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ちょっと手を加えるだけで

    このところ、絵皿づくりの作業スペースが夏バテ気味。
    ……というわけじゃなくて、単に手をかけすぎなんだよね。
    気がつけば、絵付けがどんどん細かくなってきた。

    それだけじゃなく、「少しは自分テイストを入れたい」
    なんて、無謀なことまで考え始めたんだ。
    これまでも、自分らしい味を出したいと
    もがき続けてきたんだけど、なんたって頭が働かないよ。

    和風の模様なんて、もう出尽くしているような気がするし
    絵皿の狭いスペースに入れるんだから
    あまり複雑なものは最初から無理。
    「簡単で、今まで誰も思いつかなかった模様」
    なんて都合のいいものは、そうそう見つからないんだよね。



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    結局は基本の模様に、ほんの少し手を加えるくらいが関の山。
    それで四角形の中に、川の字みたいな太めの三本線を入れてみた。
    それだけなんだけどさ
    自分では鬼の首でも取ったような気分になってしまったよ。

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    そんな小さな発見でうれしくなることは、実は他にもあるんだ。
    今回のミニチュア生け花も、その一つだよ。

    花材になりそうな植物はたくさんあるんだけど
    使うのはほとんど先端部分だから
    どうしても線がまっすぐになりがちなんだよね。



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    そんなもんで、ツル状の植物を見つけると急に元気が出る。
    今回見つけたのは、ランチに出かけた店の横のノブドウ。
    帰宅して萎れない内にガクアジサイと合わせて生けてみた。


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    ところが、これだけだと色の変化が少なくて
    何となく物足りないよねぇ。
    そこで、これまで使いにくそうだと敬遠していた
    庭のラミウムを思い切って使ってみたんだ。



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    花がたくさん付いていたので、少し外してみると
    バランスが崩れて逆に面白い表情になった。



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    ただ、今度は茎が長すぎるような気もする。
    それならと、さらに思い切って背を低くしてみた。
    間延びした感じはなくなったけど
    今度はまとまりすぎたような気もする。

    こんな時、生け花の型を知っていたら
    もう少し迷わずに済むんだろうね。

    それでも、ラミウムのように花がたくさん付いた植物でも
    少し手を加えるだけで表情が変わるのはうれしいよ。

    絵皿の模様も、生け花も、ほんの少し工夫するだけで
    新しい景色が見えてくる。
    そんなことを思うと
    自分の世界もちょっぴり広がった気がするんだ。

      💙💛  🇺🇦 🇵🇸  🖤💚

     
     
     
    大人になった今も小さかった頃の私が相似形のようにここにいます。その想いをつないでミニチュア陶芸作家として20年を迎えました。作るとは未知と出会うこと。夢が形になるまでのプロセスそのものが私です。まだ見ぬ小さきもの達に出会いたい。作ることは生きること!今日もわくわく日和です。

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