞けるようになったこと。
「今日はこれでいい」
そう思える日が増えたこと。
誰かと比べなくても、自分の人生を楽しんでいいと思えるようになったこと。
56歳へのカウントダウン。
これから先、何が待っているのかは、まだわかりません。
だからこそ、あまり先のことばかり心配せずに。
今日、窓から入ってくる風を気持ちいいと思えること。
読みかけの小説を、ゆっくり読めること。
そんな小さな幸せを、ひとつずつ大切にしていこうと思います。
気負わずに。
焦らずに。
私の歩幅で。
さて。
今日の晩ごはんは、何を作りましょうか。

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