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アンパンマンのしょうがないさんに救われた話

    むっぺ

    子育て中、
    こんなことを言われたことはありませんか?

    「動画ばっかり見せちゃダメだよ。」

    それはわかっている、わかっているんだけど……
    たまには助けてもらってもいいじゃあないか!
    今日はそんなお話です。


    うちの子供たちは、みんな夜泣きがひどかった。

    それはもう、抱っこしようがお菓子をあげようが、何が気に入らないのかずっと泣き叫んでいました。

    1人目の子の時はアパートに住んでいたので、近所迷惑にならないよう、夜のドライブによく出ていたものです。

    やっと寝たと思って、抱いていた我が子を布団に下ろした瞬間…
    背中にスイッチでもあるのか目を見開き、再び夜泣き再開。
    寝不足でフラフラでした。

    いつまでこんな生活が続くのかと、
    先の見えない子育てに不安がいっぱいでした。


    そんなとき、私を助けてくれていたのが
    アンパンマンとワンワンでした。


    夜中のリビング。
    少しでも眠れるように部屋を暗くして。

    でも子守唄も歌い疲れた……。
    よし、録画したアンパンマンをつけよう。

    音量は小さめにして。
    子どもを抱っこしてあやしながら、
    画面の向こう側にはアンパンマンの世界が広がっている。

    アンパンマンはみんなが知っている国民的アニメキャラクター。
    水戸黄門よろしく、バイキンマンが悪さをしてアンパンチでバイバイキンするお決まりのパターンです。
    これがわかっているのに面白い。
    子どももアンパンマンの録画を流すとテレビに近づいていって、
    「あんぱー、あんぱーん」
    とぬいぐるみを持ち歩いていました。

    はじめは子どもが見ていてくれるので、家事の合間に横目で一緒に見ていました。

    すると段々私の方がはまってしまったのです。

    たまに人情味あふれるバイキンマンを愛おしく感じたり。

    “しょうがないさん”や”ぶたまんまん“、“おくらちゃん”などの印象的なキャラクターにはまったり。

    特にしょうがないさんの歌う歌が、当時の私にものすごく刺さりました。

    「しょうがない〜しょうがない〜
    しょうがあるけど しょうがない〜
    おちこんだって しょうがない〜
    なやんだって しょうがない〜
    おおきなこえで わらっちゃお〜
    わっはっは〜
    すぐにいいこと思いつく〜

    アンパンマン

    もうね、涙が出ました。

    しょうがないさん、そうだね、しょうがないね。
    落ち込んだって、悩んだって、しょうがないよね。

    夜泣きだって、癇癪だって、しょうがないんだ。
    だってまだ生まれてから数年だもんね。しょうがないよね。

    なんで泣くんだろう、何が嫌なんだろう。
    自分が泣き止ませられないダメな母親なのかも。

    そんなことない、しょうがないんだ!
    子どもが泣くのはしょうがないんだ!

    当時終わりの見えない夜泣きと癇癪で疲弊していた私に、しょうがないさんの歌は一筋の光を届けてくれました。


    テレビばっかり見せてはいけないと、周りの人やテレビ、本で耳にタコができるほど見聞きしていましたが、頼るのは悪いことではありません。

    今はタブレットやスマホがあるので、病院の待合室などで子どもたちは動画をみています。
    「子どもにスマホの動画ばっかり見せてる」
    と思われているかもしれません。

    でも、その時だけです。
    我が家は現在、1日2時間の時間制限内で使わせています。
    一部だけを切り取って言われることは多々あります。
    我が家の小、中学生の子どもたちには、動画視聴は家のルールの制限内では良しとしています。

    大きくなれば段々ルールを守れるようになります。
    けれども、2、3歳児にそれは難しい。
    親が選択しないといけない場面が多いです。

    夜泣きで近所迷惑になってしまう。
    電車で泣き喚いてしまう。
    お店で騒いでしまう。
    周りの目が気になりますよね。

    そんな時に動画に頼るのは一種の手なのです。
    持参したおもちゃやぬいぐるみ、絵本などと同じ、道具のひとつなのです。


    子どもたちはもう大きくなって、アンパンマンを見ることはほとんどなくなりました。

    でも我が家の録画一覧には、まだ当時のアンパンマンが残っています。
    当時集めていたぬいぐるみや指人形も残してあります。
    私を支えてくれたアンパンマンの仲間たち。
    ありがとう。これからもしょうがないさんの歌を胸に、進んでいきます。


    →次回はワンワンに救われたお話を予定しています。

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    30代後半、3人の子育て中。 アダルトチルドレンでしたが、生きづらさに気づいて脱却。自分の人生を歩めるようになるまでの過程や、まだまだ続く人生を綴っていきます。

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