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離脱症状って何?「急にやめる」が一番遠回りになる理由。薬を捨てる前に読んでほしい話。

    こんにちは。けいだよ。
    今日はお部屋でゆっくりできているかな?


    「薬を飲むのがしんどいな」
    「体調が良くなったから、もう飲まなくていいかも」
    「薬に頼っている自分が嫌だな……」

    そんなふうに思ったこと、あるよね。

    私もね、正直に言うと、何度もあったよ。
    「もう治った気がする!」って勝手に判断して、ゴミ箱に薬をポイってしたくなる日。

    実際に、勝手に薬を飲むのを止めた日もあった。

    でも、その先に待っていたのは、想像もできないような「大嵐」だったんだ。


    今日は、「お薬を自分の判断で急にやめることの怖さ」と、「どうしてゆっくりやめていく必要があるのか」についてお話しするね。

    15年ひきこもって、双極性障害(躁うつ病)と付き合ってきた私が、体当たりで学んだ「生存戦略」だよ。

    お布団の中でゴロゴロしながら読んでみてね。




    お薬は「心のギプス」

    骨折をしたことがあるかな?

    足の骨が折れちゃったら、白いカチカチの「ギプス」で固めるよね。

    ギプスをしている間は、走れないし、お風呂も大変。
    すごく邪魔に感じることもある。



    でも、もし「もう痛くないから!」って、骨がくっつく前にハンマーでギプスを壊しちゃったらどうなるかな?せっかく治りかけていた骨が、またズレて、もっとひどいケガになっちゃうよね。

    心の薬も、これと同じなんだ。


    うつ病や躁うつ病になっている時、脳の中は「目に見えないケガ」をしている状態。

    お薬は、そのケガをそっと支えて、治るのを助けてくれる「心のギプス」なんだよ。



    「治った」は、お薬のおかげかもしれない

    体調が良くなってくると、「もうお薬はいらない」って思っちゃう。

    でも、それは「お薬がちゃんと効いて、あなたを支えてくれているから」体調が良いだけかもしれないんだ。


    ゲームで例えるなら、「バリアの呪文」がかかっている状態。

    バリアがあるから敵の攻撃(ストレス)を防げているのに、「攻撃が当たらないから、バリアを消してもいいよね?」って呪文を解いちゃったら……。


    一気に大ダメージを受けて、ゲームオーバーになっちゃうんだ。




    急にやめると起こる「離脱症状(りだつしょうじょう)」の正体

    お薬を急にパタッとやめることを、お医者さんは「自己中断(じこちゅうだん)」って呼ぶよ。

    これをすると、体の中で「大パニック」が起きるんだ。これが「離脱症状」だよ。

    わかりやすく言うと、「体の中がびっくりして暴れ出す」ようなもの。



    体の中の大パニック

    あなたの体の中には、幸せを感じたり、ぐっすり眠ったりするための「小さなきのこたち」が住んでいると思ってね。

    お薬は、このきのこたちに「はい、今日も頑張ろうね」って栄養を届ける宅配便みたいなもの。


    毎日届いていた宅配便が、ある日突然、一通の連絡もなく止まったらどうなるかな?

    • 「えっ!ご飯が届かない!」

    • 「どうすればいいの!? 働けないよ!」

    • 「もうめちゃくちゃだー!」


    きのこたちはパニックになって、村は大混乱。
    その混乱が、あなたの体にこんな症状として現れるんだ。


    • シャンシャン、ピリピリする: 耳の中で音がしたり、電気が走ったような感覚になる。

    • ひどい吐き気: 大好きなお寿司やピザの匂いを嗅ぐだけで、うぇっ、となっちゃう。

    • 眠れない、怖い夢を見る: 目を閉じると、真っ暗な穴に落ちるような感覚になる。

    • イライラ、ソワソワ: 理由もなく叫びたくなったり、じっとしていられなくなる。

    • めまい: 地面がふわふわして、雲の上を歩いているみたいで怖い。


    これ、本当にかっこいいことじゃないし、すごく辛いんだ。

    私も経験があるけど、外に出るのが怖いのに、家の中にいても地獄のような苦しさだったよ。とくに、シャンシャンと音が鳴りやまないのが本当に辛かった。




    「リバウンド」という大きな波

    お薬を急にやめて一番怖いのは、病気が「前よりもひどくなって戻ってくる」ことなんだ。

    これを「リバウンド」とか「再燃(さいねん)」って言うよ。

    ダイエットでも、無理に食事を抜くと、あとでドカ食いして体重が増えちゃうことがあるよね。脳も同じなんだ。



    躁うつ病(双極性障害)の私の体験

    私は躁うつ病だから、気分の波がある。

    お薬を飲んでいないと、ジェットコースターみたいに上がったり下がったりするんだ。

    ある時、「もう元気だ! 薬はもういらないや!」って勝手にやめたことがあった。 最初は、病気が治った(と思ってた)ことがすごく嬉しくて、羽が生えたみたいに体が軽くなって、なんでもできる気がした。

    「15年のひきこもり、卒業だ!」って叫びたいくらいだった。


    でも、それは偽物の元気。
    すぐに、目に見えない巨大なハンマーで叩きつけられたみたいに、深い深い闇に落ちたんだ。

    • 一日中、一歩も動けない。

    • 涙が蛇口を壊したみたいに止まらない。

    • 頭の中でずっとシャンシャンと音が鳴ってて気持ち悪い

    • 「死にたい」という真っ黒な雲が、頭の中を全部覆い尽くす。

    • 家族が作ってくれたご飯も、ただの石ころに見える。


    急にやめると、脳が「えっ、支えがないの!? 助けてー!」って悲鳴をあげて、病気の症状を何倍にもして出しちゃうんだよ。




    どうしてお医者さんは「ゆっくり」やめるの?

    お薬をやめたい時は、お医者さんと相談して「階段を一段ずつ降りるように」減らしていくんだ。

    これを「漸減(ぜんげん)」って言うよ。



    きのこの村に「予告」をする

    お医者さんは、プロの作戦会議を開いてくれる。

    「来週から、宅配便の量を少しだけ減らすね」
    「体の中のきのこさんたち、ちょっとずつ自分たちで頑張る練習をしようか」

    そうやって、少しずつ、少しずつ量を減らしていく。


    1. 100の栄養を届けていたのを、90にする。(体の中「お、ちょっと減った? まぁ大丈夫かな」)

    2. 数週間して、80にする。(体の中「ちょっと工夫して働けば、これでもいけるね」)

    3. また数週間して、70にする。


    こうやって、脳をびっくりさせないように進めるのが、一番の近道なんだ。

    急がば回れ。

    一気にやめるのは「崖から飛び降りる」ことだけど、お医者さんと減らすのは「緩やかな坂道をゆっくり歩く」こと。


    どっちが安全か、わかるよね?




    「お薬に頼る自分」を責めないで

    この記事を読んでくれているあなたは、きっと真面目で、優しい人。

    だから、「いつまでも薬を飲んでいる自分はダメなんじゃないか」って、自分を責めちゃうんだよね。



    でもね、考えてみて。
    目が悪い人がメガネをかけるのは、ダメなことかな?

    「自分の目だけで見られないなんて、情けない!」って、メガネを壊したりしないよね。メガネは、世界を綺麗に見るための大切な道具。


    お薬も、それと同じなんだ。
    あなたが、あなたらしく、穏やかに暮らすための「道具」。

    大好きなお寿司を「美味しい」と感じるため。
    ねこたちと一緒に、安心して眠るため。
    ゲームを「楽しい」と思うため。


    お薬を飲むことは、自分を大切にしている証拠なんだよ。


    「私は今、自分を治療してるんだ。偉いな」 そう思っていいんだよ。



    🌸 布団の中から、一歩踏み出したいあなたへ

    自分を大切にできるようになると、ふと「何か小さなこと、始めてみようかな」って思う日が来るかもしれない。

    15年ひきこもって、外に出るのが怖くてたまらなかった私にも、そんな瞬間があったんだ。

    お薬で心を支えながら、布団の中から指先だけで掴み取った「500円」。

    それは単なるお金じゃなくて、私が社会と繋がれた、世界で一番優しい「合格通知」だったんだ。


    もし、今の苦しさの中で「いつか自分も……」と光を探しているなら、私の泥臭い、でも希望を捨てなかった記録を読んでみてね。

    焦らなくていいよ。

    まずはこの記事を読んで、「へぇ、こんな生き方もあるんだ」って眺めるだけでも、立派な前進だからね。




    もし「もう飲めない!」と思ったらどうする?

    どうしてもお薬が嫌になっちゃうこと、あると思う。

    副作用で体がだるかったり、太っちゃったり、頭がぼーっとしたり。
    そんな時は、勝手にやめる前に、こうしてみてほしいな。



    ① お医者さんに「ぶっちゃけ」を話す

    「この薬を飲むと、喉が渇いて辛いです」
    「薬を飲む自分が、どうしても嫌いになっちゃうんです」
    「将来、子供を産みたいから心配なんです」

    どんなことでもいい。
    あなたの正直な気持ちを、お医者さんに伝えてみて。

    優秀なお医者さんなら、あなたの気持ちに寄り添って、お薬の種類を変えてくれたり、減らすタイミングを一緒に考えてくれたりするよ。

    もし、お医者さんが怖くて言えないなら、看護師さんや、病院にいる相談員さんに伝えてもいい。

    あなたは、自分の体のことについて「嫌だ」と言う権利があるんだ。



    ② 薬剤師さんに相談する

    お薬をくれる薬剤師さんは、お薬のプロ。

    「この薬、飲み合わせはどうかな?」
    「どうしてこの量なの?」

    そんな疑問に、丁寧に答えてくれるよ。

    お医者さんには緊張して言えないことも、薬剤師さんになら言えることもあるよね。




    焦らなくていい。あなたのペースが正解。

    「いつまで飲まなきゃいけないの?」

    出口が見えない暗いトンネルの中にいるみたいで、不安だよね。

    でもね、うつの波は、いつか必ず穏やかになる。

    15年ひきこもって、死ぬことばかり考えていた私だって、今はこうして、美味しいものを食べて、ねこを撫でて、あなたにメッセージを書けている。


    病気の種類や、これまでの頑張りによって、お薬が必要な期間は人それぞれ。

    数ヶ月の人もいれば、数年の人もいる。
    一生付き合っていく人もいる。


    それは、どれが良いとか悪いとかじゃない。
    「あなたが楽に生きられる方法」が、一番の正解なんだ。

    ひょっとしたら、一生飲み続けることになっても、それであなたが毎日を穏やかに、お寿司を食べてニコニコ過ごせるなら、それはハッピーエンドなんだよ。

    私も、お薬があるから穏やかでいられる。
    今は勝手にやめようなんて、少しも思わないよ。




    私から、あなたへの約束

    最後に、私と一つだけ約束してほしいな。

    「お薬を捨てる前に、一度だけ深呼吸をして、誰かに相談する」

    外に出るのが怖かったら、電話でもいい。
    誰にも言えなかったら、私のこのnoteをもう一度読み返してみて。

    あなたは一人じゃない。
    私も、あなたの体の中のパニックを経験した仲間だから。



    もし今、こっそりお薬をやめちゃっていて、体調が悪い人がいたら。

    今すぐ病院に電話して、「実はやめちゃって、辛いです」って正直に話してね。

    お医者さんは怒らないよ。
    むしろ、「正直に話してくれてありがとう」って、一緒に立て直す方法を考えてくれるはず。



    お薬を飲んでいても、飲んでいなくても、あなたの価値は一ミリも変わらない。

    今日は、ゆっくり休もうね。
    もしお腹が空いたら、大好きなお寿司やピザを食べる想像をしてみて。
    (私は、サーモンと、チーズたっぷりのピザが大好き!)

    いつか、あなたの心の中のきのこたちが、お薬がなくても元気にダンスできる日が来るまで。

    今は、優しいギプスに守られながら、等身大のあなたでいてね。




    じゃあ、またね👋


    けいより。

     
     
     
    躁うつ病(双極性障害)、15年のひきこもり、HSP、ASD、対人恐怖と向き合う日々。精神手帳2級。 病気との付き合い方を日々模索。生きてるだけで💯 150万を失ったどん底から、noteで障害年金分を稼ぐために奮闘中。 無理せず、等身大の「生存戦略」を綴ります。

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