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Photo byykyk8887

【家族のこと】ピーナッツになった息子さん

    ウバといいます。
    訪ねていただきありがとうございます。



    実に4ヶ月ぶりの散髪だとのことだ。


    いきなりそんなことを言われてお困りでしょうが焦らずに。ちゃんと説明します。今から話すのは、息子さんが4ヶ月ぶりに美容室に行った話です。

    小学4年生の頭髪の成長速度は凄まじいです。4ヶ月もあればドングリからマリモです。しかも真っ黒。漆黒です。漆黒マリモ。白髪ひとつない漆黒マリモです。

    そんな漆黒マリモが美容室に行ったのです。小学生をそんな漆黒マリモになるまでほったらかして、親として失格だ!とか聞こえてきそうですので、ちゃんと言い訳もします。

    わたしたち親も、息子さんを漆黒マリモにしたくてしたのではありません。ちゃんと理由があって漆黒マリモにしたのです。いや、なったのです。

    わたし達家族は、同じ美容師さんに散髪をしてもらってます。その美容師さんが出産でしばらく休まれたのです。

    わたしはその間やすい床屋さんに行ったのですが、息子さんはいつもの美容師さんしか嫌だとのことで床屋を拒否。一途です。純愛です。それに比べてわたしは浮気者です。

    他の人から髪を切ってもらっただけで浮気者とか言われたくありませんが、純愛を貫いた息子さんからしたら浮気者です。

    ですが美容師さんは出産をしたわけですから、息子さんは人妻に対して一途です。つまり浮気者です。親子で浮気者です。



    はなしを戻しましょう。



    そんなこんなで息子さんは漆黒マリモになったのです。小学4年生といえば常に全力で生きてますので、とにかく汗をかきます。汗に濡れると漆黒もずくになります。

    マリモも水中で生きてますので、汗に濡れてもマリモだろう?とか言われましても、汗で濡れたらもずくになるのです。漆黒もずくです。

    そうなるまでほったらかした親が言うのもなんですが、爽やかではないです。やはり男の子は短髪の方が爽やかでカッコいいのです。

    もちろん異論は認めます。ロン毛の方がカッコいいと思われる方もいるでしょう。ロン毛、つまり漆黒昆布が良いという方の否定はしません。

    あくまでわたしは短髪か好きで爽やかに感じるのです。今回は息子さんの意向に沿って漆黒マリモになるまでほったらかしましたが、美容室に行くとのことで楽しみにしてました。

    漆黒マリモがどうなって帰ってくるのか楽しみです。それを楽しみに仕事をしました。息子さんの散髪ひとつを、ここまで楽しみにできるわたしは良き父です。自画自賛です。


    仕事から帰宅後、息子さんは漆黒マリモからピーナッツになってまして……。なんというのでしょうか、ベッカムヘアの雛みたいな髪型です。

    わからない人に説明しますと、ベッカムヘアとは、いわゆるソフトモヒカンです。2002年日韓ワールドカップ。当時のイングランド代表デビット・ベッカムさんがこの髪型だったのです。

    甘いマスクで大人気となったベッカムさん。その髪型を真似する人が続出し、街中ベッカムヘアだらけになったのです。当時高校生のわたしはジャンボ尾崎ヘアでしたけどね。

    ジャンボ尾崎ヘアの説明までは面倒なので、わからない人はGoogle先生に聞いてみてください。

    そのベッカムヘアの雛。ソフトモヒカンのモヒカンたらしめる部分が無い。丸刈りが少し背伸びしたような髪型になっていたのてす。

    ピーナッツです。漆黒ピーナッツ。似合ってはいますし、別に変な髪型ではないのです。ただ、第一印象がピーナッツだったのです。

    「切ってきたばい。カッコよくなったやろう?」と息子さん。わたしはカッコよくなったと頭をなでました。たしかに漆黒マリモよりも断然カッコいいのです。

    「あーお腹すいたあ。あ、アレ食べよう」と息子さんが、買い物袋からバタピーを取り出しました。流石に笑いました。

    もうね、漆黒ピーナッツがバタピーですよ。オヤツのチョイスもオッサン臭いし、共喰いかよと。「うんめえ〜」じゃないよと。

    うしろで笑いをこらえる嫁さん。そうか、バタピーはお前の仕業か。お前も息子さんがピーナッツになったと思ったんだな?そしてわたしを笑わせるためにバタピーだな?と、一瞬で悟りましたよ。してやられたと。

    改めて言いますが、息子さんの髪型はカッコいいのです。このままでは行きつけの美容室が客をピーナッツにする店になってしまうので、それは避けたい。風評被害は怖い。

    息子さんの散髪ひとつで、こんなに笑い合える家族は素敵だと思いませんか?

    「アタチもにぃにぃみたいな頭にするー」と娘さんが言うものですから、わたし達は全力で否定するのでした。


    ここまで読んでいただきありがとうございます。
    漆黒マリモってなんやねん


    それでは、佐世保の隅っこからウバでした。

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