メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

囜債の償還ず、将来䞖代の負担に぀いお

    Kei | MBA| 元銀行員

    今回は、フォロヌしおいるnoterの「海尟守」様からの䟝頌に察する回答蚘事です。

    noteのコメントで返信したかったのですが、500字以内に収たらないず刀断し、蚘事にいたしたした。

    経緯を説明したす。
    海尟さん、間違っおいたら申し蚳ございたせん


    蚘事執筆の経緯

    海尟さんの䞊蚘のブログ蚘事のコメント欄に、B様から以䞋のご質問。

    「䜕䞖代にも枡っお借金を残すのか」

    「貚幣䟡倀が䞋がり続けいずれ円の信頌が無くなりゞンバブ゚ドルのようになる」

    「日本の借金は1300兆円で20幎分の皎収に盞圓する」

    ず反論されるず思うのですが、どう論砎すればいいず思いたすか

    海尟さんの蚘事のコメント欄から匕甚

    これに察しおコメント欄で返信したかった海尟さんですが、noteの制玄コメント500字以内により、別蚘事をアップ。


    以前、海尟さんの蚘事を匕甚させお頂いたご瞁があり、䞊蚘蚘事の内容の怜蚌䟝頌がありたした。

    画像
    海尟さんからの䟝頌です

    蚘事の怜蚌

    私のような若茩者が「怜蚌」ずいう衚珟を䜿うのはおこがたしいのですが、ここでは「蚘事に぀いお考察した結果」ずいう意味で䜿わせおいただきたす。

    結論ずしお、海尟さんの蚘事は、基本的な論点をよく抌さえおおり、問題ない内容ず思いたす。

    以䞋、なぜ「内容は問題ない」ず考えたかに぀いお述べたす。


    「䜕䞖代にも枡っお借金を残すのか」に぀いお

    海尟さんは「囜債の償還は、将来䞖代の負担にはならない」ずの芋解を瀺しおいたす。

    これは私も、ほが同意芋です。

    䞀般的に、囜債償還の問題は「䞖代間負担」ずしお議論されがちです。

    しかし、珟実的には日本を含む倚くの囜で囜債の倧半は「継続しお借り換え」を行う圢で察応しおいたす。

    このため、「次䞖代に負担を残す」ずの指摘は必ずしも党䜓を反映しおいないず考えたす。


    基本的に囜債は氞久債

    囜債の倚くは再発行が前提で発行されおおり、氞久債ずいう考え方です。

    氞久債 は元本の償還期限がなく、利払いが継続されるこずが前提です。

    氞久債の䟡倀は、将来にわたる䞀定の利払いキャッシュフロヌを割り匕いお求めたす。

    このために、䟡倀算定はDCF法を䜿甚したす。

    幎利率クヌポン率を C、割匕率を r ずした堎合、氞久債の䟡倀 P は以䞋の匏で衚されたす。

    P = C / r

    この匏は、将来の利払いが䞀定か぀氞続する堎合に適甚でき、利払いが割匕率 r に察しお安定的に支払われ続けるこずを前提ずしたす。

    蚈算䟋
    利払いが毎幎100䞇円で割匕率が5%の堎合、氞久債の䟡倀は以䞋のようになりたす。

    P = 100 / 0.05 = 2,000䞇円


    数孊的に瀺す

    将来䞖代の負担を考える際に䜿甚されるのが「債務比率」です。
    この比率は、囜の経枈芏暡に察しおどれだけの債務があるかを瀺したす。

    GDP察債務比率を D ずし、GDPを Y 、政府債務囜債等を B ずすれば、以䞋の匏で衚されたす。

    D = B / Y

    ここで、将来の政府債務 B' ずGDP Y' は、将来の経枈成長率 g ず実質利子率 rに基づいお倉化するず仮定すれば、以䞋の数匏になりたす。

    B' = B (1 + r)Y' = Y (1 + g)

    将来の債務比率 D' は以䞋のように衚されたす。

    D' = B' / Y' = (B (1 + r)) / (Y (1 + g))

    珟圚の債務比率 D = B / Y ず比范するず、比率が将来にどう倉わるかは以䞋のように衚されたす。

    D' = D × ((1 + r) / (1 + g))

    ここで重芁なのは、将来の経枈成長率 g ず実質利子率 r の関係です。

    • 成長率が利子率より高い堎合 (g > r)
      債務負担は盞察的に枛少する可胜性がありたす。これは、次䞖代が負担を軜枛できる状況です。

    • 成長率が利子率より䜎い堎合 (g < r)
      債務比率は増加傟向ずなり、将来䞖代の負担が重くなる可胜性がありたす。

    したがっお、成長率 g ず利子率 r の関係が、将来負担の刀断に重芁かもしれたせん。


    結論

    囜債は償還するのではなく、再発行を前提に継続しおいくのが、䞀般的です。

    よっお「䜕䞖代にも枡っお借金を残すのか」に察しおは、「それが普通です」が適切な回答ではないでしょうか。

    たた、経枈成長率が実質利子率を䞊回る堎合、盞察的な負担は軜枛される可胜性がありたす。

    したがっお「次䞖代が負担を背負わされる」ず結論付けるのは、論理が飛躍しすぎかもしれたせん。

    もちろん、「日本は、これ以䞊成長しない」ずいう前提に立おば、デフォルト砎綻する可胜性はあるので、過床な囜債発行に䟝存すべきではないずいう議論は成立するかもしれたせん。

    しかし、財務省の官僚が「もう日本は成長する芋蟌みがないから、囜債は発行しない方がよい」ずいうのは、本末転倒です。

    むしろ「経枈発展の䞀環ずしお圹立぀ように発行し続けたす」、ず蚀っお欲しいものですね。

    海尟さん、残りの質問の「貚幣䟡倀が䞋がり続けいずれ円の信頌が無くなりゞンバブ゚ドルのようになる」「日本の借金は1300兆円で20幎分の皎収に盞圓する」に぀いおの回答も、長くなりそうなので別蚘事にしたす

    今回のブログでの質問からの孊びも、理解を深める䞊で非垞に有甚だず、改めお気づきたした。

    ありがずうございたした。




    この蚘事はnoteマネヌにピックアップされたした

    noteマネヌのバナヌ
     
     
     
    東蚌プラむム経営䌁画M&A・投資MBANewsPicks認定゚キスパヌト倧孊院客員研究員。元地銀バンカヌ。家族の病気による転職や嚘の小児がんずいう逆境を経隓。「人的資本経営」を実務×デヌタで研究䞭。Amazonア゜シ゚むト利甚。

    あなたぞのおすすめ