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気がつくと繰り返し「死」のテーマについて書いている

     最近、「私の描く漫画やブログで扱う作品っていつも一定の暗さがある気がするけど、なんでだろ?根暗だからかな?」などと思うことがありました。まあ根暗は根暗として、この薄暗さはどこからくるんだろうか。

     ちょっと考えてみて、はたと気づきました。私は「死」に関するテーマを扱うことが多い。

     人が物語を作るにあたって一般的に、そこには必ず愛か友情か死(それとお金?)がテーマに入るものだと言われます。世にある物語も大抵それに当てはまります。私はその中でも「死」に関するテーマに惹かれている気がする。

     例えば、この間紹介した『墓場鬼太郎』は死の世界を行き来する存在の物語だし、私の一番好きな映画の一つである『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』は殺人を犯す理髪師の物語です。好きな洋楽を扱ったとき一番コメントが長くなったBreaking BenjaminのThe Diary of JaneとDance with the Devilも死の匂いが強い曲で、好きな邦楽バンドであるDIR EN GREYとMUCCも死の概念が滲む世界観を持っています。

     私の描いた漫画もそうです。『黄泉ノサイメ』の主人公である梨咲は死にゆく人だし、キョウスケは死に迷う男だし、ギイドは彼岸との橋渡しをする存在です。『パラノーマル・ティーパーティー』だって死にきれない先祖を正しくあの世へ送り届ける話だし、『世にも凄惨な正餐』は自殺した妹の復讐を果たす話。『魔法使いの仮面』シリーズも、白スミレの魔女という女性の死を起点に始まる物語です。

     よく考えたら、ぬい活で扱っているぬいぐるみも悪魔のアダンだったり呪霊の真人だったり闇金業者の丑嶋社長だったり(あの物語は金と性に加えて死の匂いが強い)、どちらかというと地獄の世界側に属するといえる存在たちです。
     以前、ChatGPTに「地獄を描きながら日常を丁寧に楽しむアマチュア漫画家」というキャッチコピーを考えてもらって笑ったので採用しましたが、「地獄」とはこの世ではない死後の世界のことですよね(この世の地獄もあるかもしれないけど)。だから「死の世界を描きながら日常を丁寧に楽しむアマチュア漫画家」と言ってもいいのかもしれません。

     作り手として、愛と友情と死とお金のどれに重点を置くか?は、その人が一番心を動かされる要素になると思います。私の場合、最も思考や感慨が深まるのが「死」という概念なんでしょう。「死」について考えると、自然にそれとは逆の「生」という概念が立ち上がってきますね。「死」という概念は人を哲学的にしてくれます。

     ところで、次回作になる予定の『マイ・デモニック・ロマンス』は「恋愛」がテーマになる予定です。とすると、今回は「死」の概念の比重が低い物語になるかも。そういう意味でも、この漫画は私にとって新たな挑戦と言えるかもしれません。

     うっすら「死」の雰囲気を纏う岸川珪花、いいんじゃん。厨二病的にはいいんじゃん、いい大人だけど。岸川みたいな人を厨二病と呼ぶか、それとも哲学的と呼ぶかは、皆さんで好きな方を選んでください笑

     ここまで、読んでいただきありがとうございました。それでは、また!

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    昔よく描いていたキャラクター、ヒカゲ
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    おまけ ゆるく描いた推し:海賊房太郎
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    ゆるくしないver.
     
     
    「地獄を描きながら日常を丁寧に楽しむアマチュア漫画家」です。可愛いものと少し暗いものを同じ距離で眺めます。 漫画『パラノーマル・ティーパーティー』創作大賞2025入選、漫画『黄泉ノサイメ』創作大賞2024中間選考通過 https://lit.link/keikakishikawa

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