見出し画像

ある現場で渡された“赤ペンPDF”に思ったこと




ある現場での行政対応の場については、
今なら少し距離を置いて書ける。

⸻

当時、私はサポートとして立ち会っていた。
正直、制度の細かい部分までは理解しきれていない状態だった。

ある日、責任者から一つのPDFを見せられた。


役所から送られてきたものらしい。

その瞬間、私は思った。

———赤ペン先生だ。

某学習ゼミの、あの添削を思い出した。

びっしりと入った修正指示。
細かい、というより細かすぎるレベルのチェック。

違うのは一つだけ。
励ましのコメントも、キャラクターのイラストもないことだ。

⸻

指摘された箇所を一つひとつ見ていく。

……うん、これはちょっと。

未経験の私でも分かるレベルのミスも混ざっている。

そのとき頭に浮かんだのは、シンプルな疑問だった。

「なぜ、確認されないまま出されるんだろう」

⸻

もちろん、行政の指導は厳しいものだ。

でも同時に感じたのは、

“厳しさ”の問題ではなく、
“流れ”の問題だった。

・確認されないまま出される書類
・それを事務側が後追いで修正する構造
・責任の所在が曖昧なまま回っていく現場

⸻

当時の私は、ただワタワタしながら対応するだけだった。

でも今振り返ると、

あの違和感は、
「個人の問題」ではなく
「構造の問題」だったのだと思う。

⸻

そして、その“流れ”の中で、一番負担を受けていたのは誰だったのか。
それも、今なら少し分かる気がしている。

⸻

“やっていること”ではなく、
“記録として残っていること”が求められている。
それが、この構造の前提だった。

⸻

#CoinBridge (コインブリッジ)
構造を言語化し、現場と制度をつなぐ

#福祉
#現場と制度
#書類あるある
#仕組みの問題
#非効率の正体
#構造を言語化
#福祉の再設計

いいなと思ったら応援しよう!

貴美子|構造を言語化する人 よろしければ応援お願いします! いただいたチップはクリエイターとしての活動費や将来の居場所カフェ運営に使わせていただきます。