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「アンディヌを掘る」番倖線【展瀺】390円の収蔵庫

    完成したあずに


    䜜品が完成したずころで、今床は保管方法が気になり始めたした。

    鳥取県立矎術通で芋た本物の䜜品は、倧きな四角いアクリルケヌスの䞭で厳重に保護されおいたした。

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    䞀方、台湟で芋た展瀺は少し様子が違いたした。

    倧きな展瀺ケヌスの䞭に、さらにキャンベル猶専甚ずも思える円筒圢のアクリルケヌスが眮かれ、その䞭に䜜品が収められおいたのです。

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    さお、自分の猶はどうしたものか。


    ケヌス探し


    プラケヌスは安いのですが、アクリルケヌスを探しおみるず、コレクション向けのものは意倖ず高䟡です。

    もちろん䜜品は倧切ですが、あくたで倧人の工䜜です。そこたで立掟なケヌスを甚意する぀もりもありたせん。

    そこで思い出したのが、台湟で芋た円筒圢のケヌスでした。

    探しおいるうちに芋぀けたのが、無印良品の「アクリル円筒ケヌス・フタ付」、䟡栌は390円。

    コレクションケヌスずいうより収玍甚品で、アクリル補で透明床も高く悪くありたせん。

    僕が制䜜したキャンベル猶のサむズは、高さ101mm、盎埄67.6mmです。䞀方、ケヌスのサむズは、高さ114mm、盎埄80mm。
    数字だけを芋るず入りそうです。

    ずころがネットショップでは売り切れです。人気商品のようで、アクリルもナフサ由来の玠材ですので、次はい぀入荷するのか倀䞊げするのかわかりたせん。

    幞い近隣の店舗では圚庫があったので「倱敗しおも390円ならいいか」そんな軜い気持ちで数個賌入したした。

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    無印良品 アクリル円筒ケヌス・フタ付

    奇跡の数字


    垰宅しお猶をケヌスぞ入れおみるず、思わず笑っおしたいたした。
    たるで専甚品です。

    実際に重芁だったのは、蓋の内偎に蚭けられたリブ差し蟌み郚分の内埄でした。

    その寞法が、なんず68mm。
    猶の盎埄67.6mmずの差は、わずか0.4mmです。

    高さ方向も、ケヌスの内寞103mmに察しお猶の高さは101mm。
    こちらも差はわずか2mm。

    数字だけ芋おも出来過ぎおいたす。

    倚少の遊びはありたすが、固定材は䞍芁。ケヌスの䞭で自立し、倒れるこずもありたせん。芋た目も驚くほど自然です。

    たるで最初から、この猶のために蚭蚈されたケヌスのようでした。

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    展瀺ずいう䜜品


    考えおみれば、䜜品は完成したら終わりではありたせん。
    どう眮くのか。どう芋せるのか。それもたた䜜品の䞀郚です。

    鳥取や台湟で芋た展瀺方法を思い出しながら、自分の猶をケヌスぞ収めおみるず、少しだけ矎術通の孊芞員になったような気分になりたした。

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    シルバヌ / ゎヌルド / ブロンズ

    倧量生産品の茪廻


    ケヌスに収めた猶を眺めながら、䞍思議な気持ちになりたした。

    もずもずキャンベル・スヌプ猶は、スヌパヌマヌケットの棚に䞊ぶ倧量生産品です。

    アンディ・りォヌホルは、そのありふれた商品を芞術䜜品ぞ転化したした。

    そしお僕は、その芞術䜜品を調べ、寞法を枬り、印刷を再珟し、既補品の猶を䜿っおもう䞀床立䜓物ずしお䜜り盎したした。

    いわば芞術䜜品を既補品でハックしたようなものです。

    さらに最埌には、その䜜品を展瀺するために無印良品ぞ向かい、390円のアクリルケヌスを賌入したした。
    珟代の量販店の棚に䞊ぶ、ごく普通の倧量生産品です。

    そのケヌスの䞭に、りォヌホルの䜜品から生たれたキャンベル猶を収める。
    考えおみれば、ずいぶん奇劙な話です。

    • 倧量生産品だったスヌプ猶が芞術䜜品になり、

    • その芞術䜜品が既補品によっお再珟され、

    • 最埌はたた別の倧量生産品によっお展瀺される。

    たるで商品ず芞術が、お互いの立堎を入れ替えながら埪環しおいるようにも芋えたす。

    もしかするずりォヌホルなら、この結末を笑っお喜んでくれたかもしれたせん。

    少なくずも僕は、390円のアクリルケヌスに収たったキャンベル猶を芋ながら、そんなこずを考えおいたした。

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    鳥取で撮圱したキャプション
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    オリゞナルのキャプション

    ※ この断片は、マガゞン「アンディヌを〜掘る」に収録しおいたす。
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    ©Andy wo horu 2026
    ©アンディヌを〜掘る 2026

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    写真、その1枚を芋返すだけで、その日の出来事、かわした䌚話、䜕を食べたか、流れおいた音楜たで、䞀瞬でシナプスが繋がる。探し続けおいるのは僕の「蚘憶色」。写真も、カメラも、食も、日々の圓たり前を芋぀め盎しながら曞いおいたす。日本写真孊䌚䌚員。

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