
安心して暮らすために。
熊本の地震で被害に遭われた方々のことを祈っています。
私が信頼している方は、「心配や不安は邪気になる」とよく話されます。
だから私は、心配や不安に飲み込まれるよりも、大難が小難に、小難が無難になるよう祈っています。
今回の地震を通して、
片付けしなきゃと思われた方もたくさんいらっしゃると思います。
日本は地震大国で、いつ、どこで地震が起きるかわかりません。
私が住んでいる地域は、今後30年以内に東南海地震が来ると言われています。
人間は、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ので、
片付けしなきゃなあと思ってもなかなか重い腰が上がりません。
ですが、
今回の地震をきっかけに、ぜひ片づけをしてほしいです。
どこから片付けていいかわからない。
①寝室
②頭の上
③廊下や通路
④玄関
この順番で片付けをしましょう。
私の知り合いは、東日本大震災の1カ月後に起きた地震の時に
寝室のタンスが倒れてきました。娘さんの家に避難していたので無事でしたが、避難していなければ直撃だったそうです。
家も倒壊して避難所生活になりました。
今も被災者住宅で暮らしています。
①寝室の片付けで一番重要なことは、
寝ている最中にけがをしない、部屋から逃げられる空間を作ること。
家具の固定以外に、出入り口の確保と足元の安全確保。
出入り口のドア付近に物があると部屋に閉じ込められる可能性があります。夜中に停電した時、逃げる際に足元に物があったらけがをするおそれがあります。
家具を置かないことはもちろんですが、
タンスの中に物がたくさん入っていると、倒れた時の後片付けが大変になります。エネルギーも体力もへとへとになります。
だから、枚数を決めることが大事です。
知らない人は多いけど、タンスにぎゅうぎゅうに詰め込むと衣類って飛び出すんです。
中身が重いと、揺れたときに『おもり』のようになって、引き出しを外へ引っ張り出すから。
すきまがあれば、取り出しやすいです。
全体量がわかっていると安心だし、探す手間が省けます。
例えば、4人家族ならバスタオルは家族が1枚づつ使うなら、各2枚づつ
フェイスタオルは各1枚+洗面、キッチン、トイレ、の2日分。洗い替え用も含めて約15枚
普段着のトップスやボトムは1週間分で5着ぐらい
靴下、下着類も4~5日分
少ないと思いますか?これで結構回ります。ここで断捨離もできます。
心配なら1割増しにしてもいいです。
軽いものは引き出しの上、重いものは引き出しの下へ収納します。これで防災対策になります。
②頭の上は、寝ているときに落ちてきたら危険なので、大きいものや固いものは置かない。
置時計や電気スタンドは顔に直撃したらイヤですよね。痛いし。
ガラスなら割れてけがをします。
つまりは頭の上には何も置かないこと。便利より命が最優先。
安心・安全に寝ましょう。
③廊下や通路
「暗闇でも一歩も立ち止まらずに玄関まで駆け抜けられるか。」地震が来たら大丈夫ですか?
実際にやってみるのが一番いいです。
目を閉じて玄関まで歩いてみると、廊下に物が置いてある怖さや、暗闇で逃げる難しさが体感できます。
家族全員でやってください。高齢者の方がいれば尚更です。
つい、床や廊下には買いものしてきた荷物、ウォーターサーバーのボトルやペットボトル、トイレットペーパーやティッシュペーパーのストック、缶ビールなどの段ボール、古新聞、ありませんか?
安全に歩けるか。目を閉じて、実際に歩いて確認してください。
④玄関
たたきにいろんなものが置いてありませんか?避難するゴールです。
家族全員の出しっぱなしの靴、生ごみや段ボールの一時置き場、傘立てに使っていないビニール傘、冬なら灯油のポリタンク、ベビーカーやアウトドア用品。高齢者ならシルバーカー。
全部避難の時は障害物になります。凶器にもなります。
ドアが開かなくなると閉じ込められます。
ちょっと想像してみてください。揺れている時の外へ出られない恐怖。
他にも色々片付けなきゃいけない場所はあるでしょうが、ぜひここだけは
片付けてください。
地震の後にみんなが後悔することは、
床に物が散らばって足の踏み場もなかった。怪我をするかもしれなくて動けなかった。
大切な食器や思い出の品が割れて悲しかった。
廊下や通路に荷物があって閉じ込められそうになった。
外に出るのに時間がかかって恐かった。
地震が来てから「片付けておけばよかった」、っていう後悔はしてほしくないです。
だから、後悔する前に、今できることをやっておく。
地震を教訓に片付けを始めることが防災・減災になります。
どうか、地震に遭われた方たちからのメッセージだと受け取って片付けしてください。