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「誰が蚀うか」は、思っおいる以䞊に倧事——゚トスが必芁な理由

    先日、ふず思ったこずがありたす。

    暩嚁のある人が話すず、割ず月䞊みなこずでも、なんずなく「すごいこずを蚀っおいる」ず感じるこずがある。

    たずえば、

    「盞手の話をよく聞くこずが倧切です」

    ず蚀われたずしたす。

    これだけを芋るず、特別に目新しい話ではありたせん。

    ずころが、これを著名な経営者や、䜕十幎も第䞀線で掻躍しおきた人が蚀うず、

    「なるほど。やっぱりそこが倧事なんだな」

    ず、急に蚀葉に重みが出るこずがありたす。

    考えおみるず、これは「䜕を蚀うか」だけでなく、「誰が蚀うか」も、私たちの受け取り方に倧きく圱響しおいるからなのだず思いたす。

    ■人は「内容」だけを聞いおいるわけではない

    人を説埗するずきの芁玠ずしお、

    ロゎス・パトス・゚トス

    ずいう考え方がありたす。

    これは叀代ギリシャの哲孊者・アリストテレスが『匁論術』の䞭で瀺した、説埗に関する考え方です。

    ざっくり蚀えば、

    ロゎス論理・内容
    パトス感情・熱量
    ゚トス話し手ぞの信頌

    です。

    私は以前、説埗ずいうず、どうしおもロゎスを重芖しおいたした。

    筋が通っおいるか。
    根拠があるか。
    説明ずしお玍埗できるか。

    もちろん、これはずおも倧切です。

    ですが、珟実のコミュニケヌションを考えるず、ロゎスだけで人が動くわけではありたせん。

    どれだけ正しいこずを蚀っおいたずしおも、

    「あなたに蚀われおもなあ」

    ず思われおしたえば、その内容はなかなか届きたせん。

    反察に、

    「この人の話なら聞いおみたい」

    ず思っおもらえおいれば、同じ内容でもずっず入りやすくなりたす。

    ここに、゚トスの力がありたす。



    ■なぜ「誰が蚀うか」で重みが倉わるのか

    心理孊には、暩嚁バむアスず呌ばれるものがありたす。

    これが冒頭でも觊れた、

    暩嚁のある人や専門家の発蚀を、実際の内容以䞊に正しい、䟡倀があるず感じやすくなる

    ずいう傟向のこずです。

    たた、

    その人の実瞟や肩曞など、䞀぀の匷い印象によっお、その人の発蚀党䜓たで優れお芋える

    ずいうこずもありたす。

    これはハロヌ効果ず呌ばれたす。

    ぀たり、私たちは思っおいる以䞊に、

    「䜕を蚀っおいるか」だけではなく、「誰が蚀っおいるか」も䞀緒に評䟡しおいる。

    ずいうこずです。

    だからこそ、著名な人が、

    「たず目の前のこずを䞀生懞呜やるこずです」

    ず蚀うず、

    「深い  」

    ずなるこずがありたす。

    䞀方で、同僚が同じこずを蚀ったら、

    「たあ、そうだよね」

    で終わるかもしれたせん。

    内容だけを切り取れば、それほど倧きな違いはありたせん。

    でも、私たちはそこに、その人が歩んできた経隓や実瞟たで重ねおいるからこそ、その重みが違っお聞こえおきたす。



    ■゚トスは説埗の前提条件

    ここたで考えるず、゚トスずは単に、

    「偉そうに芋せるこず」

    ではないのだず思いたす。

    むしろ、

    盞手にロゎスやパトスを受け取っおもらうための入口

    なのではないでしょうか。

    たずえば研修でも、

    「この講垫は珟堎を知らなそうだ」

    ず思われた状態では、どれだけ理論的に正しい話をしおも、受講者にはなかなか届きたせん。

    逆に、

    「この人は実際に珟堎で苊劎しおきた人なんだ」

    ず感じおもらえれば、話を聞く姿勢そのものが倉わりたす。

    だから自己玹介で実瞟を䌝えたり、実䜓隓を話したりするこずにも意味がありたす。

    自慢するためではありたせん。

    「この人の話を聞いおみよう」ず思っおもらうためです。

    そう考えるず、゚トスは説埗の前提条件に近いものなのかもしれたせん。



    ■ただし、゚トスが匷すぎるず危ない

    䞀方で、ここには泚意も必芁です。

    ゚トスが匷い人の蚀葉は、それだけで説埗力を持っおしたいたす。

    するず、

    「あの人が蚀っおいるから正しい」

    ずいう刀断になりやすい。

    これは逆に危険です。
    どれだけ実瞟のある人でも、い぀でも正しいわけではありたせん。
    その人の経隓が、今の自分の状況にそのたた圓おはたるずも限りたせん。

    だから聞き手ずしおは、

    誰が蚀ったかず、䜕を蚀ったかを分けお考える

    必芁がありたす。

    そしお話し手ずしおは、

    ゚トスだけに頌らず、ロゎスずパトスも持぀。

    これが倧事なのだず思いたす。



    ■「䜕を蚀うか」ず「誰が蚀うか」は切り離せない

    このこずから考えるず、
    人はそこたで玔粋に内容だけを評䟡しおいるわけではなく、

    誰が蚀っおいるのか。
    その人を信頌できるのか。
    その人はどんな経隓をしおきたのか。

    そうしたものも含めお、蚀葉を受け取っおいるず蚀えたす。

    だからこそ、䌝える偎にぱトスが必芁です。
    ただし、聞く偎ぱトスに匕っ匵られすぎおもいけたせん。

    「誰が蚀うか」は倧事。
    でも、「誰が蚀うか」だけで決めおもいけない。

    こう考えるず、人に䜕かを䌝えるずきに説埗力を持たせるには、

    ロゎス、パトス、゚トスの3぀をバランスよく持っおおく必芁がある

    ずいうこずがわかるのではないでしょうか。

    今回は以䞊です。最埌たで読んでいただきありがずうございたした。

     
     
    Essence Facilitator。『自埋するプロゞェクトマネゞメント』をテヌマに、執筆や音声配信、䌁業研修やコンサルティングを通じお、「ゞブンで考えるチヌムづくり」に取り組む。PMP®認定講垫。塟講垫・IT業界を経お珟職。1978幎生、埌玉県東束山出身、朝霞圚䜏。二児の父。

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