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noriko_v
連作 この飽きっぽさ(十首)+
毛先まで滴る雨のようだった この感傷の出口が見えている
かなしみが呼吸している七月のすこし甘すぎるすき焼きと共に
逡巡する湖面 動画の再生も押せないきっと観たくないから
まなぶたは拒絶に似ていて手をのばす前に紡いだのは否定文
七月の憎悪を向ける こころとかいう約束もできない臓器に
もっと追いかけていたかった情動の見えない視線はわたしのだった
生きていることがうれしいそれだけのチュートリアルのたのしさだった
数瞬にも満たないこころの知識欲を埋めるための推しにしたくなかった
短詩にもならない昼の口紅がずれたみたいな、この飽きっぽさ
好きだったとだけ言わせてほしいこの、たしかなことがない言葉でも
また、十首の連作です。
飽きっぽい自分への戒めに詠みました。どうやったら推しへ心を向け続けられるのかが分かりません。一気に着火して、爆発して終わるタイプです。最初の頃はあれだけ動画とか漁っていたというのに。例えるなら、体験版だけプレイして終わるみたいな感じです。短歌とかゲームとか飽きないことはあるんですが、人を推すのに向いていないんですかね。
しばらくは、推しは作らない方向でいこうと思います。
