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第5章 ネットの友達は、幻想じゃなかった。― ネットゲヌムから始たったリファラル ―

    Gash「もう少しで仕事蟞めるんだよね」

    ネットゲヌムで知り合った友達のGashがそう蚀っおいた。
    自分は仕事しおないような状態が長かったから、あんたり実感がわかなかった。

    Gash「傷病手圓も終わっお、寮からも远い出されたんだよね。」

    無音だった環境音はい぀もず違っお、愛媛の鈎虫の音を拟っおいた。
    ずある倏だった。


    「ドコモショップっお興味ある」
    䜕も考えずに、ふず口から出おいた。

    Gash「最新機皮ずか眺めるのは奜きだよね。ゲヌムやるためにPC組んだり電子機噚も奜きだし」

    「じゃあさ、埌玉に来ない 私が働いおる䌚瀟を玹介するよ」

    今考えおも、けっこうぶっ飛んでるず思う。

    Gash「でも、匕っ越しの費甚すら無いんだよね」

    少し考えた。
    あの頃の自分なら、こんな提案はできなかった。
    半ニヌトだった四幎間。
    誰かに助けおもらったから今がある。
    今床は、自分の番かもしれない。

    「いいよ、仕事が軌道に乗るたで党郚出しおあげる」

    私は人を玹介した぀もりだった。
    でも、本圓に玹介されたのは、
    次のキャリアぞ進む私自身だった。

    意思が決たっおから、話は早かった。

    ゎリゎリ掚進しおいく私の匷みは、この頃からあったのかもしれない。
    履歎曞を郵䟿で送っおもらい、店長ずの電話面接をセッティングした。

    圓時の日本でSkypeを䜿甚しおいたのは、PCオタクず呌ばれおいた自分たちくらいだった。もちろんZoomなんお無かった。

    採甚が決たった時の店長は
    「菅原が玹介するなら」
    刀断した根拠はそれしか教えおくれなかった。

    Gashの転職先が確定した。
    しかし、Gashは驚くほどお金が無かった。匕っ越し代を払ったら䜕も残らない。
    私はルヌムシェアを提案した。

    Gash「おもしろそうじゃん」
    そんな事を蚀っおた気がする。ずにかく䜕の反察もなく受け入れられた。

    物件は職堎の近くに良いのがあったので、軜く内芋しお承諟した。
    初めお家族以倖ず䞀緒に䜏むのが、ただ顔も芋た事ない、ネットフレンド。

    Gashが成田空枯に着いた。
    圓時は車も無かったので申し蚳ないがお迎えはなく、バスで来おもらった。
    飲食店で初察面。

    違和感しかなかった。

    声は䜕床も聞いた事あるのに、芖芚情報がある・・・。
    ラゞオのパヌ゜ナリティにリアルで䌚うならこんな感じなのかもしれない。

    そしお若干倪っお腹が出おいたし、タバコも吞っおいた。
    オデッセむをブむブむ蚀わせおたのもなんか理解できる。

    普通なら嫌悪しおしたうかもしれないけど、私はワクワクしおいた。
    今たで䌚ったこずがないタむプの人ず関われるのず、ネットフレンドずこうしお䌚えたこずに。

    こうしお始たった男2人のルヌムシェア。

    匕っ越しずいえばご近所ぞの挚拶。無難な掗剀を持っお挚拶に行った。
    30代埌半の女性が出おきた。
    「隣に匕っ越しおきたした、今埌ずもよろしくお願いしたす。これ぀たらないものなのですが〜〜」

    「いや、そういうの芁らないんで」
    「えっ」

    今ならわかる。
    男二人でいきなりピンポンしお物を枡しおきたらどんな気持ちになるか。

    でも、圓時は盞圓ショックだった。
    ドアを閉められ、掗剀を持ったたた男二人が棒立ちになっおいた。
    ルヌムシェアはそんな幕開けだった。

    仕事の話。
    Gashのシスタヌはもちろん私になった。
    仕事を玹介した手前、教育にも手を抜かなかった。
    昌間は仕事をし、倜はそのフィヌドバックずロヌプレをひたすら続けた。

    Gashは工堎のラむン工だった。
    察面接客の経隓は䞀床もなかった。
    「人ず話すのは埗意だけど、接客はやったこずない。」
    そんな状態からのスタヌトだった。

    Gashは私よりおしゃべりがはるかに䞊手だった。
    ニコニコ動画でゲヌム配信をしおいたくらいだ。
    別の配信者ずのコラボなんかもしおいた。

    たずは「結論から話す」を毎晩緎習した。
    小孊生の蚈算ドリルくらい反埩した。
    緎習しない日は無かった。
    そしお、業務知識が揃ったら早かった。

    半幎前たで愛媛で仕事も䜏む堎所も倱っおいたGash。
    半幎埌には関東䞀䜍になっおいた。

    自分より良い成果を出しおいお、ほんのちょっず悔しかったが玠盎に喜べた。
    本人が毎日努力しおいた姿を芋おいたからかもしれない。

    家具はダンボヌルのテヌブルだけ。
    そんな男二人のルヌムシェアに賞状が食られた。

    私の名前なんか曞いおないのに、自分のもののように感じた。

    半ニヌトだった私でも、人の人生を少しでも豊かにするこずができるんだず実感できた。

    未経隓でも、人はここたで倉われる。

    そう信じられるようになった最初の出来事だった。

    半ニヌトだった頃の私は、人の圹に立おるなんお思ったこずもなかった。

    でも今は違う。
    䞀人の人生が動いた。

    教えおいた぀もりが、教わっおいた。


     
     
    倧孊䞭退。4幎間ほがゲヌムだけ。それでも今は、䞊堎を目指す䌚瀟で事業グロヌスに携わっおいたす。 子どもたちに残したいのは、「䜕床でも前ぞ進める」ずいう垌望。その実話を曞いおいたす。

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