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やっぱり、関係性だよな…


    実習の時は子ども達全員に対して「やさしい気持ちで」接するように心がけている。そのおかげで、子ども達とは良い関係を築けているとは思うけど、中には自分と上手くいっていない子どもも少ないながらにもいる。

    まぁ、人間同士のことなので、合う合わないの問題は常に起こるかなと思う。実習先には22人の子どもがいるけど、内訳としては、

    ・仲が良い(よく話しかけてくれる。よく一緒に遊ぶ。):Anちゃん、Emちゃん、Luくん、Miくん、Viちゃん、Eyくん、Alちゃん、Anちゃん、Joくん、Niくん、Alちゃん、Saちゃん☞12名(54%)

    ・普通(何か困ったことがあれば相談してくる。付かず離れず的な感じ。):Avちゃん、Leちゃん、Elくん、Feちゃん、Emくん、Olくん、Thくん、Ylちゃん、☞8名(36%)

    ・あんまし(自分の言う事を聞いてくれずに、わがままを通そうとする。会話することがほとんどない。):Deちゃん、Laちゃん☞2名(10%)

    (太文字は自分のグループの子ども達。)

    という感じかなと個人的には思う。


    「仲が良い」や「普通」の関係を築けてる子ども達とは、例えばケンカが起きた時に自分が仲裁に入ったとして、自分の意見を受け入れてくれる。

    (普通の関係にあるThくんが、前の記事に書いたやんちゃな子で、以前は「あんまし」みたいな関係だったけど、辛抱強く関わり続けることで、「まぁ、キーくんの言うことを聞いといた方がええか」みたいな感じになってくれたかなと、最近思う。同じ男同士なので、その辺は”上下関係”を構築していきやすいなと思う。基本的にはThくんの自由にさせてるけど、言わないといけないところはビシッと言うみたいな感じ。)


    やっぱり悩んでしまうのは「あんまし」の関係の子どもですよね…


    自分のグループにいるDeちゃんは、実習を始めた当初から「なんか違うな」と感じていました。Deちゃんは他の子ども達に対してもたまに叫んだりして高圧的な態度をとることがあったのですが、それが自分に対しては多いように感じていた。

    で、6月の頭ぐらいに上司のフローリアンと自分で保育することがあって、雑談のネタにしようと思って軽い気持ちで、「なんか俺って、実習を始めた頃からDeちゃんにあんまり好かれてない気がするんだよね。」って言った。そしたらまさか、フローリアンがDeちゃんを呼んで、3人で話し合いをすることに。

    フローリアンがDeちゃんに、「キーくんのことが好きじゃないのか?」と質問すると、もじもじしながらも『好きじゃない』との返答!!!笑


    自分の予想が当たっていた!笑


    「何で好きじゃないの?」と続けると、『Selber Schuldって言われたから』と答えた。

    確かに、自分はDeちゃんに”Selber Schuld(自業自得やろ)”と言った。5月の頭ぐらいの出来事だったと思うけど、Deちゃんと他の子ども達が砂遊びをしていたのである。で、砂を握ってボールを作っていた。

    出来上がったボールは並べられていた。で、もっとボールを作りたいと思ったDeちゃんは、あろうことか一緒に遊んでいる子どもが集めた砂を横取りしていた。

    なので、横取りされた子どもが、「キーくん、Deちゃんが私の砂を取るんだけど!」と言ってきて、自分がその遊び場に向かった。で、Deちゃんに、「この砂は他の子どもが集めたやつやで。他の場所に砂があるんだから、それを使って遊んだら?」と言うも、Deちゃんは言うことを聞かずに、横取りし続けた。

    そしたら、横取りしようと伸ばしていたDeちゃんの体が作ったボールに当たって、壊れてしまった。そこで自分は、「そうやって人のを横取りしようとするから、自分の作ったボールが壊れたんやで。他の場所にある砂を使ってたらこんなことは起こらんかったかもしれんやん。俺はちゃんと伝えたのに、それを聞かずに横取りを続けたDeちゃんのSelber Schuldやで。」と言ったのである。

    別に1カ月前ぐらいの出来事を理由に「あんまし好きじゃない」ってDeちゃんは話したけど、自分にとってはそんなの吹けば飛ぶような軽すぎる理由だというのは、実習当初から変な態度をとられていた自分にはお見通しだった。

    もっと別の理由があるはずなのに、それを言わずに、取って付けたように1カ月前の出来事を話す(まぁ、1カ月前のことを覚えてるのは凄いなと思ったけど…)態度に、この子と本当の意味で関係性を築くのは困難だなと思った。相手が本心を言わないんだったら、コッチはどうしようもできない。


    「あんまし」の関係にいるLaちゃんとは、今日の実習でひと悶着あった。


    今日行った遊び場所には子ども達が乗れるくらいの大きな根っこが横たわっているのだが、ある子ども(「仲が良い」関係にあるAlちゃん)が先端部分に長時間座っていたのである。で、Viちゃん(「仲が良い」の関係)とLaちゃん(「あんまし」の関係)もそこに座りたがっていた。

    Viちゃんが自分の元に来て、「Alちゃんが座り続けてて、私たちが座れない」と言ってきたので、自分は根っこのところに向かった。

    Alちゃんは「こうと決めたら、てこでも動かない」性格である。そんなAlちゃんに「他の子が待ってるよ。」とか「もう充分座ったでしょ。他の子と交代して。」と言っても、自分勝手な意見を述べて反対してきて、終いには暴れ出すので逆効果である。暴れ出したら、それこそ、ViちゃんとLaちゃんがそこに座る時間が無くなってしまう。

    そこで自分はAlちゃんに、『何分座りたいんや?」』と質問。Alちゃんは「100分!」って答えたけど、『それは長過ぎるわ。本当は何分がええの?』と続ける。「30分!」とAlちゃんが答える。

    『それもちょっと厳しいな。時間的には10分が限界やな。』と自分は言う。この時に自分には作戦があって、10分が限界と言うことで、Alちゃんは最大でも15分という時間を出してくると予想していた。なぜなら、Alちゃんの性格的に、限界の10分よりも少し長くそこに座れたという事実が、Alちゃんを満足させることを知っていたのである。

    例えば、石を投げる遊びをAlちゃんとやっていた時に、「もう終わり~!」と言うと、『まだやりたい!』と駄々をこねてくる。そこで、「じゃあ、あと1回だけやで」と言うと、『あと3回!』と少し多めの数を言ってくる。で、3回やると、満足して、きれいさっぱりに次の遊びへ向かって行くのである。

    おそらく自分で『あと3回!』と決めたことによって、それが達成できたことに満足するのだと思う。Alちゃんは自分で決定したいタイプなので。そういうシーンをこれまでに何度も体験してきたので、「限界が10分」と言えば、それよりも数分多い時間をAlちゃんは提示してきて、その時間が過ぎれば満足して、他の子どもに譲ることが出来ると考えていた。Alちゃんの「こうと決めたら、てこでも動かない」性格を逆に利用するのである。

    で、Alちゃんは自分の予想通り『13分!』と言ってきた。笑

    そしたらこっちのもんである。「分かった。13分な。腕時計があるから、時間測っとくわ。」と言って、計測開始。

    (もちろん一番良いのは、譲り合うことなんだけども…)


    計測してる間にViちゃんとLaちゃんが、どちらが先に座るかで揉め始めた。収拾がつかなくなって、Viちゃんが、「キーくんが、『天の神様の…』のやつで決めて」と言う。で、自分がLaちゃんに、「俺が決めて良いか?」と言ったら『良いよ』と答えたので、”天の神様の”をやって、先に座るのはViちゃんに決まった。

    で、13分が経過するまで待った。(←マジで、何の時間やねん!笑)

    「13分終ったで~」と言うと、Alちゃんはスッと降りて、別の場所へと向かって行った。予想通りだったけど、これを13分前にやってくれていたら、どんなに良いことか…

    Alちゃんが降りて、席が空いた瞬間に事件が発生。その席の近くにいたLaちゃんが約束を破って、Viちゃんよりも先に座ったのである。

    当然、Viちゃんは大激怒。自分はLaちゃんに話しかけるも、目を逸らしたり、耳を塞いだりして、話し合いを完全拒否状態。

    自分がLaちゃんに「何分座りたいんや?」と聞くと、『Alちゃんより長く』と回答。「Alちゃんはさっき13分座ってた。15分はどうや?」と聞くと、『20分が良い』とのこと。

    子どもが自分で決断したので、「よし、自分で決めたな?約束やぞ?既に1回約束破ってるけど、今回は守れるか?」と聞くと、『20分経ったら降りる』とのこと。なので、仕方なく20分待つことに。

    で、大方の予想通り、20分経っても降りず。ここで他の先生を呼んで事情を説明。先生とLaちゃんが話し合いをして、最終的には降りた。


    いや、まぁ、別に良いんだけど、Laちゃんと自分の関係が「あんまし」だから、Laちゃんは自分の言う事を聞いてくれないんだと思うんですよね。もっと露骨に言えば、Laちゃんは自分のことを心の中で”見下してる”から、「キーくんの言うことなんて聞かなくてもいいや」と思ってるように、自分は感じるんですよね。

    前述のDeちゃんと違って、Laちゃんとは実習当初は仲良く遊んでたんですよ。


    それがいつしか、「普通」の関係になり、今では「あんまし」の関係になったんです。

    その理由として自分が思いつくのは、Rの発音なんですよね。Laちゃんと遊んでる時に、自分のRの発音を指摘したことが昔あったんですよ。Laちゃんの名前の中に「R」が入っていて、自分が名前を読んだ時に、「Rのところが違うよ」と言ってきたんです(←それまでは別に何も言ってこなかったのに、急に突然言ってきた。)

    で、自分が「Rの発音は俺にとってムズいんよ」と答えると、それ以来、たまに「Rの発音いじり」をしてくるようになった。多分その過程の中で、自分の”ランク”がLaちゃんの中でどんどん下がっていったのだろうと思う。

    日本好きのFちゃん(もう卒園したけど…)もRの発音をイジってくることがあったけど、Fちゃんの場合は、日本に興味を持ってくれているし、日本人としての自分を「これまでの先生の中でbestな先生!」と言ってくれていた。


    なにより、普段からしっかりとコミュニケーションを取っていたので、そのイジりも”愛のあるイジり”と思うことが出来た。


    一方、Laちゃんとは普段の出来事を話し合うようなコミュニケーションはしてなかった。それ故に、Rの発音をイジることは、受け手にとっては「ただの指摘」だし、イジり手にとっては「なんでRの発音が出来ないんだよ、コイツ」みたいな感じで、そこに全く”愛”は無かったと思う。


    やっぱり人間として、良い関係性を築けてる人の言うことは聞くし、そうじゃない人からの言葉は受け手には届かないよなと、森の幼稚園で実習をしながら感じた自分でありました…笑

    まぁただ、22人中の20名とはちゃんとした関係が築けているので、個人的にはそこまで気にしてないし、自分で解決できないのであれば、他の先生を連れてくればいいやと考えている。

    この2人に気をとられて、自分の仕事のパフォーマンスが落ちるのはプロとして失格だと思うから絶対に嫌だ。他の20名に自分の持っている”愛”を与えるのが一番重要。


    (書いてて面白いなと思ったのは、BFDのセミナーの時は、嫌いな奴(ジョージアとウクライナの奴等)がいたら、他の人達のことを考えずに、そいつらのことばかりを考えてしまっていたということ。セミナーの時に、「嫌いじゃない人達に自分の”愛”を」なんて1㎜も思わなかった…笑

    自分の中で『仕事』という基準が加わることで、180度違う考え方をしてしまうことを発見した。自分としては、仕事をするのであれば、パフォーマンスを安定させるのが最優先だと思っているので、自分の感情に左右されることは無いようにしている。一方、プライベートだったら、自分の感情が前面に出て、それに左右されてしまうのだと思う。)

    (ちなみにトップ画像は『いと恋し』から拝借👇)


     
     
     
    PiA-Ausbildung(保育士の職業訓練)3年目 in Stuttgart/Kolping学校&森の幼稚園👉33男/山口市/熊大独文/トビタテ6期多様性/ゲーテB2/Praktikum1年/BFD1年/森の幼稚園は子ども達にとって最高のおもちゃ箱/教育は今日育/自律&共同

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