
【番外編】50代、AIで心がラクになった話
正直に言うと、最初はAIに少し抵抗がありました。なんとなく難しそう。若い人やITに強い人が使うもの。そんなイメージがあったんです。
私は昭和生まれの50代。パソコンは普通に使えるけれど、特別詳しいわけでもなければ、むしろ不器用で機械は苦手な方です。
性格も感情的になりやすいし、せっかち。面倒なことは先延ばしにしてしまう。失敗を引きずることも多い。仕事や人間関係でうまくいかなかったことも数えきれないほど。若い頃はお金で苦労したこともありました。年齢を重ねるにつれて、体力も落ち、白髪も増え、疲れも抜けにくい。
そんな私が、最近AIを使い始めました。
きっかけは単純です。AIって最近よく聞くけど、そんなに便利なのかな。そのくらいの軽い気持ちでした。
最初は恐る恐るです。ChatGPTに質問をしてみても、「こんなこと聞いていいのかな?」と妙に緊張しました。でも使ってみると、意外でした。AIって、怒らないんです。何回同じことを聞いても嫌な顔をしない。変な質問をしてもバカにされない。これが思っていた以上にラクでした。
私は昔から、人に聞くことが少し苦手です。「こんなことも知らないの?」と思われるのが怖いから。だから分からないことがあると、一人で調べすぎて疲れてしまうことがよくありました。
でもAIは違いました。分からなければ、「もっと簡単に説明して」と言えば、ちゃんと噛み砕いてくれる。専門用語が多ければ、「初心者向けにお願い」とも言える。これが思った以上に助かっています。
最近では、日常のちょっとしたことにもAIを使っています。退屈しのぎに話し相手になってもらったり、近所の美味しいお店を探してもらったり、週末のちょっとした旅行のプランを相談したり、お礼状の文面を考えてもらったり、分からないことを一緒に調べたり。特別すごいことではありません。
でも、「一人で抱え込まなくていい」という感覚が少しずつ出てきました。これは私にとってかなり大きな変化でした。
もちろん、AIが人生を変えてくれるわけではありません。悩みが消えるわけでもないし、性格が急に変わるわけでもない。相変わらず私はせっかちだし、感情的になることもあります。先延ばし癖もまだあります。
でも以前より、「完璧じゃなくてもいいか」と思える時間が少し増えました。
AIって、効率化だけの道具じゃないのかもしれません。むしろ、「人に聞きづらいことを安心して聞ける場所」に近い気がしています。
特に50代になると、新しいものに触れるのが少し怖くなります。若い頃より失敗が恥ずかしく感じるし、覚えるのも大変です。だからAIも、「今さら覚えてもなぁ」と思っていました。
でも実際に触ってみると、意外とそんなことはありませんでした。むしろ、「もっと早く触っておけばよかった」と思っています。
もし今、AIに興味はあるけど難しそう、若い人向けのものに感じる、自分には無理だと思っている。そんな人がいるなら、私はこう言いたいです。
難しいことをしなくても大丈夫です。まずは雑談でもいい。今日の献立を聞いてもいい。身体の悩みを相談してもいい。そのくらいからで十分です。
50代になって思うのは、人生って「劇的に変わる」より、「少しラクになる」くらいがちょうどいいのかもしれません。
今の私にとってAIはそんな存在です。
▼けんまってどんな人?↓