
インフル念写【毎週ショートショートnote】
インフルエンザが流行して、僕が通っている高校が学校閉鎖になってしまい、一週間ぶりに登校した。
「久しぶり」
「おう、久しぶり」
「どうだったインフル?」
「俺は喉がひどくてさ、水を飲むのも辛かったよ」
「私は鼻水が止まらなくて、かみ過ぎで真っ赤になっちゃった」
「僕は節々が痛くて眠れなかったよ」
「へえ。インフルって言ってもいろんな症状があるんだな」
「俺は足首が痛くて歩けなかったよ」
「足首?」
「歩こうとすると足首を捻っちゃうんだ」
「検査はしたの」
「うん。インフル捻挫だった」
「私は高熱が出て、頭がぼぉっとしてたわ」
「俺は悪寒が酷かったよ」
「それじゃ、高熱が出たの?」
「それがさ、寒気がするから熱い紅茶を飲もうとしたんだけど」
「それで」
「マグカップを持ったら、紅茶が凍っちゃたんだよ」
「ダジャレか!」
「うわっ、はずかしっ。たまたまだよ」
「検査はしたの」
「うん。インフルエルサだった」
「雪の女王か!」
「俺は念じたものが写真に写るんだ」
(410文字)
田原にかさんの企画に参加しています。
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