隕石チャーシュー
九州のお土産にラーメン詰め合わせセットをいただいた。
とても美味しそうなラーメン。これは心して食べなければならない。最高のラーメンには最高のチャーシュー。私は生まれて初めてチャーシュー作りにチャレンジした。
こういった経緯で出来上がったチャーシューであるが、それはそれは硬くて驚いた。
どうしてこんなに硬いチャーシューになってしまったのか。敗因はいろいろと思い浮かぶ。しかし、ここでぐちぐちと反省を述べても仕方がない。もう茹で上がったラーメンに乗せて一口かじってしまったのだから、あとはもう食べるしかない。今さら後戻りはできないのだ。
くっちゃくっちゃ、くっちゃくっちゃと音を立ててしばらく噛んだが、一向に飲み込めそうにない。あの脂というかスジのところがタイヤのような弾力で、噛んでも噛んでも形を変えようとせず、赤身の部分も繊維がガチガチに固まっていて歯が入る隙間がまったく無かった。
「歯が立たないって、まさにこういうこと?”相手が強すぎて太刀打ちできないこと”ってわかってるし、今もその状況だと思う。でも今使うと”歯で噛みきれないほど硬いこと”って意味で覚えてると思われない?」と、心配する必要のないことをぐるぐると考えながら、顎を動かし続けた。そしてしまいには、左顎の付け根がメリッという嫌な音を立てて砕けた。嗚呼、私の左顎...。
硬い硬いチャーシュー。あまりにも硬いので、隕石チャーシューとでも名付けましょうか。
700gの豚肉のブロックを買ったため、隕石チャーシューも700gほどできた。いや、生成されたと言った方が正しいかもしれない。まだあとラーメン3回分もの隕石チャーシューが我が家の冷凍庫に保管されている。何日もの間、氷点下で保管された隕石チャーシュー...それはさぞかし硬かろう。想像しただけで左顎が痛む。
左顎に続いて右顎まで失うようなことがあってはならない。巨大隕石チャーシューを前に、人類はどう立ち向かえば良いのだろうか。私は映画『アルマゲドン』を今まで観てこなかったことを激しく悔やんだ。なぜ観ておかなかったんだろう。あんなに色んな人に勧められたのに。観ていればこの窮地を脱する手がかりがあったかもしれないし、まったく関係無かったかもしれない。とにかく観ていないから何とも言えない。
まあ、刻んでチャーハンに入れたらいいか。
噛めないなら刻めばいい。人間は考える葦なのだ。
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スタエフもやってます✨ぜひ聴いてみてください☺️🌷
