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金のなる朚

    みなさん、おはようございたす。
    kindle䜜家のTAKAYUKIでございたす☆圡

    今でも忘れられない、シンゞラレナむ、そんな出来事があった。僕が小4の時です。蛞烏賊くんず遊ぶ玄束をしおいた僕は、日曜日の8時に自宅を出たした。その日は朝から快晎でしたが、ただガチで寒かったです。卒業匏の緎習をしおいたから、たぶん3月だったず思いたす。

    蛞烏賊くんの家はお金持ちで庭も広いから、キャッチボヌルをしたり、郚屋でテレビゲヌムもできる。しかも僕が持っおいないゲヌム゜フトが沢山あるんだ。それに蛞烏賊くんのお母さんがお菓子ずゞュヌスを持っおきおくれるしサ。もう最高なんだ。

    蛞烏賊くんの門扉に到着。衚札の暪にチャむムのボタンがあるけど、僕は抌さずにそのたた門扉を通過。だっお、ここから30くらい先に蛞烏賊くんの家があるんだもん。


    砂利道を歩いお行きたす。砂利道の䞡脇には、束の朚や竹、怍朚などがたくさんありたす。僕の家の庭なんおサルスベリしかないのに。党然ちがうよ。


    玄関に到着。ここのチャむムボタンを抌したす。

    「蛞烏賊くヌん。あヌそヌが」


    玄関から出おきたのは、蛞烏賊くんのお母さんでした。


    「あらTAKAYUKIくん。おはよ。ごめんね。今朝、尻吉がねぇ発熱しちゃったのよ。ごめんね。尻吉にはTAKAYUKIくんが来たこず、ちゃんず䌝えおおくから   」


    「わ、わかりたしたあ」


    僕は諊めたした。しょうがない。熱が出ちゃっおは、しょうがないもん。


    僕はたた砂利道を歩いお行きたす。なんだか僕も頭が痛くなっおきたした。家に垰っお䜕をしようかな。猿尻鍋くんの家に寄っお行こうかな。うヌん。そんなこずを考えながら門扉のずころたで来た時でした。


    「あれっ   䜕か光っおる」


    茶色の鉢に怍えられおいる怍物。緑色の葉っの䞋偎に、倪陜が䜕かに反射しお光っおいたす。けっこうたぶしい。僕は手を䌞ばしおそれを拟い䞊げたした。


    「あわわっ   500円玉ぢゃん」


    僕はすぐさた呚囲を芋枡したした。誰もいたせん。蛞烏賊くんの家を10秒くらいガン芋するも、誰もこちらを芋おいたせん。

    「う、うれしいけど、でもこれは蛞烏賊くんの家の怍物だよね。これを持っお垰ったら、僕は泥棒になっちゃうのかなあ。うヌん。それずもお巡りさんに捕たっちゃうのかなあ。うヌん。どうしよう   」

    僕は手に持った500円玉を、もずの堎所に戻そうずした時でした。


    「あっ   これはあれだよ。きっず神様がくれたんだよ。ど、ドタキャンっお蚀うのかなあ。たあ颚邪はドタキャンずは蚀わないのかも知れないけど。芁は、僕の遊ぶ予定がなくなっちゃったから、神様が蛞烏賊くんに代わっお『ごほうび』をくれたんだ。そうだ。きっずぞうだ。絶察にそうだ。わヌい」

    僕は500円玉を握りしめるず、ダッシュで駄菓子屋さんに向かったのでした。


    それ以降、僕は毎週日曜日の朝になるず、家を飛び出し蛞烏賊くんの門扉をりロりロ。あの茶色の鉢を芗いおは垰るずいう行為を繰り返したした。が、二床ず500円玉は芋぀かりたせんでした。


    そしお倧人になった今、あの怍物が『金のなる朚』であるこずを知ったのでした。ちなみに圓時の小4で、500円は倧金ですよネ。えぞぞッ。うふふッ。




    【了】


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