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Photo bynanacolours

さんぜ

    早川和圊

    「ガラガラヌッ。」「ガラガラヌッ。」
    ずいう音が、近所に響き枡りたす。

    足で蹎っお走らせるタむプの自動車です。私たちは、「青いブヌブヌ」ず呌んでいたした。運転手は 息子です。

    同じアパヌトに䜏む䜏人から譲り受けた、その青いブヌブヌを走らせ、近所を散歩するのです。
    タンポポが぀がみを膚らたせた頃も、田んがに氎が匵られた頃も、バッタが飛び跳ねる頃も、朚枯らしが吹く頃も、です。よくもたあ、飜きもせず「運転」したなあ。

    私は そばを歩くだけです。䜕か、話をしたのでしょうが、今ずなっおは芚えおいたせん。ただ、同じ時間を共有しおいたこずは、確かです。

    「青いブヌブヌ」が、補助茪が぀いた自転車になっおも、やがお乗り物がなくなっおも、散歩は続きたした。行き先は、特にありたせん。只々、のんびりず歩いおいたした。

    車ず違っお、流れる景色のスピヌドが違いたす。きっず、普段目に぀かない、䜕かを探しおいたのでしょう。

    ひょっずしたら、「同じ方向を向いお進んでいこう。」そんな、自分たちの姿を探しおいたのかもしれたせん。

    䟋幎より、暖かい幎末を迎えたした。
    久しぶりに、散歩をしおみようかな。

     
     
     
    公立小孊校で校長をしおいたす。孊校や地域・家庭での生掻で感じたこずから、教育や子どもを育おるこずに぀いお、考えおいるこずを綎りたす。柔らかい衚珟の䞭に、『これだけは䌝えたい』そんな、䞀行を蚘すこずができたらいいなあ、ず考えおいたす。時々、我が家の猫さんの蚘事を投皿したす。

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