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「積読美術館」閉館~Letter to myself~

私はノートを開く。

そこに記された既読書の書名と
傍らに添えられた〇◎×△の簡素なコメント。

死ぬまでにあと何冊読めるのだろうか。

読書は私にとり「喜び」

様々な人生を生きることが出来る。

100 Books To Read In A Lifetime
(生涯で読むべき100冊)

好みのファンタジーの系譜を掘る。
作家で掘る。
数冊読めば、作家の描きたいテーマを解す。

流行りのエンタメ的な書籍はーーあくまで私見だがーー往々にして薄い。

やはり数十年は経過した本を選ぶ。

あれもこれも読み、本分から逸脱せず、趣味の創作をもする。

それは趣味であるはずだ。

数々の流行や、時代を象徴するタグ。

与えられたお題に沿うのは苦手だ。
戦略を練り、自分を偽ってお題に合わせ、書くのは
ーー不得手だ。

勉学でも、仕事でも、上を、上を。
日々リスキリング、アップデート、資格試験。

AIに使われるな、AIを知れ。

日々脳髄に流れこむは
心が不存在の経済と金のニュースーーいやドラマは裏にあることはあるが、字面ではとかく、きついーーばかり。

「生涯で読むべき100冊」
いつか読むだろう。

既読のものも含まれている。

だが「義務」として追い込むな

量ではなく質だ

ひとひとり
読める量には限りがある

さらに私は
いちいち感じ入ってしまうから

私は速読には向かない

情報に溢れるこの現代で…

私は窓の外を見る。

今の自分を見よ
趣味で創作できるほどに
満たされて、いるだろう

楽しいうちはいいのだが

自身の欲を勘案するな

少なくとも、今は。

挑戦は尊い
失敗するのも意義がある

ぬるま湯につかっては成長はしない

だが
いつか頭打ちにはならないか

疲れたときは
離れてもいいのだよ

休むのを是としないこの世は
日々消費されては消えていく
無数のお題を突き付ける

楽しめれば乗りかかるのが一番だ
体力があり、才もあるのであれば

それを咲かせるのが最上だ

成功は人生における無上の慶び

だが私は、今の私は
自らの愛することを
心のままに
綴りたいのだ

積読は図書館に任せよう


すでに
心には今までに触れた名作のエッセンスが
確かに、降り積もっている。

件の積読美術館は
いつか読むかも読まないかもわからない
無数の蔵書に溢れている

待っていてくれるだろう

時機が合うまで

ただし
自分の心に未読の積読美術館なぞ

願い下げだ

読めないダメさを思い知らされるから。

いいですか

自身に語り掛ける

義務ではない。

だれも
強制しては

「いない」

読まなくても

急いで書かなくても
貴方は死ぬわけではない

すでに掴んだ平穏があるはず

元気なときは乗ればいい

挑戦にどん欲なときは。

嗚呼

終わらない革新を強制する、社会よ

読書とは。
本とは。

消費する対象ではない

心を通わせ、

ーー感じ入るもの。


陽の属性を持つ、1歳半しか違わない、双子のような最愛の弟は、しかし、一言。

「ひねくれているね」


…「愛」も変わらず。

Kennie


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