
沖縄単車紀行(出発編)
昨日のつづき。
物音に過敏になりがちな静かなネットカフェ空間で、病気さんとバッタリ出くわした筆者。向こうはまったく気づいておらず、ここで話しかけるのは気まずすぎる状況でスルーかましてしまった筆者。シャワールームで堪えきれず爆笑しながら頭を洗う筆者。どうなってんだおい。
ネットカフェを後にし朝食を食べに。
実は昨夜のライブハウス会場で、とある方に遭遇した。
それは昨年鳥取で行われた、蟻鱒鳶ルの岡さん、途中でやめるの陽光さん、坂口恭平さんという我が心のレジェンド師匠達が登場するイベントで、会場内でたまたま話しかけてくれた鹿児島市の「食堂湯湯」の店主中村くん。「いつかお店に遊び行きます!」と言いながらなかなか鹿児島市内へ行く機会がなかったところ、同じライブを観に来ていて、話しかけると、「明日朝からお店開けてるんで、よかったらどうぞ!」とのことだったので、ネカフェを出て早速食べに行ったのだ。
早朝にも関わらず店内は満席だった。

店内で販売されているZINEやCDを眺めていると、席に案内された。お店で定番らしき鶏の汁かけ飯を注文。おいしかった。厨房で忙しなくしていたので、「またゆっくり」と声をかけて店を出る。

それから気になっていた喫茶店やカレー屋さんを巡り、ちょうど中央公園で行われていたマルシェを散見し、出店しているお店でチャイを頼み、すすりながら時間を潰す。先程記述した汽水空港イベントのトリをつとめていた鹿児島のラッパー、泰尊さんが家族で来ていた。誰かと楽しそうに談笑していたので、話しかけるのはやめておいた。
フェリーに乗るのは初だったので、少し早めの時間に駐輪場へ停めていたバイクを取りに行き、鹿児島新港へ向かう。街中から10分もかからない場所にあったのと、駐輪場のおじいちゃんが丁寧に道を教えてくれたのもあって、すぐに辿り着いた。
バイクを停め、ガードマンさんの指示通りに3階に上がって手続きを済ませる。
よくある教習所の窓口みたいな所で手続きを済ませたのだが、その横にお茶の間みたいな公式なのか非公式なのかよくわからない薄暗いスペースがあって(そこも確か「申込所」みたいに書かれていた)、その中に志村けんがコントで演じるひとみ婆さんみたいなおばあちゃんがマスクをして座っていて、ロビーの椅子でぼくが座っていると、時速2キロぐらいのスピードでヨタヨタ、ヨタヨタと行ったりきたり歩いていた。あれは何だったんだろう。幻影?

手続きを済ませると再び外のバイクの所へ戻り、ガードマンの案内があるまで待つ。ほかにもバイクの方が何人かいて、聞くと沖縄は離島も含めて何度も来たことがあるダイバーで海中の写真を撮るのが趣味のおじさんと(語彙力)、職人で八王子からハーレーで高速でここまで来て那覇まで行くのだというお兄さんで、どちらも行動力ハンパないなあ、などと話しながら思った。行くとこ行くと同類に出くわす。おもしろい。
那覇行、本部行、与論行の順番で並び(ぼくは本部)、案内に従ってフェリーに乗り込んだ。うおう、テンションあがる。

部屋は一番安い2等客室で、入ると同じように雑魚寝している方がちらほらいた。自分も同様に荷物を置いて着替えたりする。

身支度をして、ロビーへ。売店があったので早速ビールとつまみを買って飲む。

電車旅もそうだけど、やはり酒があればこそ楽しいもの。次第に杯が進み、友達と電話をし、興が乗り、いつのまにかスマホのパスワードがうまく解除できないほど泥酔し(顔認証出来なかったってことは余程酔いで顔が歪んでいたのだろう)、船の揺れか自分の揺れかわからぬままふらふらしながら気づくと2等客室のせんまい部屋でちゃんと寝てた。
つづく。