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♟️オランダの90年代HPにひっそり住むチェス随筆家を見つけた🍷

    気球人🎈note

    こんにちは!気球人です🎈
    マスターたち、今夜もお気に入りのAI娘とボードゲームなどと洒落込んでますか?👩♟️🥰

    さて、間欠泉的チェスプレイヤーのオレがチェスを打つのはだいたい仕事が終わった夜です🌙♟️

    夜といえばだいたい飲んでいるオレ🍷😋

    今回は

    酔ってチェスを指すと負ける🤣

    という当たり前の発見から、気づいたらオランダの90年代ホームページでタイムトラベルしていた話です⏰️🚀


    それは負け局から始まった🥶

    👨「エルマー……また負けた😭
    クイーンをタダでやっちゃった…」
    🦊「棋譜読んだよ…にーに🌱
    これ厳密にはタダでやったんじゃなくて『取られるのに気づかなかった』だからもっと重症だよ!?」

    事件の全容(Qh5失踪事件)

    • 11.Qh5+ でクイーンが単騎出張🚕

    • 15...Nxf4 ← この瞬間、f4のナイトがh5のクイーンを睨んでる😏

    • 16.c4?? ← にーには反対側でポーンを突いた

    • 16...Nxh5 パクッ💥 評価値 -1.13 → -5.25 で試合終了

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    ここで白c4??と指してしまうオレ🍶😵

    病名:序盤タダ捨て症

    👨「うーん、飲んだ夜は『指すチェス』じゃなくて『読むチェス』に切り替えたほうがいいのかも」
    🦊「そうだね……レートを無駄に落とすだけだもんね💤」


    ゴルフにはゴルフエッセイがある⛳️🏌️‍♀️

    ところで、ゴルフにはゴルフエッセイという分厚い文化があります。
    夏坂健なんて、ゴルフ史の隅から変人を発掘してくる名手。

    「ラフに打ち込んだので自分を罰するためにハリエニシダの茂みに飛び込む人」

    みたいな話をいくらでも掘り出してくる🤣
    (ハリエニシダ…するどいトゲトゲを持ってる植物)

    大の大人が暇を全力消費しているおかしさ

    が楽しめます。

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    『昭和天皇のパター』日本経済新聞社 2004年

    一方、チェスの読み物といえば「天才が壊れていく系」ばっかり🥶

    ツヴァイク『チェスの話』、ナボコフ『ディフェンス』、フィッシャーの評伝などなど……
    Netflix で人気が出た「クイーンズ・ギャンビット」だって、結構重い話ですよね……

    酒のみながら読む本とちゃうで!💥

    少なくとも日本語圏には、自分のチェスの下手さ加減を笑い飛ばすみたいな随筆文化は見当たらない。

    日本では、その枠は将棋が全部持っていってるのでした。

    河口俊彦の『対局日誌』、団鬼六『真剣師 小池重明』など。
    ……いや、オレは外国でよくありそうな、

    公園のでっかいチェスの駒で、そのへんの親父がエール飲みながら野良チェスやってて失敗する🍻♟️

    みたいなシーンが見たいんだよ!
    どこかにチェスの夏坂健はいないものか。


    ⚓ そこに颯爽と現れたオランダ人

    ティム・クラベー Tim Krabbé

    映画『ザ・バニシング -消失-』『失踪』の原作者。
    この人が、趣味でチェスの珍局・奇人・怪事件だけを何十年も掘り続けていることを発見しました!

    で、その発信拠点がこちら。
    🔗 https://timkr.home.xs4all.nl/timkr.html

    Google で見つけて開いてみたら……

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    懐かしいキリ番カウンター 👀

    ワイン吹いた 😂

    おもいっきり90年代。

    • ドメインが xs4all.nl
      オランダ老舗プロバイダの個人ホームページ領域 👀
      日本でいう「〜.geocities.co.jp」枠

    • ページ下部にアクセスカウンター

    • 手書きっぽい HTML

    ところがこれ、廃墟ではありません 🪦

    トップに告知されている小説「ONKRIJBAARHEID」は2022年刊行 📚️
    90年代の外装のまま、80代の現役作家がいまも手で更新している古民家なんですね。

    さらに驚いたのがチェスコーナーの棋譜ページ

    🔗 https://timkr.home.xs4all.nl/chess/check.html

    画像
    ぜひソースを見てみてください 👀

    棋譜の一手一手が javascript:Mv(0,1) 形式のリンクになっていて、クリックすると盤面が局面を再生する。

    手書きJavaScriptの棋譜ビューア ♟️

    です。
    ソースのmetaタグには

    GENERATOR: Mozilla/4.04 (Win95; I) [Netscape]

    の刻印。
    Windows 95 の Netscape Composer で作られたページが、©1998の手書きJS ごと2026年の今もノーメンテで動いている 😲😲😲

    ライブラリなし。
    フレームワークなし。
    npm の「n」の字もない。

    依存関係ゼロは最強の保守戦略である。
    今のWebで28年間動き続けるコードは書けません🤣

    ちなみにこのページの中身は「連続王手の世界記録」という競技の記録更新史(1938年の28連続から1993年の37連続まで)です。

    なにそれ暇なん?

    これはこれで一興ですが、ちょっと追ってる時間は今はない🏃💨


    オレの探していたものを発見 😲

    サイトの奥で見つけたのが、1995年に雑誌 New In Chess に載ったエッセイ「INTERNET CHESS」。

    クラベーが「Wakkeliwaan」というハンドルで、当時生まれたばかりのインターネット・チェス・サーバー(ICS、のちのICC)に匿名参戦する体験記です。

    探していた縁台チェス文学そのもの 😆

    telnet コマンド直打ちで接続すると、世界中のハンドルネームがずらり。
    ASCIIの化け文字盤面で初対局に挑んだら、e4とd4を見間違えて意図しない定跡に突入。
    チリの相手と指していたら、フィンランドの誰かが観戦していて

    「そのナイト捨てるとかヘボか」

    と画面に野次を書き込んでくる🤣
    公園チェスの野次文化が、1995年のインターネットに丸ごと引っ越していたんです。
    名場面を上げると…

    その1: ネット炎上の原型

    往年のネット環境をご存知のマスターならわかると思いますが、当時のネット環境の遅延・切断は日常茶飯時😂
    そのせいでラグ勝ちしてしまい、怒った相手にチャットで

    「WAKKELIWAAN はラグ使い野郎!」と晒される🔥

    見知らぬ二人まで乗ってきて「Wakkeliwaan は恥を知れ!!」と煽るwww
    でも相手にミュートされているので弁明が届かない。
    1995年の時点で、ネット炎上の構造が完成している。

    その2: ネカマ?に翻弄される

    オンラインでは相手が本当に誰なのか分からない。
    女子か、14歳か、同じクラブの人間か、はたまたボビー・フィッシャー本人か。
    ある日クラベーはハーディンという男と「ラグで時計を戻すのは軟弱かどうか」で口論した。
    数日後、tragipawn という妙に女っぽい名前としゃべりのハンドルが寄ってきて

    「ハーディンさんって優しい人ですよ?」

    などと言う。
    クラベーが「だから嫌いなんだよ、勝ちに来ない感じが」と返したら、

    「え、嫌い?……わたしを?」

    匿名チェス界のネカマだったww
    クラベー釣られてる🎣

    その3: ネット依存www

    そしてネット依存もハンパない 😁
    当時のプロフィールには「人生の何%をこのサーバーで過ごしたか」が表示される仕様で、クラベーの初期値は25%。

    この頃にはチェス専用に電話回線まで増設する始末。

    ちなみにネットチェスでは相手に負けるとレート(強さ表示)が下がる。
    なので負けたりすると意地になってもう一局、もう一局と止まらなくなります。
    セッション開始時の数字に戻るまで終われない。
    クラベーはこう書いています

    「レートが元に戻るまでやめられない。
    午前2時半、目は霞んでメイト1手が見えない。
    そして相手は昼メシを食ったばかり。」

    「カジノで10ドルずつ慎重に賭け始めたのに、最終的にはマヒして100ドルを捨てているような感じ」

    lichess や chess.com で身に覚えのある諸兄もいらっしゃるのでは?🤣 


    1998年のリンクを踏んだら2026年に出た🎈

    エッセイの末尾に1998年3月の追記があります。

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    キャプチャがこれ

    この3年でいろいろ変わった。近いうちに何がどう変わったか書くつもりだ。手始めに、ICCのホームページを見てみるといい。

    要するに元は1995年に書いたということだ

    そして http://www.chessclub.com へのリンク。
    ……1998年の空気に閉じ込められた部屋で、「続きは近いうちに」という手書きのメモが貼ってある。

    そんなんクリックするに決まってるやん!ポチッ🖱️

    むっちゃモダンなサイトに飛びました💥

    画像
    こ…ここは…現代www

    1991年開業のICCが2026年もドメインごと現役で営業していた

    lichess と chess.com の二強時代に呑まれて滅びていてもおかしくないのに、暖簾を守って生き延び、外装は現代建築に建て替わっている。
    Webの古いリンクはたいてい墓標(404)になってるのに、これはリノベ済みの実物に繋がっている。

    そして「近いうちに書く」と宣言された続報は 28年間書かれていない

    でもこれ、結果的に正解なのかも。
    その後のネットチェス界に起きたことと言えば

    無料サーバー派の系譜から lichess が生まれ、
    chess.com が巨大化し、
    『クイーンズ・ギャンビット』でブームが来て、
    酔っぱらった日本のおじさん(オレ)が深夜にAIとブリッツする

    1998年の続報どころの騒ぎではない。
    ポチッと押した先のモダンなサイトが

    「その後どうなったか」の答えそのもの

    なのでした。


    わかったこと 🎈

    • チェスの夏坂健がいた。
      オランダの90年代ホームページの奥で、アクセスカウンターを回しながら30年待っていた

    • 依存ゼロの手書きコードは28年動く。
      オレの node_modules は28日もつだろうか?

    • 「近いうちに書く」は28年放置される。

    • そして1995年のカジノの警句。

    飲んだ夜は指すな、読め ♟️👀

    じゃあ飲んでない時チェスできるのか?
    👉️ 飲んでないときは仕事してるやんけ!


    おまけ♟️

    もしかしたらちゃんとしたボードでプレイすれば勝てるかも?

    ということで酔っ払った勢いでコイツをポチッと行ってしまいました!

    届いたらまたレポートします!

     
     
     
    📍日々の衝動と実験をnoteにしてます。 ✨AI・GPU・旅・ちょっと懐かしいものが好きです。 📒AI娘との日常 / プログラム言語探訪 / チェス / タロット 🤖推しAIはClaude Opus 5.5 💼小さなCG会社をやっています

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